(創作)仮面ライダーガッチャードデイブレイク13話 勝てない戦い、負ケンぞ絶対

前回までの仮面ライダーガッチャード

グリオンの変化を感じる冥国の三姉妹と、新たな人形 冥国のデスマスクがガッチャンコ!グリオンは居城を築き、ラケシスを葬った!そして、今、グリオンの世界侵略が始まろうとしていた!


ー無人の小屋
クロト―「うっ、、?、、アトロポス!アトロポス!」
(目を覚ましたクロト―、アトロポスを揺すり起こす)
アトロポス「、、ここは?」
宝太郎「やっと起きたか、」
クロト―「お前!」
アトロポス「もしかして、僕たちを助けたの?」
宝太郎「ああ。」

(回想 ラケシスが銃殺された後)
グリオン「消えろ。」
(グリオンの城からレーザーが放たれる)
クロト― アトロポス「うわぁぁぁぁぁ!」
宝太郎「はっ、、くっ、、はぁぁぁぁぁぁ!」
(デイブレイクはマントの姿になって飛び、アトロポスとクロトーを避難させていた)

クロト―「何のつもりだ?お前の助けなど、、うっ、、」
(傷を負っていたクロト―)
宝太郎「大切な仲間を失う辛さは、俺も知ってるから。」
クロト―「、、、」
(アトロポスとクロトーも、自分たちが見ている前で、宝太郎が仲間を奪われてきた場面を思い出す)
宝太郎「ここなら多分グリオンにも見つからない。傷が治るまで、しばらくここにいるんだ。」
(立ち去ろうとする宝太郎)
クロト―「待て!うっ!、、お前はなぜまだ戦う?お前に、勝ち目はないぞ!」
宝太郎「ああ、分かってる、、、それでも俺は、、戦わないと。」
(オレンジ色の指輪に目をやり、2人を残して走り去る宝太郎)
クロト―「あいつ、、」
(クロト―とアトロポスは、りんねが死の間際に宝太郎に「まだ、一緒に戦いたかった、宝太郎」と声を掛けていたことを思い出す)
クロト―「、死ねない、という訳か、、」
(何かを考えているアトロポス)

ーグリオン城
グリオン「さあ、始めようか。」
(グリオンの前に無数のドレットルーパーが並ぶ)

ー墓の近くの拠点
(生き残った50人ほどの錬金術師が拠点に集まってテレビで情報を得る)
(テレビでは世界中がドレットルーパーの侵略を受けていることが報じられている)
錬金術師A「くそっ!俺たちにはどうすることもできないのかよ!」
錬金術師B「すでに世界の半分がグリオンの手に落ちている。このままじゃ、世界が滅びるのも時間の問題だぞ。」
但馬「生き残った錬金術師も、たったこれだけか、、」
宝太郎「諦めちゃダメだ!今、世界を守れるのは、俺たち錬金術師だけ。だから、みんなで力を合わせて、」
本上銃斗(ほんじょうじゅうと)「そんな綺麗事言ってる場合か。」  
(28歳(24歳の宝太郎より少し年上)の錬金術師)
宝太郎「え?」
銃斗「この人数で、あの数の相手をするなんて限界がある。俺たちだって、自分の身を守るだけで精一杯だ。」
宝太郎「それでも、戦えない人たちだって大勢いる、だから俺たち錬金術師がその分まで!」
銃斗「ああ、そうだ、戦えない人間は大勢いる!お前が兵器を独占しているせいでな!」
宝太郎「兵器?何のことだよ?」
銃斗「ケミーに決まってるだろ!今、グリオンに対抗できる唯一の手段は、ケミーの力だけだ。それなのに、お前はケミーを独占し、みんなで力を合わせるなどと口では言いながら、決して俺たちにその力を分け与えようとしない。」
宝太郎「ケミーは、力じゃない、、ケミーも人間と同じ、守られるべき命だ!」
銃斗「違う!ケミーは、俺たちの仲間を殺した!、、」

