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完璧(1日1雑学)

本日の世界ウェルター級
4団体王座統一戦見ましたでしょうか?

まさに、クロフォードの完璧な試合運び
が光っていましたね。

かんぺき、と正確に漢字で書ける人は
どれほどいますでしょうか?

余裕よ、っていう人が続出しそうですが、
身近な知り合いに1人もいないのではないかと
言えそうです。

それもそのはず、完璧の璧、壁(かべ)だと
思っている方も多いのではないでしょうか。

完璧という言葉は中国で古くから
伝わる話をもとにしてできた故事成語です。

その昔、秦国の昭王が趙国の恵文王
に趙国の「和氏の璧(かしのへき)」
という翡翠の宝玉と、秦にある15もの
お城を交換しようと持ちかけた際、
小国の趙は強国の秦の申し出を無下
にはできないけれど、こんないい話には
裏があるはずで、「和氏の璧」が
騙し取られてしまうのではないかと
悩んでいたところ、趙の藺相如が、
もし城が手に入らなければ「和氏の璧」
は必ず持ち帰ると約束して遣いとして
秦に向かうことを申し出ました。

そして、やはりお城との交換は口ばかりで
「和氏の璧」が騙し取られそうであること
を察した藺相如は、命をかけて約束どおり
「和氏の璧」を傷1つつけずに
完全な状態で持ち帰り、任務を完うしました。
このお話をもとに『完璧』という
言葉になったと言われています。

まぁ昔の話はさておき、璧という漢字は
完璧以外で使わないので、この際に
覚えておいても損はなさそうですね。

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