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R.25.子育てにおける愛情関数

私には、4歳になる息子が居る
今では大抵のことは苛立たずに対応できるようになったが、2歳くらいまでは、可愛いが
苛立つ事の方が多かったように思う

独身の友達や同僚等から
「子育ては大変ではないか?」という
漠然とした質問をされる事が多いが
その時に決まって話している内容がある

愛情関数の話である

愛情関数とは何か
これは私が勝手に呼称し定義つけているものなので調べても出てくることはない

愛情関数は損益分岐点を示すグラフを
縦軸を愛情、横軸を時間経過として表したもので
関数の変数は子育てに関与する割合とする
単純な一次関数である
愛情のレベルは1から10まであり、
レベルが上がるにつれて苛立ちの度合いが減っていく

この関数でレベルが3を超えるくらいまでは
正直言って苛立ちしかない
しかし、レベルが3を超えたあたりから
子供に対する考え方や接し方が変わってくる

つまり、ある程度の愛情レベルに到達すると
子育てがそこまで苦ではなくなってくる
そのレベルは人によって違うだろうが
一つ言えることは
この関数は子育てに関与する割合が低いと、いつまで経っても愛情レベルが上がらないということである

「子育ても慣れが必要ってことね、はいはい」

確かにそうだが、この関数の重要性は
そこにはない

子育ては、特に第一子の場合は
親も初めての経験であるため困惑し
ストレスが溜まりやすい
子供は構造的に親に愛情を注いでもらいやすいように、小さくて、柔らかくて、自分に似ている
という特徴を持っている
しかし、中身は自分とは全くの別物
仕草を真似たとしても考えていることまでは分からない
突然泣いたり、突然怒ったり、言うこと聞かなかったり
その度に、感情的になってしまう親は少なくはないだろう

私も仕事と子育ての両立が上手くいかずに
苦労した。何度「1人に戻れたら楽だろう」と考えた事かわからない

そんな中で、私なりにこの局面を乗り切るために
考えたのが愛情関数であった

今の状態を可視化してみると
状況が何となくではあるが掴める
自分の努力が足りないのか
時間的な経験が不足しているのか
ポテンシャルが足りないのか
原因も何となくだが見えてくる

状況が見えてきて、解決すべき課題が見えてくると
不安は和らぐ、力み過ぎなくてよくなる
自分の努力が少しずつだが、目的に近づいている実感が湧く

子育てをしながら、働くすべての人々は
日々大変な苦労をされていると思う
時に初めて子育てをする人は特に
子供を産み育てる事は容易な事ではない
思い通りにいかない事だらけだと思う

そんな時に、この愛情曲線を役立ててほしい
気休めかも知れないが少しでも助けになれば此れ幸いである

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