見出し画像

青山和菓子巡り (後)

美味しい和菓子のある朝。なんて幸せな朝。平和そのもの。

昨日食べ切れなかったヒガシヤのおまんじゅうで朝ごはん。

まずは黒糖まんじゅう。軽く表面を濡らしてほんの10秒ほどレンジでチン。

滋味深いこし餡とまんじゅう生地。でもやっぱりひと晩経ったからなのか、生地の水分がいささか抜けた感じがあった。当日中が賞味期限とのお店の言いつけを守らなかったから仕方ない。

そしてもう一つ、薯蕷饅頭。

卓球の玉ほどの大きさのおまんじゅう。ちんまり。小さいのでうっかりすると本当にひと口で終わってしまう。

薯蕷饅頭の日持ちは翌日まで。ここまで食べて、薯蕷饅頭は薯蕷饅頭の、黒糖饅頭は黒糖饅頭のそれぞれ違うこし餡で、どっちもその饅頭に相応しい仕上がりになっているということで、その違いって使う小豆の品種、産地、渋の切り方、練り方、漉し方、砂糖の種類や配分量に至るまで細かく違うんだろうなと思うとほんとうに気が遠くなる。しかもそれを定量化して商品として世に出すってすさまじい研究と鍛錬と覚悟が必要なはずで。

ヒガシヤだけでなくどこのお店でもそうに違いなくて、「これがうちの味」って言い切れるってべらぼうにすごいことだ。どのお店もとても素晴らしくて、どんどん好きになっていく。

好きなものが増えていくということは、その分人生が豊かになっていくということ。そしたら人生右肩上がりだ。オーハッピーデイ!!


ところでここ最近の和菓子のお伴はすべてトワイニングティー。バランスの良さで言えばアッサムやプリンスオブウェールズのストレートがお気に入り。

お茶も和菓子もこんなに食べてもいただく度に発見や気づきがあって毎回それぞれの感動があって、何度食べても飽きないのだから奥が深くて果てしない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?