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V39 為になる本『 お金に困らない子どもの育て方』

by 横山 光昭 FP 家計再生のプロ 第1刷 2019年9月

本書の内容

  1. 親である読者のお金に対する情報を最新にすること

  2. 未来に使えるいわば『新しいお金の貯め方』を知る

  3. お金は親子で話せる便利なテーマ

  4. 10代のうちから知っておきたい「お金」の話

  5. 親子でできる投資術


第1章 お金に対する心構えのアップデート(事実を確認し意識を変える!)

◯計画的に臨むべき2つのリスク

1、長生きによるリスク

人生100年時代 100歳以上の人数
1970年 310人
1990年 3千300人
2017年 6万8千人   約219倍増加/約50年
2050年 68万人
by 国立社会保障・人口問題研究所

更に毎年100万人が誕生し、130万人が死亡している
 =毎年30万人が減っている
 =年金や医療・福祉の国の負担は拡大

2、教育費

文部科学省平成28年「子どもの学習費調査」3歳〜18歳
・すべて公立に通った場合
 学費総額 約540万円
・すべて私立
 学費総額 約1770万円
・さらに、高校入学から大学卒業まで
 学費総額 953万4千円
by 日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果」平成30年

▶︎▶︎▶︎国に頼ってばかりはいられない!

第2章 自立した大人の貯蓄方法は3つ!

・頑張って働いて収入を上げる
・支出を抑える
・運用して増やしていく

運用について
 ★インフレの時は「商品」を持つ
 ★デフレの時は、お金を預ける (金利高)

◯ 老後に必要なお金 3000万円?1億円?→人それぞれ!
◯ 銀行、証券会社、保険会社などの商品は
  「金融機関が利益を生むため」のモノ
  つまり、売ると高い手数料が取れる商品
  理由→売れにくい商品だから!(いい商品は手数料も安い!)
  手取り足取り懇切丁寧は買い手に楽→落とし穴に注意。
  ➡️ bestはネット証券で自分で考えて決める!

第3章 親子のコミュニケーション共通のテーマ

〜「お金」は一緒に考える便利なテーマ!〜
⚠️ クレジットカード「リボ払い」にし ないこと!(金利25~18%)
⚠️ リボ払いに変更するとポイント5倍
⚠️ 車の残価設定ローン 3年後は?

  1. 新しい車に乗り換え

  2. 車を返却する

  3. 車を買い取る

注)リスク
→事故で全損・・残額の返済
→手数料は残額ではなく全額対照

★買う前に考える時間を持て!
 子供が欲しいと言ったら
  「本当に欲しいのか」
  「 物はお金が姿を変えたもの」
  「 買ったあとに振り返り」をする。
  =これを買ったのは妥当だったか?

★子どもは、貯められるか否か?
 =マネー会議のテーマのひとつ
  ・買い食いをするかどうか
  ・物指しがあるか否か  

第4章 10代のうちから、知っておきたい「お金」のはなし

〜月に一回はマネー会議!〜

テーマ1
消費:毎日の生活に必要なものに使うお金
浪費:必ずしも必要ではないがあると嬉しいものの為に使うお金
投資:今後役に立つ必要なことに使うお金
   そして、使い方の「振り返り」

テーマ2
子どもに「旅行」の計画を立ててもらう
◯ 予算を決める
 ・どこにするか?
 ・なにをするか?
 ・何を食べるか?

テーマ3
学校で学ぶ「お金」の授業

第5章 親子でできる投資術

◯ 投資で負けない為の4つのポイント!

  1. 長期

  2. 分散

  3. 積立

  4. 低コスト

◯ 金融機関が教えたがらない本当の「お得」情報

★インデックスファンド
日経平均株価・topixに連動した値動き
point1
銀行や保険会社・厚生年金や国民年金が採用し運用している!
point2
投資商品は6000本強、インデックス型は約15%
注目すべきは「信託報酬」(手数料を指す)0.15〜0.2%が手数料低め
point3
手数料低めがインデックス型 高めはアクティブ型
長期で手数料を払うから安めを選択する!(インデックス型)

★★★シンプルで最強の運用方針2つ
◯ 買った時よりも高く売る!
  ex. iDeCo 10年間据え置きできる!
◯ 小額でスタート

kentakunte私見

表題は、一生「お金に困らない子どもの育て方」
やはり、このテーマには、大人はきちんと向き合って考えておかねばならない!

人生の存在意義は、お金ではない、いかに役に立つ生き方をするか、誰かの為になる生き方をするかであると考えてきたが、役に立つには、その力・能力が必須なわけで、その力・能力のひとつにお金があるのも事実なのだ!

日本には、古来、「お金のことをいろいろ言うのは下品だ」、「金は天下の回りもの」などといわれ、親子で「お金」を語り合うという習慣は持たずにきた。

しかし、人生100年時代を生きていくには、かなりの費用が発生するし、本書で指摘されている教育費についても、計画的に臨むべきリスクなのである。本書から、避けようのない100年時代の事実、教育費の事実を他人事ではなく、自らのこととして、事実から目を離さず、したがって計画的にリスク対応すべきと判断できた。

遅いということはない!分かった時が着手の時だ!Do Action!

2024, May 31 kentakunte 


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