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オイルクーラーの配管を銅管に

XR250(MD30)の後期型は、排ガス規制対策でギリギリまで燃焼を上げているらしく油温が常に高い。 XRは優れた設計なのでかなりマージンがあるのでちょっとやそっとでは壊れない。 しかし、250cc4サイクル単気筒で油温が常時天ぷら温度では寿命にも精神にも良くないので、Woodspros製のオイルクラーをつけている。 それでも、夏場の街中走行や林道上りでは天ぷら温度になってしまう。 (天ぷら温度とは、120℃以上という個人的定義)

トライアル仲間が、オイルラインを銅管に変えただけで⊿30℃も下がったと言っていたので、XRもその効果にあやかることにした。

現状、エンジンからオイルクーラー、オイルクーラーからフレームまではステンレスメッシュのゴムホースだ。 これを、純正のオイルラインと銅管の組み合わせで置き換えることにした。

まずは、純正のオイルラインを、銅管でオイルクーラーに配管するのに一番良い場所でカットする。 最短かつ銅管の急な曲がりを避ける。

切断した純正のオイルラインと目標のオイルクーラーの上部ジョイント

切断したオイルラインとオイルクーラーのつなぐ銅管を実機に合わせて切り出してチューブベンダーで曲げる。
銅管は、なまし銅管8mmΦ、内径約6mmΦ。 純正のオイルラインは鉄パイプで外系約11mmΦ、内径約9mmΦ。 銅管が少し細いので、銅管を自作のチューブエクスパンダーで接合部を広げて鉄パイプ内径と合わせる。

銅管の形が整ったら、鉄パプとつないでろう付けをする。

オイルクラーラー上部のジョイントからフレームに戻るオイルラインのろう付け
エンジンのオイルポンプからオイルクーラーにつなぐオイルラインをろう付け

ろう付けができたら、鉄パイプのサビを防ぐために耐熱塗料を塗る。
耐熱塗料の色に選択肢が無く、渋々シルバーで塗る。
塗料が乾いたところで、オイルラインと車体に取り付ける。
オイルクーラーと銅管は、耐熱耐油ゴムホースでつなぐ。 銅管とオイルクーラーのジョイントは近接しているのでゴムホースは最短で十分だ。

オイルクーラー上部の接合部
オイルクーラー下部の接合部

ろう付けに少々苦労したが、最終的に満足できる状態で完成することができた。

いい感じで銅管をカーブさせてつなぐことができた。

早速、試運転!
完成が夕方だったので、あまり長距離を走れなかったが、ろう付け箇所からオイル漏れはなかった。 また、油温も、直感だが、⊿10℃くらい下げることができたようだ。

今は、真冬。 今年の夏が楽しみだ、、

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