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ボーイズ•オン•ザ•ラン

きみが、死んで1年近くになるね。

今日みたいな大雨の日に、
家に帰らなければと使命感に駆られるのは、

なぜだろうか。

木漏れ日のカーテン、
風で揺れると、私はバカだから
きみがいるんじゃないかって思うんだ。

悲しくはないけど、寂しくはあって、
苦しくはないけど、辛くはなるよ。

自分は感情の栓を止めることを
どうしても忘れやすくて、

大好きなきみのこと
大好きなままだよ。

初めてきみと出会った日。
初めましての日。

初めてきみに励ましてもらった日。
友達の日。

寄り添って寝た日。
安心の日。

こんなに幸せな日々。
本当にありがとう。

触れたあの感触を
私の手は
まだ覚えている。

「なく涙雨とふら南わたりがは
 水まさりなばかへつるがに」

この大雨から
きみを守るから
きみも守ってね。


あなたの幻を道連れにして、
さよならを抱きしめても
追いかけさせて。

いつかそちらに行くとき、
また遊ぼうね。

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