苦手の克服

 長女が会社の健康診断を受けました。公共交通機関で行きづらい場所のため、私が送迎。娘ひとりで受けてこられるので、私は待ち時間に買い物へ。

 いちばん最初に健康診断を受けた時は、受付までついて行きました。軽度知的のため、初めてのことや場所には本人に確認した上で、私が付いていくことが多いです。「うまくできないかも」と不安に思う時は「付いてきてほしい」と言います。

 思えば長女が小さい頃は注射が大嫌いで、予防接種を受けさせるのが大変でした。小学6年生になっても大泣きして、私のひざの上に座って受けたがったぐらいです。

 わりと最近知ったことですが、子どもは皮膚の痛点の間隔が狭いため、大人より注射の痛みも強いそうです。それなら、あの嫌がりようも仕方なかったなと納得。

 そんな長女も、成長とともに注射が平気になり、今では健康診断の採血もスムーズに受けています。注射や採血の様子を横目で見られるようになったそうです。

 介護職のため、インフルエンザやコロナの予防接種は必須です。注射嫌いだとツラいと思います。

 ちなみに看護学生の二女は、子どもの頃から注射は平気でした。嫌いだったのは吸入。気管支炎で吸入をすることが多かったのですが、頑として口を開かず。

 入院した時にその様子を見た看護師さんが、いろんな果物の製菓用エッセンスを持ってきてくれました。これには二女はもちろん、私もワクワクしました。エッセンスを垂らしてもらった吸入は、そばにいてもいい香りで癒されました。 こんな楽しい工夫で、その後は喜んで吸入をするように。

 苦手克服はなかなか難しいことですが、どうしても避けて通れないことは、気持ちの切り替えや工夫で乗りきれるといい。時間が解決してくれることもありますし。

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