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季節感って大事 【エッセイ?】

やぶれかぶれですが、いちばん叫びたいことを書きます。
今わたしが投稿し続けている長編小説は2023年、すなわち今年の夏を舞台にに創作したものです。
4月から書き始め、夏が来て、自分の中にだけある謎の締め切りに焦りながら。
暑い!
とにかく暑い!
あんたたち(登場人物たち)熱中症にならないでね!
ストーリーが面倒くさくなるから!
という圧力をこめて書いて書いて書いて…
気がついたら作品内の日付である9月5日が来てしまいました。

やばいどうしよう、現実の時間に追いつかれてしまった。
ごめん、あんたたち(登場人物たち)の9月がその後どうなったか私は知らない。
ごめん、残暑が終わりそう。
ごめん、なんかハロウィンのグッズが店に並び始めちゃった。
謝りながらようやく物語の結末をまとめたころにはもう、作品内で重要な役割を果たすソフトクリームやらかき氷やらは見たくもない、寒風が吹く季節が訪れていました。

この夏のサバイバル感が果たして伝わるのだろうか、読者は楽しめるのだろうかと自信が持てないまま、投稿し続けました。
他の方の作品でそんなに季節感を気にしたことなんてないんですけどね。
なぜ自分の作品では季節感のズレについていけないんでしょうか。

タイトル画像にソフトクリームが使えないのは痛恨でした。
使ってはいけないルールなんて全然ないんですが、私がいやだったんです。寒いから。
絶対に使いたかったのに…読み直してても寒いんですよ。
ジョークが、とかじゃなくて、いやジョークも寒いのかもしれないけど、とりあえずあんたら(登場人物たち)、あったかいもの食べてくれないかな?
冷房にあたるのやめてくれないかな?
あんたらは高校生だから木枯らしの中でも平気で生足で歩けるんだろうけど、こっちは電気毛布出したところだからね。
などとぶつくさ言いながら、ささやかな抵抗としてたい焼きやら蒸したまんじゅうやら手焼きせんべいやら揚げかまぼこやらの画像をあさって載せていました。

作品前半の12月の場面をいま投稿できたら良かったのに。
どうして12月のエピソードを10月に、9月のエピソードを12月に投稿してるんですかね。
ああ、かなしい。
でも来年まで待つなんて私にはできなかったんです。
どうしても今、この物語がうまれてきた熱が冷めないうちに、狭い狭い私の中から外に出してやりたかったんです。
今日、物語の時間がちょっとだけ過去に戻って、12月のエピソードを投稿できたんですが、どういうわけか今日にかぎってめっちゃあったかい。
汗ばんじゃった。
なんなの、もう。

明日からまた夏のシーンに戻るのかと思うとぞっとしますね。
私は校正するだけでも作品世界にいったん(体感が?それとも精神が?)入場しないといけない体質なので、一刻も早く誤字を発見して現実に帰りたいと思いながらせっせと続きを手直ししています。
読者のみなさんが季節感に左右されない体質であることを祈るばかりです。

というわけで時間が戻ってる12月のエピソードはこちらです。⬇

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