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6.5弾環境青クロコダイルについて

1.はじめに

2023年も終わりに近づく12月29日にこの記事は書き始めました。第6弾が発売され、筆者の周りでは新リーダーである「黒モリア」「緑黄ヤマト」「緑黒ペローナ」「レイジュ」そして、前環境からの「青黒サカヅキ」「黄カタクリ」が主なメタとなってきています。第6弾のカードとしては、黒の8モリアがあらゆる黒系デッキに採用され、物量で押していく多面環境を形作っている感じのようです。また、緑黄ヤマトを意識してか、低コストブロッカーの採用も増えていると感じています。また、6.5弾であるスターターデッキも発売されました。私はまだ黄黒ルフィとしか対戦できていませんがかなり強いデッキでした。これからのメタの変化が楽しみです。
さて、今環境での青クロコダイルの立ち位置はというと、前環境より少し悪くなったと思います。というのも、青クロコの苦手とする1枚のカードから複数枚のカードを展開するカード(8モリア、4レベッカ)、速攻を持つカード(ホーディ、7イチジ)と対面することが増えたためです。これらのカードを連打されるだけでツラいため、今環境で勝ちにいこうとしているなら、青クロコを使うことは基本的に避けるべきだと思います。
ここからは、6.5弾環境での自分の構築を解説していきます。ただ、何が正解か自分でもまだ掴めていません。青クロコダイルはその特性上、かなり柔軟に構築を弄ることができます。プレイヤーによって構築の方針は大きく異なるでしょう。今回は一つの参考例として見ていただけると幸いです。

2.デッキリスト


6弾環境 青クロコダイル

デッキの方針としては、「とにかくキャラを並べる」「手札増えてきてきたらローまたはプリン」「10カイドウで耐久してプリンと供にリーサルへ」です。

3.前回から抜けたカード

第5弾次に採用していて今回不採用としたカードをいくつか解説します。解説しなかったカードについては、基本的に解説したカードとほとんど同じ理由で不採用になっているか、単純にカードパワーのインフレに追いつけなかったかのどちらかです。

9ミホーク、7ドフラ、7そげキング

ピン除去兼アタッカー

全て弱いカードでは無いのですが、他のリーダーの展開スピードが速いため(コスト踏み倒しが多すぎます)、出している暇がありません。前環境では、紫ルフィが大きなアクションしか取らないデッキだっため、これらのカード1枚でテンポを取れていましたが、今環境では3,4ターン目あたりから5000~7000のキャラが2~3体並んでくるため、1枚バウンスしたところで、状況の改善に繋がらなくなりました。

三千世界、業火拳銃

ボトムバウンス除去イベント

上とほとんど同じ理由で不採用となりました。レッドロックは強力なカードではありますが、現環境で最もよくみる高コストキャラというと、8モリアです。出ただけで、2枚分のボードアドバンテージを取られてしまうため、6ドン使ってモリアを対処してもキツい状況が変わりにくいことが多々ありました。三千世界も4ドン分を除去だけに使うのがキツいことと、キャラを優先して出す際に、手札で腐ってしまうことが多かったため、不採用としました。

ミス・オールサンデー

イベント回収

構築を見ていただく分かると思いますが、イベントが入っていません。よってこのカードも不採用となります。効果の発動タイミング上、イベントを使ってからでないとただ3コス1000ブロッカーなのも正直使いにくかったです。またイベントがそこまで強力でなくなってしまったことも理由の一つです。

4.今回新しく採用したカード

デュバル

対ヤマト後攻1ターン目の最高の動き

5.5弾のカードで2コストブロッカーでありながら1000カウンターとトップ3枚を確認することができます。前回も書いた気がしますが手札要求度の高いこのデッキにおいて先のプランを考えられるトップの並び替えは重要だと考えます。また、後攻1ターン目に出せれば先行2ターン目ヤマトの8000リーダーアタックをブロックできます。

シーザー・クラウン&スマイリー

ある種の除去耐性を持つ5000アタッカー

黒デッキが跋扈する今環境、レストでないキャラも簡単にKOされてしまいます。低コストキャラが出した次のターンまで残っておらず、ボード差が開いてくると早い段階で「詰み」かねません。シーザーは1度KOされてもデッキからスマイリーをアクティブで場に出すことで相手に更なる処理を要求できます。スマイリー自身は決して強いカードではありませんが、仮に手札が5枚だと1ドン付けただけでパワー7000でアタックすることができます。シーザーを出すことで最低1回分の攻撃を高い確率で確保できます。またシーザーがアタックによってKOされた場合KOさせたキャラに逆襲することもできます。アツいですよね。
しかし、現実はそう上手くいきません。KO以外の豊富な除去手段を持っているサカヅキ対面ではスマイリーが出ることも、スマイリーが次ターンまで生き残ることも期待しないほうが良いでしょう。


