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Kyrei Infinity EP Performance Review

結局これって何だったのかよくわからない。

これが私の率直な認識です。
実際問題、Kyrie自身が自身のシグネチャーを酷評したり、Nikeとの不仲説が囁かれる今日この頃。
噂では次期モデルをもってKyrieシリーズを終了するという話も出ていたり、何とも不穏な空気が漂っています。

そんなこんなで、今回は”Nike Kyrie Infinity EP”を見てみようと思うんですけど、実情のところこれは”Kyrie 8”という訳では無いという事実からスタートしてみようと思います。

リリース当初は「数字の8を横にして”∞”を表している」的な話が合ったと思うんですけど、実情はそうでは無い模様。
それを明示的に表しているのが、先日リリースされたこの存在。

そう、明示的に"8"と冠している訳です。
現時点ではKidsモデルしか表には見えていないですが、NBAもシーズンインしましたし、Mensモデルももう少しで出てくるでしょう。
Kyrie本人も着用してプレイしてますしね。

…と思ったらこいつは一体…。
いや、そろそろ名前の答えを出してもらえると…。
せめて2つけるとかさ…。
”無限”にこのシリーズ続けるとか言わないよね…。番号付けるの面倒くさくなっちゃったとかじゃなく。

…で、このシューズは一体何だったのでしょうか???シグネチャーシューズって何なんでしょう???という。
結局Kyrie自身が殆ど履く事も無く、昨シーズンの殆どはLowシリーズを着用して戦っていましたし、いよいよこのモデルの存在意義が分からなくなりました、というのが今回の主題です。はい。

まぁそれはさて置きで、シューズ本体を見てみましょう。
個人的な話をすると、結構このデザイン好きだったりします。
リリース当初は「無いかな…」とか思ってたんですけど、時間が経つとジワジワ来るデザイン。Hyperdunk 2015を思い出します。(似ているという事では無く、ジワジワ来るデザインの話)

では早速見て行ってみましょう!
今回選んだカラーは”BRED”、由来は言わずもがななので割愛しますが、自分が何より惹かれたのは所々に入れられたパイソンのパターン。
ここに今は無きKobeのイムズを感じた為です。

■ディティール

それでは見て行ってみましょう。まずは外観から。

個人的に、この高くたったサイドウォールのクラシックなシルエットが本当に好きなんですよね…。Kyrie 6も似たシルエットでしたけど、本当に好き。
勿論近代的なエッジのあるスラッシュされたデザインも、それはその格好良さがあるんですけど、なんだろう、個人的にはこっちの少しずんぐりしたスタイルに強く惹かれます。

サイドから。
この広く取られたパネルの大部分にレザーが使われているのが余計に風合いを出しててGood。
それに加えてこのカラー特有のパイソンパターンが混じると、ほら余計にクラシックさを感じませんか?

内側のパネルも勿論レザーのパネルをふんだんに使用されており、かなり凝ったディティールしてると思うんですよ。

毎作Kyrieシリーズは配色によって全然スタイルの風合いが変わるのが本当に面白い。

ヒールから見ても抜かりなくクラシックさを出すようにデザインされていて、やはり結構気合入ってデザインされている様に見えるんですけど、ご本人、何が気に食わなかったんでしょうか…。(多分、あれ。※後述)

そして、Kyrie Infinityのアイデンティティと呼べるのはこのバンドの存在ですよね。
上らから見た時に全周を覆うように配されたバンドの存在。
強いデザインアクセントになっていて、これも本当に格好良い。
機能性とかは後程として、本当に格好良い1足に仕上がっているなーというのが個人的な感想で。

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