とり
大丈夫だよ
あなたが信じてくれなくても
君もわたしの国民だから
まずは君に
安心と平和と豊かさを届けよう
この国は美しく平和で豊かな国になる
君はわたしが、それを叶えられないって
心のどこかで思ってる
そんな君を心から癒し、信じさせてあげるよ
僕の宰相
安心してね
そしてゆっくり休んでね
大丈夫だよ
君は僕に嫌われてもいいなんて
そう思ってることは知っている
どんな不幸なことがあっても
どんな禍いが起こっても
僕を護りきれたら、それでいいと思ってる
『そんなことは赦さない』
僕は静かに想ってる
それでも、そんな簡単な言葉では
君に届かないことを知っている
だから今一度、君に伝えるよ
今伝えられることを伝えるよ
わたしは平和と安心と自由の王さまだ
でも1人だと大変なんだ
だから君が僕を見つけてくれて
良かったなと思うんだ
何時迄も側にいてくれなんて
まだ言える力はないけれど
良かったことは紛れもない事実だよ
忘れないでね
だから君が僕のために捨て身だと
ちっぽけな自分がたまに遣る瀬無くて
ちょっと背伸びをする必要があるのかな
なんて思う時がある
でもね、君に僕の国を
治めるのを手伝って欲しいから
君に最初に、ありのままを贈りたいんだ
今度こそね
君になんど裏切られてもいいんだよ
そんなことはどうだっていいんだ
君はいつだって僕の宰相だからね
誰も叶えてくれなかったぼくの願いを
優しく叶えてくれているのを
ぼくが一番知っている
頼りなく見えてるんだろうけど
心配してる訳じゃないのは
ちゃんと知っている
強くて優しいと認めてくれているから
王冠を譲ってくれたことも知っている
いいかい?
ぼくは何度滅多刺しにされても
傀儡のように飼い慣らされても
ちょっとやそっとじゃ
終わってあげられないんだよ
最初から狂っていたからね
終わらせてあげられないんだよ
きみは、ぼくの特別なんだよ
君だけは信じてたいって心の底から思うから
そう、何度裏切られても信じてたい
大丈夫だよ
あなたが信じてくれたから
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