前回、自分の気持ちを綴ってから、気がつけば1ヶ月経ってしまっていた。 頭の中を整理するための日記にするつもりが、 「なにか意味のあることでなければいけない」という思いが壁となり、 書くことからも、考えることからさえも逃げていた。 しかし、ふと立ち返ってみれば、ここに私を知る人はいない。 つまり、格好つける必要はないのである。 知らない誰かが、自分の気持ちを吐露していたところで、 「ああ、そうなんだ」と思えばいい方で、次の日にはきっと覚えていない。 言っていることが、
人によって、世界の焦点は違うと思う。 友達とあるゲームの話をしたとき、 実際にプレイしたことがないと言っていたのに、 登場キャラクターの話をすると、「こんなふうだったよね」とサラサラ絵を描く。 髪の毛の色に留まらず、 どのようにセットされたスタイルなのか、 どのような布で作られた衣装が、どのようなモーションで動くか、 その色は、模様は……。 驚くほどに正確に記憶していて、 同時にそのイメージ通りのものが、手元からアウトプットされる。 一方で、つい数時間前までプレイして