ここまでのロッテの戦いとこれからへの想い

プロ野球が開幕してからロッテの話題についてほとんど書いていませんでしたが、そろそろ書こうかなと思います。まあ順位も順位ですし、触れたい頃合いなんですよね笑

では現在の順位をおさらいしましょう。
1位ロッテ
2位オリックス
3位ソフトバンク
4位日本ハム
5位西武
6位楽天

なんと我らがマリーンズは現在2位と2.5ゲーム差の首位!これはうれしいですね!この時期に首位に立っていること、そして2位にそれなりの差をつけていることは自分がロッテファンになってから経験があったかどうか。
しかも今年は開幕三連敗スタートだったことを考えれば本当にこの順位は考えられないところですね。

では今この順位にいれる要因を考えてみます。
まあそもそもこの順位にいれることはチームの現状を考えれば不思議でしかないんですよね。
その理由としてはやはり離脱者が多すぎることが要因です。
今主力として期待していた選手では投手で石川、小野、二木、野手では荻野、藤原、高部、山口が怪我で離脱中(山口は実践復帰)です。佐々木朗希も抹消はされていませんが二週間実践から離れていることを考えればこちらも主力の離脱と言えるかもしれませんね。
元々ロッテは選手層の薄いチームで、これだけの主力の離脱者が出てしまうと戦えないのが普通のはずなんです。
しかし今のロッテは引き分けを挟んで6連勝中。藤原の離脱後で考えても5連勝中なんです。本当に不思議でしかないんですよね笑

その主力が多くいないチームを支えてくれているのがやはり投手陣でしょう。
現在一軍登録されている投手のほとんどが本当に頑張ってくれていますが、やはりその中でも小島、西野、種市、ペルドモ、益田、西村の働きは別格かなと思います。

小島は昨年悔しいシーズンとなったと思います。一昨年に自身初の二けた勝利を達成し、気分良く迎えたはずの昨季は打線の援護に恵まれずに防御率三点台にもかかわらず3勝どまり。小島だけで8つの借金を背負ってしまいました。
自分としては打線に恵まれない部分が多かったのはありますが、やはり勝負所で失点したり、点を取ってもらった直後に失点するシーンも多く、さらに球数が多くなるわりに長いイニング投げられていない印象もあり、守備のテンポも悪かった印象があり、他ファンはわかりませんが3勝11敗に大きな違和感はなかった気がします。
しかし今年は違いますね。開幕戦こそ栗原に痛いスリーランを浴び、学びがないと思いましたが、それ以降のピッチングはまさしくエースのそれでした。
小島はランナーを背負いながらのピッチングが多いですが、ここぞの場面でしっかりと抑える、先頭打者を出してもゲッツーをとる、そしてしっかり長いイニングを投げ切る。安定感とはまた違う、安心感というか、抑えてくれるだろうという気持ちにさせてくれるピッチングをしていると思います。
これって簡単じゃないですよね。すごいことだと思います。
また今年は打線の援護もしっかりとあり、現在5勝でハーラートップなのも頷ける活躍をしてくれています。

西野は昨年トミージョンからの復帰のシーズンで中継ぎとして活躍してくれました。防御率こそ一点台でしたが西野の投球に安定感はなく、正直出てくると不安になっていました。
その西野が今年から先発復帰、トミージョンの前のシーズンの先発での活躍があったので面白そうとは思いましたが昨年の投球的に先発では不安だなと思っていました。
そして案の定ホーム開幕戦、三連敗から巻き返しを狙う試合の先発だった西野は初回に日ハム野村に手痛い一発を浴び、初回からテンションは下がってしまいました。
しかしその後、ポランコのロッテ移籍後初ヒットとなるツーランで追い上げるとあれよあれよと逆転。西野もなんやかんや5回4失点で勝ち投手。チーム内今季初勝利を飾ってくれました。
その後も決していい内容とは言えない投球も勝ち運に恵まれる形で常にハーラートップに君臨。先発ローテをしっかりと守り、そしてだんだんと安定感を取り戻し、先日の楽天戦では完投勝利も飾ってくれました。
だんだんとトミージョン前の西野のスタイルに戻りつつあり、まだまだここから調子が上がっている可能性も考えられるので本当に西野の活躍はチームを支えてくれていると思います。

