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踊り子⭐️

2012年3月23日の記事


有名なドガの踊り子の絵です。

これはエトワールという踊り子たちの中でもNo.1の花形の踊り子さんがパリオペラ座の舞台で踊ってる姿が描かれてます。


少し前に天海祐希さんがパリのオルセー美術館を案内する番組がNHKBSで放送されていて、録画してあったのを昨日の夜見ました。その中で、この踊り子の絵が取り上げられていました。

この絵が描かれた19世紀後半はまだまだ女性の社会進出は難しく、そうした中バレリーナの仕事は女性が自分で身を立てることができる数少ない職業だったそうです。

なので、踊り子たちの多くは貧しい家の出身でした。オペラ座の劇場の中には踊り子たちの練習場所があり、そこにブルジョア階級のおじさんが出入りして見学したり、彼女たちに声を掛けてパトロンになってあげたりできるシステムになってたんですって☆★
今では、芸術性高いバレエというものが、性的な商売にも少しつながる内容の文化だったということでしょうか。

ドガも父親が銀行家でオペラ座の会員権というのを持っていて、それで踊り子の練習風景などを自由に見て回り、たくさんの絵を残すことができたようです。

そのような状況下、ドガが踊り子達を見つめる目はとても愛にあふれているように思います。他のたくさんの踊り子の作品には一生懸命練習してる子の脇の方で、疲れてやボーッとしてる子なども描かれています。


何とか頑張って生きていこうとする踊り子たちを愛しく思っていたのが、絵から伝わってくるような気がして、私は何だか優しい気持ちになりました^^)**

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