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レアモデル列伝-10 結果としてレアになったHowmet TX

ミスタークラフトは「ミスクラ」名で呼ばれていた恵比寿の老舗玩具店。

1975年から30年以上、模型、スロットカーのサーキット、トイショップ、レンタルショーケースギャラリー等、ビルの多数フロアからなる当時日本で最大のミニカーショップ。2006年頃から1階が着物店(同社の別部門)になったりと、おかしな雰囲気であったが、2008年9月8日に突然閉店した。
以前、ミニカーの購入は殆どがミスクラであった。この店には発売されたモデルはほぼ全てあり、それも数台から10台程飾ってあった。これを1台づつ見比べて、その中で1番自分の感性にあうモデルを購入するのが常であった。

2008年に1/43 Howmet TX(後方のマフラーが示す様に、1968年のルマンを走ったガスタービンカー)(BIZARRE)が発売され、ミスクラで買うつもりで行くと閉店で唖然。このモデルは当然入手できず、慌てて他店を探すもどの店にもなく、あっという間にレアモデルとなった次第。

No.23は2番車、フロントとサイドがオレンジカラー

後は、ひたすらオークション巡り、5年程前にNo.23を購入(最初のオークションでは逃す)、その後数年でNo.22も購入したのは言うまでもない。

両車とも長い直線のあるルマンでは走れたが、曲がりくねったサーキットでは大した事はなかった
No.22は予選20位、22・23とも9時間程でレースを終えた

スパイダーは半世紀程前に作った1/24のプラモデル、本も写真も無く、色は自分で考えて塗ったもの、神田精養軒の菓子箱を改造したら丁度良いケースとなって今も残っている。

ボンネットのカラーは自分で考えた
黄色いフレームは見栄えのため
神田精養軒の菓子箱は1/24モデルにピッタリ

ミスクラでは、「MODELER’S」名でプラモも発売されていた。最初に購入した品は「1/24 Lotus 23」、このモデルはレジン製、それまでレジンを扱ったことが無く、タンスの肥状態で何時しか逸した。
ここに提示した品は、その後購入したChaparral 2Dの初期、DaytonaとSebringの1/24モデル、Daytonaはモノグラムから発売されていたが(このモデルはそのコピー?)、Sebringは初めて見たので当時9,700円であったが2台とも購入、その後タンスの肥状態で今も手元にある。

Chaparral好きには堪らないモデル

モデルそのものは大手の製品だからレアではないが、その入手法がレアであったお粗末な話ではある。

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