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虹は本当に7色か?

“人は言葉を介さないと物事を認識出来ないのではないか”と自分は考えている。

かつての日本では虹は5色とされていた。これは別に虹の色自体が変化したのではなく、人々の認識に変化があったから。きっかけは英国の物理学者ニュートンによる光の研究。

 “ 7 ” という数字はラッキー7などと言われるように縁起のいい数字として今でも定着しているが、当時の西洋においても神聖な数字だった。
ニュートンは虹の色が無限に変化していることを知っていながらもこれに習って “ 7 ” という数字にこだわり、虹の色は7色であるという認識が広まった。

虹は7色であると決めつけて見ると本当に7色に見えてくるのだから不思議なものだ。
では無限に変化する色を全て知っていれば虹は何色に見えるだろうか?

この世にはなんと約1677万色あるそうで、健康な視力などいい条件下では、人間は約100万もの色を識別できるそうだ。

だが日常生活おいてそんなにも沢山の色を認識しているかと言われたら、そうでは無い。山吹色という言葉を知らない人にとってそれは黄色あるいはオレンジとして認識される。

このように、
『人の認識は言葉に基づいて行われている』

であれば自分は多くの言葉を学んで、たくさんの物事を認識できるようになりたい。日常で感じたちょっとした変化に小さな喜びを感じながら生きたい。そんな豊かな人生を送っていけたら幸せだと思う。



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