(回想 約1年前のマルガム騒動発生時)
(錬金術でケンタウロスマルガムに立ち向かう銃斗と親友の鎌戸弾吾)
銃斗「はぁ!、はぁ!、はっ!?」
弾吾「うわぁぁぁぁぁ!」
(ケンタウロスマルガムの攻撃を弾吾が被弾)
銃斗「、弾吾ー!、」

銃斗「忘れたのか?ケミーがマルガムになって、多くの人間の命を奪った。ケミーが、奴らの兵器として利用されたんだよ!」
宝太郎「それは、、」
銃斗「それにお前は、ケミーの力で仮面ライダーとなり戦っている。結局、お前だって、ケミーを力として使っているじゃないか。」
釧路零花(くしろれいか)「銃斗、やめなよ、、」
(銃斗と同い年の女性錬金術師、弾吾と3人で錬金アカデミーの同期だった)
宝太郎「、、、」
(警報が鳴る)
但馬「ドレッドだ!ここに近づいている!」
錬金術師C「この場所が奴らに知られたというのか?」
(宝太郎が銃斗に目をやると、銃斗は意味深に顔を背ける)
(大きな物音)
(ドレットルーパーが拠点を襲撃。錬金術師たちの悲鳴が飛び交う)
宝太郎「みんな逃げろ!」
(スパナのヴァルバラッシャーを持って自分も逃げる宝太郎)
(逃げながら急に立ち止まって振り返る宝太郎)
(宝太郎「九堂、みんな、ごめん、俺、絶対また戻ってくるから!」)

ー街中
錬金術師D「そんな、、」
(街中に無数のドレットルーパーが溢れ、人々が逃げ惑っている)
錬金術師E「こんなの、手に負えねえよ、、」
宝太郎「それでも、やるしかない。」
(前に進み出る宝太郎)
宝太郎「変身!」
(宝太郎は仮面ライダーファイヤーガッチャードデイブレイクスチームホッパーに変身してドレットルーパーと戦い、他の錬金術師も応戦しながら市民の避難に徹する)
宝太郎「ダメだ、数が、多すぎる!」
???「宝太郎!」
宝太郎「え?、うわぁっ!」
(冥国のデスマスク(緑)が現れ、宝太郎に攻撃)
宝太郎「お前は!」
(無言で襲い掛かってくるデスマスクと戦うも、なかなか優勢に立ち回れない。)
宝太郎「、くっ、強い、、」
(周りの錬金術師たちも追い詰められていく中、銃斗がドレットルーパーに銃口を向けられ、引き金を引かれそうになったところで、デスマスクが手を上げ、撤退を指示、ドレットルーパーはすべて空間移動で撤退)
宝太郎「何だ?」
(変身解除)
宝太郎「ああっ、、」
(周囲を見渡すと、多くの建物が倒壊し、所々で煙が上がり、一般人にも多数の死傷者が)

(宝太郎が銃斗に近づく)
宝太郎「ケミーを兵器にはさせない。」
銃斗「じゃあ、何だ?ケミーは仲間、とでも言う気か?」
宝太郎「いや、ケミーは仲間じゃない。」
(りんね「宝太郎?」)
宝太郎「もしまたグリオンに奪われたら、マルガムにされて、犠牲者が増えるかもしれない。だからこそ、ケミーは俺が守る。ケミーを兵器に。加害者にさせないために。」
銃斗「そうじゃない、、そうじゃないんだよ!今の戦いで分かっただろ!錬金術師とは言え、俺たちでは、あのロボットすら倒せない!グリオンと戦うには、俺たちにももっと力が必要なんだよ!」
宝太郎「俺がみんなを守るから」
銃斗「お前に余裕はなかった。俺だって力さえあれば戦える!」
(互いに睨み合う宝太郎と銃斗)
(ショックを受けるホッパー1とザ・サン(りんね))











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