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新しい音楽

noteは随分とご無沙汰。今でも折々に和菓子探訪は続けています。でも以前程ではないです。暴飲暴食で太ってしまったもので。直近では、往年の憧れだった、目白の名店「志むら」の「九十九餅」を味わう機会に恵まれて。めでたく第一子を出産し終えた友人夫妻への手土産だったのだけれど、二人の厚意に甘えてひと切れだけ、ご相伴に預かったのでした。聞きしに勝る絶品でありました。

この春から文通なるものを始めたり、一方でせっせと神社仏閣したり、二人目の甥っ子が生まれたり、人生初の沖縄旅行に行ったり(首里城火災のほぼひと月前のことでした。まさかあんなことになるなんて)、にわかラグビーファンになったり、昇給したりと色々ありつつ、体重増え続けつつ元気に暮らしておりました。

随分放置していたnoteでも、ありがたいことに過去記事にスキをいただいたとときどき報せを受けておりました。ありがとうございます。

この頃は何年振りかの読書熱が再燃してきて、渋谷区の図書館に足を運んで「功名が辻」を借りて読み始めた次第。

昔は司馬遼太郎なんて食指が動かなかったものだけれど。最近は新進気鋭の若手作家、とかより、古典文学にがぜん惹かれるようになった。温故知新モード。

でもそれが本題なのではなくて、今日久しぶりに更新する気になったのは、「これは」と思う音楽を、発見したから。

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長谷川白紙という20歳の日本人アーティスト。

まだ私の半分しか生きていないはずの青年の作ったこのアルバム「エアにに」が、ああこの時代に生きててよかった、彼が同じ国、同じ時代に生まれてきてくれてよかった、と思っちゃうほど格好良くて新しい。

アートとも呼べないような「おうた」の数々が喜ばれるような今の日本の音楽シーンに、ようやく新しい時代がやってきた!と思いました。最高にキレッキレにツヤッツヤのエポックメイキンな音楽なのです。ひと粒ひと粒完璧に磨き込まれた極彩色の音の渦に飲み込まれる感じ。変拍子多用しまくりなところもどストライク。

そして何よりも、彼の歌声が、私という個体にとって、生理的に、遺伝子レベルに「好き」な声。どんぴしゃ。

何も知らずに今日たまたまiTunesstoreを開いてみて、トピックでなんか出てきて、ふーんウィットの利いた名前だわね、どれどれどんなんですか、って軽い気持ちで気まぐれに鳴らしてみた、そんな偶然で。

3日前にリリースされたばかりらしいのだけれども、見事にタイムリーに引き寄せられて。iTunesstoreなんて、3ヶ月に一度開くか開かないかぐらいなんですけれど。運命を感じて一人盛り上がってしまう。

それでちょうど今日下北沢に来る予定があったので、iTunes storeで即DLでもよかったのだけれど、歌詞もちゃんと確認したかったので、現物購入に至ったのでした。

あー、これでしばらくは毎日の通勤時間が楽しくなりそう。今後の彼の躍進もまた、とても楽しみです。




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