関東インカレ エントリー


男子1部 長距離種目 日程


5月9日
14:30 男子1500m予選
17:50 男子10000m決勝


5月10日
12:55 男子1500m決勝
18:20 男子5000m予選


5月11日
15:15 男子3000mSC予選


5月12日
9:15 男子ハーフマラソン決勝
12:05 男子3000mSC決勝
15:50 男子5000m決勝

5月9日〜12日の4日間にわたり、関東学生陸上競技対校選手権大会(通称:関東インカレ)が開催されます。1部校、2部校、3部校(大学院)に分かれ、競技が行われますが、日大は1部校として本大会に臨みます。日大選手がエントリーされている1部長距離種目の日程は上記のようになっており、今年は全日程で日大選手を応援できそうです。それでは、競技開始順にエントリー選手を簡単に紹介していきたいと思います。

1500m
予選→5月9日14:30 (2組5着+2が決勝進出)
決勝→5月10日12:55

エントリー選手
予選1組 山口聡太② (PB 3:47.34)
予選2組 山口彰太② (PB 3:51.81)

この種目には双子の山口兄弟がエントリー。1組にエントリーされた弟の聡太選手は昨年も関東インカレ1500mに出場。昨年は予選13位と悔しい結果に終わっただけに、この一年で成長した姿を見せたいところ。資格記録は組7番目ということで、予選突破を狙える力は持っていますが、当然ながら1500m専門の選手が揃っているので、ラスト勝負よりはロングスパートの展開になった方が予選突破の可能性が高まりそうです。2組にエントリーされた兄の彰太選手は昨年の関東インカレは5000mにエントリーされながらもDNS。そこから復帰戦が3月の立川ハーフまで伸びましたが、いきなり距離を詰めた復帰2戦目の1500mでB標準を突破する辺りは高いポテンシャルを感じます。記録上は予選突破も一筋縄では行かない相手が揃っていますが、その中で眠っている潜在能力を引き出してほしいですね。



❷10000m

決勝→5月9日17:50

エントリー選手
安藤風羽④ (PB 28:44.65)
大橋優④ (PB 29:16.28)
冨田悠晟③ (PB 28:44.98)

チーム内上位の記録を持つ上級生3名のエントリーとなったこの種目。日本人エースの安藤選手は3年連続の10000mエントリーとなりました。今年度はまだレースに未出場と状態は不透明ですが、万全であれば入賞争いに絡む力を持つ選手だと思います。その安藤選手と自己ベストでは遜色ないタイムを持つ冨田選手も順当なエントリーとなりました。昨年の関東インカレはハーフマラソンで苦しい走りとなりましたが、力をつけた今年は一味違った姿を見せたいところ。ちなみに、資格記録では安藤選手が14番目、冨田選手が15番目のタイムとなっています。力は確かなだけに、共に直近の日体大記録会DNSが今大会に照準を合わせている意図的なものであることを願いたいですね。順当な2選手とは対照的にやや意外なエントリーとなったのは大橋選手。学生ハーフチーム2番手と、トラックよりロードの印象がある選手なだけに、このエントリーは驚きました。学生ハーフ以降、レースへのエントリー自体もなかったので、状態は全く読めませんが、この1走に懸けているようだと面白いですね。



❸5000m
予選→5月10日18:20 (2組10着+4が決勝進出)
決勝→5月12日15:50

エントリー選手
予選1組 シャドラックキップケメイ② (PB 13:20.86)
    山口聡太② (PB 14:10.55)
予選2組 高田眞朋② (PB 14:08.25)

2年生3名のエントリーとなりましたが、予選1組には大エースのシャドラック選手が登場。4月に2度出場した日体大記録会では共に最終組で1着を勝ち取っており、目下絶好調。他の有力留学生が1万mとのWエントリーになっているだけに、ここは尚更負けられない戦いです。同じく予選1組にエントリーされている山口聡太選手は1500mとのWエントリー。競技日程を考えると、1500mで決勝に進めば、5000mは欠場ということになりそうですが、出場するならば自己ベストを更新して予選突破を狙っていきたい。2組にエントリーされた高田選手は今伸び盛りの選手。4月の日体大5000mでA標準を突破しました。流石に相手は強力ですが、ラストの切り替えはできる選手なので、中弛みの課題を克服できれば、予選突破も十分に視野に入ると思います。

❹3000mSC
予選→5月11日15:15 (2組5着+2が決勝進出)
決勝→5月12日12:05

エントリー選手
予選1組 岡田祐太④ (PB 9:05.70)
    山室陽太② (PB 9:06.62)
予選2組 山口月暉③ (PB 8:51.20)

4月の東海大日大対校戦で1.2.3フィニッシュを達成した3名が順当にエントリー。予選1組にエントリーされた山室選手は昨年もこの種目に出場して1組10位。今年は4月に5000mで自己ベストを更新。直近の日体大10000mを欠場した点は不安要素ですが、根本的な走力は向上しているだけに、好調であれば予選突破も十分に狙っていけると思います。また、東海大日大対校戦を制した岡田選手も予選1組にエントリー。その時の力を発揮できれば、予選突破は十分に狙えるのですが、その後4月の日体大2レースで見せ場もなく、後方でのフィニッシュになってしまった点は気になるところ。少しでも状態を戻してレースに臨み、予選突破を目指したい。予選2組にエントリーされた山口月暉選手は昨年7位入賞の実力者。東海大日大対校戦では岡田、山室選手の後塵を拝しましたが、その後の日体大5000mでは大幅自己ベストをマーク。感覚さえ取り戻せば、今回も当然入賞候補ですし、表彰台まで手が届く可能性もある選手だと思います。課題のラストで成長を見せられるかも注目です。



❺ハーフマラソン
決勝→5月12日9:15

エントリー選手
大仲竜平③ (PB 64:24)
鈴木孔士③ (PB 63:54)
滝澤愛弥③ (PB 65:22)

意外なエントリーとなったハーフマラソン。2年連続となった大仲選手は昨年チームトップ、全体20位の成績を残しました。復調途上である今年は状態面にやや不安が残りますが、持ち味の安定感・粘り強さを武器に、少しずつ前を拾う走りを見せてほしいです。昨年ブレイクした鈴木選手も粘り強さが持ち味。ただ、箱根以来、精彩を欠く走りが続いているのは気になるところ。絶好調だった昨年秋冬シーズンの走りができれば、入賞争いも期待できる選手ですが、どこまで状態を戻しているか注目。今年度のブレイクを期待したい滝澤選手は10000mの資格記録でハーフマラソンにエントリー。故障が多い選手ですが、昨年末からは継続的にレースに出場できるようになっています。関東インカレは1年時に5000mで出場しましたが、万全の状態でレースに臨めず、悔しい走りに終わっただけに、今回は万全の状態でレースに臨んで、納得のいく結果を残してほしいです。

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