重箱の隅をつつく-11 　　　Can Am Mosport @1966

　最近、SNSでピンボケだが珍しい写真を入手した。数冊のCan Am本を探したが同じ写真を発見することは出来なかった。色々な意見が闘わされていたが、それが何時のレースかも不明であった（後にMosportと判明）。最初、第2戦のBridgehamptonのレースと思った、それは新しいChaparralから。フリッパーと名付けられたハイウイングが黒で、フロントのスポイラーが無い、このレースが衝撃的なデビューを果たしたChaparral 2Eの初戦だったので、そのレースと考えた。

どの資料にもなかった写真、手前Lola T70、奥Chaparral 2E　後方Chaparralの左フロントアーチの黒色の部分が目印、表題の写真も同様の印　(参考資料)

　しかし、第3戦のMosport、No.66のJim Hallは白ウイングでNo.65のPhil Hillは黒ウイング（両車を識別するためらしい）、ウイングの色だけでは両レースの違いが分からない。写真をよく良く眺めるとChaparralの左フロントフェンダーの左側に黒い色をみる（区別のためか、修理の結果かは不明）。

1/43　Marsh Models製　いずれもPhil Hillの駆った車、手前Bridgehamptonのモデル
奥Laguna Secaモデル（Can Amで唯一の優勝車）フリッパーの色、フロントスポイラーの有無が異なる
自分的には手前のモデルが好きだ

　このMosportのレースは優勝がLola T70のMark DonohueでP. HillのChaparralは2位、結果をみれば1-2の写真だったのだ。

1/43　Spark製　モデルは1967年のUSSRCの総合優勝車

ピンボケ写真を下にモデルを並べてみた

　表題の写真は参考文献より、初夢には一寸遅れるが、今年も夢を見ますよ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2023.01.07

参考文献
George Levy 　Can-Am 50th Anniversary :2016