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シャドウの投影

今回はユング心理学を元に
「シャドウの投影」というテーマで
書いていきたいと思います。

9/12 加筆修正

シャドウとは

シャドウは文字通り「影」。
ユング心理学で扱われる概念です。

子どもの自我が形成される時に「否定されるもの」。
悪いことを批判することで自分の価値体系を形成します。
この否定されたものが、シャドウということになります。
そして無意識の奥に追いやったものです。

簡単に言えば
自分の無意識に潜む「悪魔」と思えばいいでしょう。

小説『ジキル博士とハイド氏』では
ハイド氏はシャドウということになります。

なお、ハイド氏の場合は
否定があまりに強くなり
影が独立した人格として動くようになった
二重人格のパターンです。

シャドウの投影

シャドウの投影とは何かというと
自分の欠点や問題を他人に「投影」して
それが自分の問題でないかのように感じること
です。

人は他人を見ているようで
実は自分自身を見ているみたいです。
鏡を見ているのと同じです。

これ、私も気づかないうちに
けっこうやってしまっているんですよね。
自分を棚に上げて他人を批判する。
そして、そのことに気づかない。

他人への批判、攻撃やいじめは
だいたいシャドウの投影と言われています。

投影の引き戻し

投影の引き戻しとは
シャドウの投影をやめるのではなく
実は自分のシャドウの性質だと気づくことです。

相手を批判しているのではなく
自分の中の悪魔を批判していることに気づく

気づいてどうすればいいかというと
そのまま丸ごと肯定するというよりは
自分にそういう性質もあるよねと
俯瞰して気持ちを観察することですね。

自分の内に潜む悪魔の居場所を探してあげる感じです。

そして、その気持ちの理由を
探すのもいいかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました😊
いつも沢山の「スキ」をありがとうございます!励みになります!


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