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期末期間終了後のはなし。

こんなご飯がずっと食べたかった。

もうここ2週間くらい、それをずっと考えていた。自分で作ったご飯が食べたい。
けど、一番苦しかったのはそう思っていても、夜ご飯を食べる気力が出ないほどに疲れていたこと。
こんなこと初めてで、本当に心が死んだように生活していた。歩いている時にふと、「よく私倒れないな」と思ったし、家に帰ってくると文字通り床に倒れ込んで動けなかった。けれどバイトに行くために自分に鞭打って体を起こした。遅くまで課題をした。次の日に備えてベットに入ると意識がなくなるまで1分もかからなかった。夢の中でも課題のことを話していた。朝はテストが頭にちらついているから目覚ましが鳴ったら飛び起きた。そんな生活を1週間くらいしていた。

最後の方は、もう、悲惨やった。友達とご飯に行って帰ってきた時の静寂がたまらなく寂しかった。些細なことでイライラしてネガティブになって無感情になって不親切になって。私の中の何かが確実に欠けていた。

本当はね、もう立っていられないくらい疲れてたんだ。人と喋っていて笑顔を作れないくらい疲れてたんだ。すぐにでも泣きたいくらい苦しかったんだ。1人になった瞬間手も上げられないくらいしんどかったんだ。どうしてこんなにしんどいか、どうして自分をこんなにしんどくさせることをやっているのか分からなくなるくらいしんどかったんだ。家の中が全く片付けられないほど疲れてたんだ。もう歩けない、誰とも話せない、DMも返せないくらい疲れてたんだ。お腹は空いてるけど夜ご飯よりも睡眠を選ぶほど疲れてたんだ。ずっと、全部全部終わる日を待っていたんだ。それまで生き延びられるかずっと心配だったんだ。

それがね、やっと終わったんだ。
自分で作ったご飯ほど自分の体も心も満たしてくれるものはないよ。美味しい賄いよりも、レストランのご飯よりも断然おいしいよ。

私が私を労ってあげること。私が私を褒めてあげること。私が私を甘やかしてあげること。私が私に優しくすること。私が私のために行動すること。私が私のためにご飯を作ること。何て贅沢なんだろう。

この1、2週間でボロボロになった自分を元に戻すには時間がかかると思う。まだやらないといけないことも予定もある。けど、ゆっくり時間をかけて自分を労わりながらこの春休みを使いたい。無理だと思うことは遠慮なく無理と言おう。できない時はできないと言おう。弱さを見せられる人には弱さを見せよう。効率が悪くてもダメダメでも劣等生でも狡賢くても怠慢でもいい。私が私を守るためにできることを、しよう。

またがんばれる時は来るから、安心しておやすみ。


おつかれさま、自分。

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