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図面を描くのが楽しくて仕方ない

サラリーマンは好きな事ばっかりやれないのは昨日言った通り。新入社員として入社した頃、4月は理系文系一緒になって合宿形式でマナー講義、社内文書と社外文書、名刺交換の練習とか、それこそまったくはじめからやるのである。当時バブル入社組は男女合計80名だった。ちょうど今頃の季節。

それから5月になっていきなり設計部に配属される。当然図面の練習で、当時普通に手書き図面。数字を書いたりコンパスで円を描いたり。こんな感じで約一年で、先輩の補助的な仕事を渡される。ほんとに面白かった。

数年後事務所に2次元CADが4台導入される。電卓が要らないし紙が節約できる。自分の直感で形が出来上がる。たったの4台なので先輩社員が使う。わたしは彼らが帰ってからCADを使わせてもらう。面白くて毎日深夜まで仕事する。
それから設備の手配指示、特殊仕様部品表作成とか、事務作業。紙の帳票で手書き指示。これが嫌だった。面白くない。コスト計算も面白くないがのちのち役にたった。
で、そのあと実験グループにまわって製品の評価をする。これも肌に合わない。組み立てたりバラしたり手を怪我したり感電したり。
やはり嫌な仕事でも黙って従って給料をもらわなければいけない。その時の五人家族を養うために。

今は子供は家を出ていき、妻は居なくなりひとりぼっち。もう無理して嫌な仕事も酷いハラスメントをするカスどもと一緒に仕事する必要は無い。

なので自由に好きな設計ができるので自腹で高価な3次元CADの長期ライセンスを購入し図面を描いて部品を作る仕事をしている。
なんて幸せなんだわたしは。

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