見出し画像

わたしを懲らしめたサルの毎日

わたしを退職に追いやった同僚サルの毎日を説明する。彼は超バブル期1992年入社の55歳になる。仕事では目立った成果は無くコバンザメ的な生き方で、大きな力にずっと頼り続けてボーッと生きてきた。なので出世とかしない一般職。でも彼はそれが望みなのだ。たとえば部下ができても指示したくないし上司から意見されたら適当にあしらって反発し、陰で悪口を言う陰湿な輩で、そんな性格なので当然のごとくお嫁さんとか来る筈が無い。それよりも彼は実家暮らしなので、典型的子供部屋おじさん。好んでこのスタイルをしている。引きこもりの一向聴ってところだ。そんな彼は生きていてももう楽しいことがない。毎日無味で鷹揚のない平凡でつまらない毎日を過ごしている。そんな月曜日朝。いつもと変わらぬ朝を迎えいつもと同じような朝食。バナナとリンゴ。サルの大好物。会社に到着して仕事開始。観察していても何やってんだか。仕事してますアピールしながらなんか遊んでる。ああ、毎日退屈だ。今週も惰性の無意味な時間だ。そんなところで仕事がすごく出来るわたしが職場に現れて、とーっても目障りで邪魔だ。そうだ、暇つぶしと欲求不満解消に丁度良い。いじってやれ。そうだ何人か集めてこの鬱陶しい奴を侮辱して足蹴にして踏みつけて邪魔してやる。ふたりの仲間と共同して懲らしめてやる。そう決意した月曜日だった。定時にさっさと帰って子供部屋おじさんになって部屋に籠り、最近見つけた中華製AVをおかずに自慰をするのだ。彼はサルなので無限エンドレスなのである、これは彼の唯一の趣味である。未婚の童貞55歳で子供部屋おじさんは明日も奴をいじめてやるんだと決意する。ああ毎日たのしー🐵

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?