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吹奏楽コンクール 心に残る3曲

創作のための祭典

「note CREATOR FESTIVAL」

お題企画 「#スキな3曲を熱く語る 」


吹奏楽ファンの方もそうでない方も
読んだあとに聴きたくなった♪と
想って頂けると嬉しいです😊✨




1曲目♪ 『百年祭』 福島弘和  作曲

2005年 奈良県吹奏楽コンクール自由曲

『百年祭』とは
創立100年目にして少子化に伴う統廃合のため閉校する
演奏した高等学校の事を指している

最後に残った吹奏楽部員10人という
チューバもパーカッションもない
木管4人、金管6人の超小編成だったが
奈良県代表として関西大会に出場

関西吹奏楽コンクール
小編成の部で金賞(優秀賞・きらめき賞)を受賞した



吹奏楽界の大人気作曲家
福島弘和さん委嘱楽曲

「最後は100年の時の流れをかみ締めるようにゆっくりと
この空間にもう少しいたい
そう惜しむ気持ちで吹いてほしいと書きました
私にとっても一期一会の出会いでした」

福島弘和さん談

百年祭は編成を書き直した楽譜が出版
全国の吹奏楽部やバンドに広まり今もなお演奏されている

メロディーについては語るより
聴いて頂いた方が伝わるものがあるかと
あえて記載しないでおく


この高校は実は私の出身校
卒業5年後の奇跡だった

高校は無くなれど
物語と曲はこれからも生き続けていく


創立の時とおなじく
100年以上続く曲に


2曲目♪ 『大阪俗謡による幻想曲』 大栗裕 作曲

2005年関西吹奏楽コンクール
大阪府立淀川工科高等学校 自由曲
(同年全国吹奏楽コンクール金賞受賞)


指揮者の丸谷明夫さんと淀川高校は
「1億人の大質問!?笑ってコラえて!〜吹奏楽の旅~」
でご存知の方も多いかと思う


この曲については
何の予備知識もなく初見して
衝撃の一言だった


『夏祭の囃子』

大阪夏の風物詩
「天神祭り」や「生国魂神社の夏祭り」の
メロディー等が使われている


地車(だんじり)囃子のリズム
獅子舞の囃子を用いたメロディー

ピッコロの高い音は
囃子笛そのもの

日本古来の律旋が懐かしさをひきだし
日本人のDNAに訴えかける

さらに最後のクライマックスでは
テンポがどんどん速くなっていき
まるで祭りの熱狂振りを
そのまま体感しているかのよう


コンクールでこんな楽しい曲が!と
私の吹奏楽概念が大きく変化した


夏祭りの季節になると
無性に聴きたくなる曲だ


この曲の誕生は

朝比奈隆氏の海外公演のために依頼を受けて書かれた
1956年5月28日
『神戸新聞会館落成記念関響グランド・コンサート』にて
朝比奈隆氏指揮で関西交響楽団により初演
その翌月
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団と
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で演奏し、成功を収めている

Wikipediaより


3曲目♪ 『ロビンソンの堂々たる入場』K.キング 作曲

2019年 全国職場バンドフェスティバル
阪急百貨店吹奏楽団

全日本吹奏楽コンクール常連バンドとして
また「マーチの阪急」としてその名を全国に知られる
「阪急百貨店吹奏楽団」

マーチと言えば阪急
阪急と言えばマーチ

そのマーチを聴けたことがまず感慨深かった


マーチこそ
バンドの質の高さがうかがい知れる


この演奏会の時のシンバル奏者の方が印象強く
まるで生きているかのように
シンバルが舞っていた

なんて滑らかに扱うのだろう!と

元吹奏楽部パーカッションだった身として
シンバル奏者さまにクギ付けだった


マーチはパーカッションが曲の心臓部分
曲を盛り上げる装飾の部分も担う


黄金色のシンバルがキラキラと
今までに聴いたことがない音色を

その華やかさが
阪急百貨店のイメージと重なって

ブランドを感じたマーチだった




心に残った物語のある吹奏楽の3曲
聴きながらnoteを綴りました

この3曲に出会えたことにありがとう😊



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