種市も西野同様トミージョン明けのシーズンで、昨年から復帰はしていましたがこちらは今シーズンから本格的な一軍復帰のシーズンです。
やはり種市は魅力的なストレートと切れの鋭いフォークでバッタバッタと三振を奪っていくスタイル、ロッテファンを魅了してくれています。
今季初先発のホークス戦では4回で10奪三振という離れ業をやりながら栗原のホームランの1失点で敗戦投手に。それでもその圧巻のピッチングにロッテファンはすごい期待を希望を見たと思います。
その後も球数が多くなりイニングが食えないながら奪三振の山を築き、そして西野同様投げるごとに調子を上げていき先日のオリックス戦では9回1失点と素晴らしい投球。投げ合った相手が宮城だったこともあり勝ち負けはつきませんでしたが本当にパフォーマンスも上がってきて夢を与えてくれる存在になっています。
その後抹消はありましたが明日のホークス戦で先発予定で、まだ怪我明けなので大切に、それでもって投げる試合では圧巻の投球をしてほしいです。

ペルドモ、益田、西村は勝ってる試合をしっかりと勝ち試合に導いてくれています。ペルドモはHP数トップ、益田はセーブ数トップ、西村はいまだ失点なしと圧巻のブルペン陣。澤村がちょっと安定感がなく危ない投球が続いていますが、しっかりと勝ちを積み上げられているのはこの選手たちの活躍あってこそだと思います。
今回はこの三人をピックアップしましたが、週二回のプルペンデーで二勝してくれたプルペン陣全員の活躍があっての首位なので、この順位にいれるのはまさしく投手陣全員のおかげと言えると思います。

ただすごいのは投手陣だけではありません。荻野高部藤原山口と1~4番に座っててもおかしくない4人が抜けてなおチームが勝てているのは、なんやかんや点を取ってくれている野手陣の活躍もあってこそだと思います。
特にチーム内首位打者だった藤原が抜けて以降はなぜか7点5点6点6点11点と打線がつながっています。
その野手の中でも茶谷、池田、岡、安田の活躍は大きいです。
特に茶谷池田岡は藤原が抜けてから本当にチームを救ってくれています。
この三人がいなかったら藤原が抜けてから一気に落ち込んでいてもおかしくなかったはずです。
ただ自分、この順位にいれるのはこの選手たちのおかげというわけではないと思っています。
では誰のおかげか、それは中村奨吾とポランコの活躍が大きいと思っています。
両選手とも開幕前から主軸を担う期待をされながらなかなか結果が出ず、苦しい開幕だったと思います。
しかしチームが状態を上げてきたのと同時にこの二人もだんだんと状態が上がってきています。
まだ数字的には物足りませんが中村は打率が2割台にのり、5月の月間打率は3割を超えています。ポランコはまだ打率自体は低いですが、5月に3ホームラン、9打点と得点力という観点では期待している活躍をしてくれています。先日スリーランを2発放った安田も月間打点は9なので、ポランコがより多くの試合で打点を稼いでくれているのがわかると思います。
今チームは池田、友杉、藤岡の一、二番が出塁して中村、茶谷、ポランコ、安田の三、四、五番で返す形ができており、また下位打線では岡が出塁してバントなどで得点圏に進めて一点をとる野球ができています。

とまあ現状ロッテは怪我人続出ながら投手陣の踏ん張りと低調だった野手の復調と生きのいい若手の融合がいい具合にかみ合っている状態だと思います。野手陣の数字だけ見ればなぜ点をとれているのだろうと感じていますが、やはり中村ポランコが少しずつ状態を上げて、チャンスが潰えていたクリーンナップが得点を生み出しているのが大きいのだと思います。

まだまだこれから交流戦がありオールスターがありと、シーズンの半分も過ぎていないのでどうなるかはわかりませんが、投手陣はとにかく安定感を保ちながら、野手陣は若手は調子の維持、低調組は復調、怪我組は万全の状態での復帰と皆が皆やれることをしっかりとやっていくことで今のような戦いを続けていってほしいです。

今の段階でこの位置にいれれば、優勝争いは加わっていけますし、チームが上位を争って行けばファンも球場に多く入り、一体感が生まれてくると思います。今はまだ運がいいだけだと正直思っていますが優勝目指して交流戦、その後を頑張ってほしいです。

ではさようならー。

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