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重箱の隅をつつく-4 タバコ広告規制
見出しの写真は1994年のIndy 500の優勝車、この頃は未だタバコの広告は禁止されておらず、各車共スポンサーカラーの花盛り。
1968年Lotus49がF-1のボディをGold Leafカラーに染めたのが最初(参考写真-1)。その後種々のレースカーが国別のナショナルカラーからスポンサーカラーに変更し、宣伝効果を期待した(参考写真-2)。
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21世紀になり人間の健康志向からタバコの害が叫ばれ、タバコの宣伝広告は、2006年世界禁煙デーを切掛けに一切禁止されてしまった。これでメーカーのロゴ使用は禁止されたが、一時は抜け道としてバーコードを描いた車が見られたが、これも禁止された。Marlboroの様なロゴの入っていないカラーまでは規制されず、そのカラーからMarlboroから援助が行われていることが分かる。現在、車等でロゴを見ることはできなくなったが、Marlboroなどは文房具(参考写真-3)、アクセサリー、衣類、時計(参考写真-4)などにブランドを使用して宣伝を続ける方法を見つけ出したが、世界的にそこまでは規制されていない。
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Penskeは2009年頃からMarlboroのロゴが抜けたところに「Team Penske」とのペイントを使用(参考写真-5)。
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さて、ミニチュアカーは嗜好品だから文房具やアクセサリーとの類似品と考えても良いと思うし過去の物はそのまま作るのが正しいと思う。
Al Unser Jrが優勝した車のミニチュアはMinichamps製のIndyCar Collectionの様に作られるのが正解と思うが、もう一つのモデルはボディのロゴがMarlboroからPenskeに変更となっている、バックを見るとMercedes-Benzの文字とマークが見られる。多分ドイツのベンツ販売店等での販売促進グッズらしい。作られた時期は不明だが、2006年以降ならこれもありか、特に健康志向に厳しいドイツなら。
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ミニチュアカーといえども、これはやり過ぎだろうと思われる例がある。TSM製のPorsche 917-10、縦に2台が並んでいる写真で両車に違いが分かる、向かって右のMinichamps製と左のTSM製では後方ウイング上のL&Mマークの有無が一番、よく見ると前方のラジエーター口の上や横から見た写真での後方ウイングの支柱にL&Mのマークが無い。
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前述の様に1972年当時は広告規制が無かったので、このマークが付いているのが普通だが、TSMはこのマークをデカールとして付帯させ、自分で貼るようにとなっている。如何になんでもこれは行き過ぎた考えだと思う。大手のSparkや前述Minichamps他、結構小さなメーカーでも2006年以前に走っていた車のモデルはタバコのステッカーを貼って販売している、それが正解というものだろう。
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お上への忖度はやり過ぎると卑屈に映ってしまうのだ。
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