見出し画像

テイラールールとウィリアムズ公式(2024.1.19)

【今日のコメンテーター抜粋】
 大和証券:谷さん、インベストラスト:福永さん
【今日のモーサテを一言でいうと(個人的感想です)】
 アメリカの利下げ、今年は何回あるのか?予想にかかわる用語解説。
  谷さんの解説によると、ニューヨーク連銀総裁のウィリアムズ氏が
 提唱している公式とは、インフレ率の低下による実質金利の上昇を阻
 止するための適切な利下げ幅についての話で、その公式によるとイン
 フレの低下幅と同じだけ金利も下げるのが妥当らしい。
  一方、テイラールールというのはインフレ率がインフレ目標から乖
 離している幅に1.5をかけたぶんだけ利上げ(もしくは利下げ)する、
 という方式なので、ふたつを比べた場合、テイラールールに基づいた
 利下げ回数のほうがウィリアムズ公式の回数よりも多いことになる。
 (ちなみに、現在必要とされる利下げ回数、ウィリアムズ公式による
 と3回、テイラールールでは5回となっている)
  現在の市場関係者はテイラールールに基づいて「5回」と予想してお
 り、かたやFRBはウィリアムズ公式を意識した発言をしている、という
 話だった・・・と思う。今日の話も難しかった。

  また、谷さんは利下げ話が市場を活性化させてしまい、かえって経済
 が再過熱してしまわないように、FRBは利下げについては慎重にならざる
 を得ないとも話していた。インフレ率下がってきたからさあ、利下げ!
 という簡単な話ではないってことね~・・かといって金利高止まりは借
 金している企業には痛いし。利下げって難しいのね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?