11/26、12/2 日体大記録会振り返り

投稿が遅くなってしまい、申し訳ございません。11/26と12/2に行われた日体大記録会の結果一覧と結果に対するコメントの投稿になります。今回の日体大記録会では多くの選手がPBを更新し、箱根予選の結果が決してフロックではなく、確かな実力がついたことを証明できた良い機会になったと思います。気づけば箱根本番まで1ヶ月を切りましたが、チームの目標である「襷を最後まで繋ぐ」ことを達成すべく、今回の記録会で得た収穫と課題を日々の練習に活かしてほしいと思います。

11/26 日体大記録会

男子10000m2組
1着 原塚達己④ 30:13.15 PB
6着 山田拓人コーチ 30:30.35
7着 夏井翔大① 30:30.76 初
11着 荒木日成② 30:41.38 PB
27着 安丸颯太② 31:51.52
29着 高田眞朋① 32:36.32 初

4年生寮長の原塚選手が素晴らしい走りで1着フィニッシュ。上尾に続く自己ベスト大幅更新で、チーム全体に勢いを与えています。大学初レースとなったルーキー夏井選手は山田コーチのアシストもあり、組7着の好走。来年以降の成長が楽しみな選手です。荒木選手も上尾ハーフに続いてのPB更新。以前に比べて粘り強さが増しており、少しずつ状態が上がってきている印象です。秋季シーズン3戦目となった安丸選手、大学初レースとなったルーキー高田選手は今回苦しい走りとなりましたが、次走以降の立て直しに期待したいです。


男子10000m6組
4着 山中泰地④ 29:25.47 PB
8着 天野啓太① 29:33.63 PB
30着 小路翔琉② 30:36.76 PB

こちらも4年生が好走。山中選手が上尾ハーフに続いて大きく自己ベストを伸ばしてきました。着順が示す通り、タイム以上に内容が良好で、最初で最後の箱根駅伝出場も見えてきたと思います。ルーキーの天野選手も上尾に続いての好走。山中選手共々連戦で結果を残すのは素晴らしいです。レースで外さない強さは今後主要大会において武器になってきそうで、今年の箱根16人にも入ってきそうですが、その先、来年の全日本予選で走りを見てみたい選手です。小路選手は序盤こそよく見えましたが、まだ良い頃の状態には戻ってなさそうでしょうか。スピードはチーム上位のものを持っているだけに、今後の復調を期待したい選手です。


男子10000m7組
19着 中澤星音② 29:38.33 PB
26着 松村謙吾② 29:49.92 PB
27着 岡田祐太③ 30:38.39 PB

この組でチームトップとなったのは中澤選手。7000m付近まで集団につけた収穫、またそこからの粘りという課題も見えたレースでしたが、ひとまず29分台を記録できたのは一安心です。松村選手は3000m付近から首が振れて苦しい走りになっていましたが、そこからの粘りは見応えがありました。上尾の疲労もあった中で、大崩れしなかったことは収穫だと思います。岡田選手は世田谷ハーフに続き苦しい走りになりましたが、この悔しさを次走以降のレースに繋げてほしいです。


男子10000m8組
6着 久保昇陽④ 29:04.31 PB
18着 大橋優③ 29:16.28 PB
22着 山口聡太① 29:26.49 PB
25着 土井拓実④ 29:44.17 PB

トラックでの安定感が高い久保選手がこの組チームトップの好走。最終盤でトップからはやや離されましたが、終始余裕があった印象で、ペース次第では28分台も狙えたと思います。箱根駅伝のメンバー入りもほぼ確実と言えそうです。2番手の大橋選手は自己ベストを1分以上更新。8000m付近まで先頭集団に食らいつけており、課題と思われたスピードが確実に強化されています。箱根駅伝の走りがより楽しみになってきました。ルーキーの山口聡太選手は終盤の走りを見る限り、現状スタミナに課題がありそうですが、それでも現時点でこのタイムを出せていること自体は大きな収穫だと思います。土井選手は逆にスピード面に課題が見受けられますが、集団から離れた後半5000mも15分フラット近くで走れていた点は流石といったところで、箱根に繋がるレースはできたと思います。


男子10000m9組
6着 冨田悠晟② 28:44.98 PB
7着 鈴木孔士② 28:47.23 PB
26着 大仲竜平② 29:39.31

期待の2年生トリオが出場しましたが、日大勢最先着は冨田選手。常に集団の後方の位置取りで、集団が割れた際は先頭集団と差が開くこともありましたが、最終的には先述した順位・タイムという素晴らしい走りでした。箱根は希望する6区での走りを見てみたいですね。鈴木選手は冨田選手とは対照的に、スタート直後から3〜5番手付近の位置をキープ。記録を狙う姿勢が伝わってきましたが、やはりしっかりと結果を残してきました。距離が伸びてより良さが出そうな選手ですし、箱根の走りも楽しみです。2選手から離された大仲選手は28分台のスピードについていけず、PBを逃す悔しい走りになりました。力はある選手ですし、今後の巻き返しを期待したいと思います。


男子10000m10組
11着 西村翔太④ 28:34.38 PB
19着 安藤風羽③ 28:44.65 PB

先着したのは西村選手。終盤のペースアップには対応しきれませんでしたが、西村選手自身も前後半の5000mがほぼ変わらないラップでフィニッシュ。地力はやはり現チーム日本人選手でNo.1でしょうし、箱根主要区間での走りが楽しみです。初の28分台をマークした安藤選手は7000mまで西村選手に食らいつく走り。そこからの落ち込みは今後の課題ですが、明らかに状態が悪そうだった箱根予選から状態を上げてきていそうなのは一安心です。


NCG男子10000m
1組 シャドラックキップケメイ① 28:19.58

シャドラック選手含めて5名の出場となり、記録を狙うには非常に厳しいレースになりました。結果として終始シャドラック選手が引っ張る展開になりましたが、その中で1着を勝ち取れたことは収穫ですね。今回が消化不良に終わった分も箱根駅伝での大爆走を期待したいと思います。


12/2 日体大記録会


男子10000m4組
15着 山口月暉② 29:22.23 PB
25着 片桐禅太① 29:48.75 PB

11/26の日体大でDNSだった2選手が出場。山口月暉選手は3000m付近で転倒に巻き込まれましたが、その影響を感じさせない走りでPBを30秒以上更新。8000m以降の粘りに課題も見られましたが、着順な成長を遂げている選手だと思います。一方の片桐選手は上尾の疲労やスピードレースが久々という影響もあったか、常に集団最後方の位置取り。その中で中盤まで良い粘りを見せてくれましたが、終盤はやや苦しい走りになりました。ただ、PBは更新していますし、今後の飛躍に繋がるレースはできたと思います。

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