第6弾の青プールで最も強力なカードと思ってます

引き直しを強要させるカード。相手によっては手札枚数を3~5枚減らさせることができます。自分は最大で一度に手札10枚→5枚にさせたことがあります。サーチカードの複数使用により手札が減らない相手に対しての強力なメタカードとなります。相手の手札7枚以上あるときは、積極的にプレイしていくようにしています。アタック前にプレイすることで運がよければ攻撃を通しやすくすることができるのも魅力です。防御系のカウンターイベントを構えている相手にプレイすることで作戦を瓦解させることができます。リーサル前に4ドンでプリン、4ドン-でブロッカーバウンスの動きが強力です。多くの対面で最低でも1回プレイしたいので4枚採用しています。多くの場合ケアされません。相手の意表を突きましょう。
忘れないようにしたいのが、プリンによって相手の手札の質が良くなることもあるということです。自分も4プリンで戻させたイベントを、5枚ドローで引き直されるという事態を経験したことがあります。デッキの残り枚数にも寄りますが、5枚ドローは大抵何かしら強いカードを引かれているという想定を持っておくといいかなと思います。

ギオン

4コスパワー5000の2000カウンター

4ミホークと同様の高いスペックを持つカードです。面で押さなければ勝てない相手では結構プレイすることが多いです。効果は青ナミにはかなり刺さります。それ以外でもカウンターイベントは構えていることがわかりやすいため、先にギオンをプレイしてからアタックしていくという択を取ることができます。

トラファルガー・ロー

お試し枠

現段階で試運転中のカードです。プリンと同様ほとんどケアされていないカードなので、登場時効果は使えることが多いです。ライフレースをひっくり返す可能性を秘めているカードで相手の想定を覆すことができます。ライフを減らすことは相手にカウンターを強要させることに繋がります。6コストパワー7000というスタッツを見てもそこそこ強いです。

5.重力刀・猛虎が入っていないことについて


カードゲームにおいて重要な1対2交換ができる

非常に強力なカードだと思います。簡単に1体2交換ができ、しかも多面環境とも相性が良さそうに見えます。しかし、本デッキでは猛虎を不採用としています。理由は、「コストが重い」「かゆいところに届かない」からです。まず、7ドン使って2枚除去するとこちらはほとんどキャラを展開することができません。つまり、相手のキャラが減り、こちらは展開できずにターンを渡すことになります。こうなると、相手はキャラを展開しやすくなり、また展開してきます。すると返しのターン、こちらは相手のキャラ数>自キャラ数の状況に向き合わなければなりません。これが数ターン続いてくるとアタック数の差が開き始め、手札が減りジリ貧になります。また、今環境を定義している8モリアはこのカードの範囲外です。モリアの返しとしては機能しません。

このカードが活きるのは間違いなくレイジュ対面だと思います。自分もこれ一枚で4レイジュを2枚ボトムに送ったことがあります。しかし、イチジを指定できないことが尾を引き、結局負けてしまいました。また、レイジュ側はサーチが優秀なため、すぐに見つけてきます。何度もこのカードを使っていくとライフレースに間に合わないというのが真実かと思います。しかし、青クロコユーザーの方々で、レイジュには微有利が取れるという意見の方もいましたので、私自身がまだ下手なだけなのかもしれません。

本デッキの方針としてはキャラを展開してゲームを早く終わらせにいき、相手の長期戦プランに乗らないこととしています。よって勝ちに繋がるアタッカーの展開やアタックを優先してしたいため、不採用としました。

6.このデッキは強いのか?

自分で言うのもなんですが弱いです。黒モリア、ペローナ、サカヅキにはギリギリのところまで持ち込めましたが、やはりカードパワー、デッキ内のシナジー差で押し負けてしまうことがほとんどです。全環境でもそうですが、いわゆるブン回りにとても弱いため、たとえばレイジュ対面だとイチジ&レイジュ連打で簡単に負けます。除去積んでないのもキツいです。5キッドなどの放置するとマズい系が処理できずに負けることもあります。今後構築を見直すかもしれません。
いわゆる「わからん殺し」はかなりできます。プリン、ローは初見の相手では今のところほとんどケアされませんし、青クロコダイルという情報を少なさから何をしてくるかわからないという状況にはできます。(それが強いかは別として)

7.終わりに

今後は各対面との相性や戦術について暇なときに加筆していく予定です。興味がありましたら、また見に来てください。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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