“見てる”のと“実際する”は…
庭の手入れも今は朝の早いうちに済ませないと、
日を改めるしかないような厳しい暑さ。
以前はグリーンなど風通しがいいよう強めに刈り込んでいたけれど、
外で耐える小さな生き物の居場所になるかな、と、
適度に茂らせておくようになった。
すると思いがけず色々な住人を見かけるようになった。
なんとかしのいでほしい。
今の季節は、郵便配達員さんも心配になってしまう。
この気温の中、バイクで配達というのはどうだろう。
先日も11時過ぎ頃に、「速達です。」と来た。
ヘルメットに、風通しの良くなさそうな制服のシャツとパンツ。
遮るものは何もなく、日差しに炙られながら走らなきゃいけない。
ゆうパックの配達のように車を使うのでないと、
体調をおかしくしそうだけど…。
人手不足なら、担当で回る地域も広そうだもの。
事故がいくつか(というより、沢山)起きてからじゃないと、
改善への流れに向いていかないことが多い。
五輪も高校野球も変わらないものね…。辛くて見ていられない。
大谷選手だって、しんどくないんだろうか。
スポーツをやるほうも見るほうも、とっくに苦行になってきて
いるでしょうに。
文科省では先月31日、視力低下予防のため、子供に外遊びを推奨するよう
(いわゆる遠くのものを見る機会を作るということで)呼びかけ、
熱中症対策に木陰などで・・・と言っているそうだけど、
聞いているほうが恥ずかしく、溜息が出ますね…。
陰に入ったところで涼むことが出来るような
気温ではないのが、いまだにわからないのだから。
イベント自体は時期をずらす方法もあるけれど、
暑さの中、屋外の仕事や、屋内でも開け放たれていて、高温の中で
やらなければいけない仕事に従事している人達は、
真っ先に守られないといけない。
内勤者に現場に1日ついてもらって、状況把握と十分な対策の必要性を
身に染みて感じてもらわねば。
またそういう仕事は、衣食住の大元を支える仕事が多い。
なくなってしまったらどんなに困るか思いを巡らせる機会が、
教育現場や報道などであったらいいのにと思う。
今は便利になりすぎたことと温暖化のために、
必要とされるものが途方もなく多くなってしまい、
収拾がつかない状態になってしまったみたい。
それでも何とか整理していくしかないでしょう。
まずは今この瞬間、危険な暑さの中で仕事をする人たちに
“本当に”必要とされるものを、文科省だって考えてほしい。
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