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Kyrie Flytrap 6 EP Performance Review

これがNikeにおける最後の”Kyrie”ネーミングシューズとなってしまった。

Kyrie Infinityのレビューを書いた直後に何とも悲しいニュースが巷を駆け巡りました。

NikeとKyrieのパートナーシップ解消。

実は次のKyrie Infinityを発売日に買う準備を整えて、発売を今か今かと楽しみに待っていました。
フォア周りをどのように変化させてきていたのか、もしかしたら改良が加えられて良くなっていたのではないか。今となってはもうそれすら確かめることが出来なくなってしまいました。

一連の騒動に関して、私自身が書ける事は何一つありません。
本人やその場の環境にいる訳でもないし、それを動かした背景の組織や歴史等、色々複雑すぎるし私の理解は到底及ばないですし。

でも一つだけ。
あらゆる情報が飛び交うこの世の中。正しい情報も誤った情報も、尾ひれ羽ひれを帯びて広がってしまう世界において何より重要に感じるのは情報の取捨選択だと私は思っています。
その情報は本当に正しいのか?その記載の意図は?それに至った経緯は?
目から入る情報をなんのフィルター無しにダウンロードするのではなく、一度吟味してみて下さい。出来る限り本質を追う事、これだけは決して手放す事が出来ません。
特に発信者が有名になればなる程、一挙手一投足を取って変に利用したい輩も存在します。メディアすらも簡単に曲がります。
その中で何を真実としてとらえるか、何がフェイクか。しっかり判断していきましょう。(コンフィデンスマンの世界へようこs・・・・)

また、あれもこれもがデジタルな世の中において、リアルで繋がれている人達を大事にしてください。
十分にコミュニケーションをとって、もし記載の意味が分からなければ直接聞いてみれば良い。それらは一番真実に近いのですから。
人と人の直接のやりとですら簡単にボタンを掛け間違えてしまう世の中です。
私は未だにこの一節に救われ続けています。

画面じゃなくて人と人。
俺と手前の繋がりはそこにある。以上。

Norikiyo 「残念でちゅね」

はい、暗い話はこれまでにして、今回見てみるシューズは
”Nike Kyrie Flytrap 6 EP”です。
まさかバジェットモデルが一番最後のリリースになってしまうとは…。

今回の騒動においてNikeとしても相当痛手であったことは事実です。
セールス的に好調のKyrieシリーズ最新作の、それも販売直前での差し止め。
世界的にもかなりの数は製造されていたはずで、それらが全ておじゃんになった訳で。
(中国の一部でフライングして出荷された分が有るとか無いとか。まぁ真贋不明なので怖すぎて手にしようとは思いませんが。)

今後においてNike的には市場にKyrieネーミングを残しておきたくないという意向が見受けられ、下手したら現在リリース分の全数打ち止めもありそうですので、もし現行品でお気に入りが有れば早めに購入しておくことをお勧めします。

という訳で、実質的にKyrieのネーミングとして市場投入されたのはこのFlytrapシリーズとなってしまいました。
少しでも最新作のエッセンスを味わっておきたかったので、早々に入手して今に至ります。
最後の証人。頂きます。

今回チョイスしたカラーは、リリースされた中では少し派手でKyrieらしいオレンジ x イエロー x ブラックの配色。

■ディティール

ではまず外観から。

リリース予定だった時期Kyrieのデザインエッセンスを良く汲んだミッドカットシルエットの1足。
サイドから見ると、ボリューミーなミッドソールのウエストラインを上手く表現していたり、個人的には相変わらず良くで来ているなーという感想です。

ミッドソールに描かれたMove to Zeroのマーク。勿論BOXもMove to Zero仕様でした。
Kyrieからのリクエストで!というよりはNike的にそうしている、でしょうが。

勿論バジェットなモデルですので、メインラインとは大きく異なる素材・仕様。

メインラインで付与される予定だったレースループのフィットギミックの代わりにナイロンバンドによるフィットギミックへ置き換え。
アッパーはフューズのベースに 
ユニークなデザインアクセントとしては、トゥの上側にまで伸びた最下段のレースライン。


スウッシュやアッパーのステッチングだったり、デザイン的には相変わらずしっかり拘りを感じる1足に仕上がってると思います。

■フィット

ではでは堪能させて貰います。

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