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23.9.28 本の選び方

編境(北千住 共同書店)で質問してくださった方がいたので、書いてみます。読む本をどうやって選んでるかについてです。

本との出会いは、人との出会いと似ていると思います。無数の本があって、そのなかの何かで出会えた本が、自分にとって大切な本になる。
人との出会いには偶然はないと、ぼくは思っています。本との出会いもそんなふうに感じています。人生のなかで、会うべき人、出会うべき本は、自分の深いところで心は知っているのではないかと思うのです(人や本だけでなく、すべてにおいて)。
だから、自分の心(ハート)の声をきくこと、自分の深いところの心とのつながりを大切にすることが、よい人、よい本との出会いにつながるのではないかと思っています。
そのためには、心を穏やかに、なにかに没頭したり、ぼくだったら滝をボーっとみたり、木を彫ったり、会いたい人と本音で話してみたり。自然のなかに流れる時間や大きさのなかに身を浸して、少し勇気を出して心をひらいてみて。そんなことが大切ではないかなと思っています。
そうして心をクリアにしていると、たとえば本が浮き出て(光って)みえたり、なんとなくここに行きたいと思ったり。惹かれるままに素直に行動してみると、いい本や人、素敵な出会いがあるような気がしています。


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