マウイ島山火事～被害拡大原因は電線？～
美しい観光地、ハワイ。
の、マウイ島。
マウイ島の大規模森林火災、歴史的な町ラハイナの惨状 地元住民らが撮影 - BBCニュース
山火事が強風で広がり、沿岸部のラハイナを燃やし尽くした。
山火事の原因は自然発火と人的原因による発火がある。
山火事・森林火災は温暖化と関係ある？事例や発生原因を解説 (ecotopia.earth)
最近、山火事は深刻化している
山火事は乾季のない熱帯多雨林では火災は少なく、乾季のあるモンスーン地帯、夏に乾燥する北方林、地中海の低木林、少雨気候のサバンナ及び草原において火災の発生頻度が高い（図1）。これら火災が発生しやすい地域は、世界の陸地面積の約40％を占めている。
気候変動により、今まで山火事が深刻化しなかったような地域でも深刻化している。
→2021年サハ共和国の山火事
ロシア 21世紀最大の森林火災 ｜WWFジャパン
送電線が原因？
強風などで送電線が切れて落下し、そこから発火することはよくあるようです。
大規模な山火事が頻発するカリフォルニア州では、過去最大規模の山火事の原因が送電線だったことから、PSPS（public-safety power shut-off)と呼ばれる計画停電が頻繁に実施されている。
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「山火事の原因は送電線」、電力会社を集団訴訟 写真3枚 国際ニュース：AFPBB News
着れた導線からの発火のせいで被害が広がってしまうのですね。
マウイ島の場合もこのケースが起こってしまったということでしょうか。
電力会社が責任を問われています。
小野解説委員 「2018年、カリフォルニア州で火事が発生し、85人の死者が出ました。原因は電線だったのです。高圧の電線が損傷して地面に落下して、火が起きました。『今回も同じではないか』というのです。街には頭上に電線が張り巡らされていますが、突風によって切れたり、樹木が倒れてきたりして、電線から火花が散ってさらなる火事につながったとの見方があります」
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そもそもリスクのある場所である？
社会動態もハワイの山火事をはるかに危険なものにしている。最も大きな危険に晒されているのは、人間によって開発された地帯が植生とがぶつかる境界である「原野と都市の境界面」（WUI）に暮らす人々だ。
カリフォルニア州パラダイスの町はまさにWUIと言える領域で、建物と建物の間に多くの植生が点在していた。「ハワイのほぼすべてのコミュニティは、原野と都市の境界面にあります」と、管理組織のピケットは言う。「つまり、ハワイはWUIだらけのようなものです。すべての開発地が原野地域に隣接しているか、原野地域に囲まれているのですから」
したがって、急速に広まる山火事の影響を受ける場所に多くの人が暮らしていることに加え、乾いた草の上をクルマが走り、キャンプファイヤーや花火が日常的であるなど、そもそも発火源が多い。
マウイ島において火災をもたらした要因は、世界各地の山火事と同様にひとつではない。総じて言えば、山火事が悪化した原因は気候変動である。
温度が上がった大気は、土地からより多くの水分を吸収できるようになった。さらに気候変動によって干ばつの頻度、期間の長さ、そして激しさが増した。このため、土地を湿らせるための水分がそもそも少なくなってしまったのである。
ここに強風が加わる。ラハイナでは時速80マイル（同約129km）の突風により、炎が毎分1マイル（約1.6km）のスピードで広がった。そして急速に広がる火災が発生するには、火花ひとつで足りるのである。
観光客にとってはただのバカンスのための場所でしかないかもしれないが、
住んでいる人たちからしたらたった一つのホーム。
元通りになる日は来るのでしょうか？
米メディアによると、不動産開発業者が、被災して生活に困ったラハイナの住民らに接触し、土地を買い上げようとしている。グリーン氏は業者の動きを「略奪的行為」と批判し、安易に売却に応じないよう住民に呼びかけた。１５日の記者会見では、被災地の不動産取引を一時的に差し止める可能性にも言及した。
マウイ島では建設用地が不足し、住宅価格が高騰していた。
山火事、日本にいるとあまり深刻な災害ではないから、いまいちイメージがしずらいところがありますが、、
炎が襲ってくるというのは恐ろしいですね。
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