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白玉みたいに

 文章を書きたい気持ちはあって、でもなんだか頭の中がまとまらない。そんな感じだ。

 このところ、自分の気持ちがトゲトゲしているのがわかる。疲れているんだろう。私のトゲトゲがなんとなく子どもたちにも伝染している気がする。ごめんね。子どもたちも新学期、環境の変化で疲れているはず。今ここで止めておかないと、と思うのだが、なかなかこれが難しい…。

 それでも、書き始めると少し気分が落ち着いてくる。不思議なものだなあ。私のトゲトゲを抜いてしまって、柔らかいなめらかな白玉みたいになりたい。

 白玉と言えば、私が白玉団子を初めて食べたのは、大学生だった。東京のおじさんが日本料理のお店をやっていて、そこに食べにいった時、初めて食べた。つるんとして、モチっとして、とてもおいしくて驚いた。それまでの私は、白玉っぽいものといえば、祖母の作るお彼岸の団子しか食べたことがなかった。お彼岸の団子は、団子粉を使って、まんまるにして茹でる。お彼岸の団子もおいしいけれど、白玉と比べるともちゃっとしていて、つるんとした感じがない。そして柔らかさも白玉の方が格段に柔らかい。

 子どもが小さい頃は、お月見の時に白玉団子を作って、お月様にお供えしたりしていたけれど、このところ食べていない。久しぶりに、作ってみようかなあ…。ツルツルもちもちの白玉を作って、みんなで食べて、トゲトゲを無くしてしまいたい。

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