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簡単リンゴケーキのレシピ、リンゴじゃなくても、ほかの果物でも試してみて。

「さくらんぼケーキ」、という私のニックネームをみて、あ、レシピの投稿かな?と思って、ここに来てくださる方がいらっしゃったのではないかな、と今まで申し訳ない気持ちだった。
これまでは、「終活はじめ」とか、中学時代の思い出など、過去から自分をふりかえるのが、なんとなくのテーマになっていた。

でも、今回は私の知っているレシピのなかで、いちばん簡単で、友人知人にいちばん好評なケーキを紹介したい。「リンゴケーキ」、とお題の中に書いたけど、使うのはリンゴじゃなくてもいい。ベリー系だと酸味があって、とくに美味しいし、缶詰のフルーツやシロップ漬けの果物(ただし、汁気はしっかり取って!)を使ってもいい。
何をつかうかは、作る人のクリエイティブな感性に任されている。

ケーキのレシピを書こうと思って、はっとした。
ケーキ型の大きさだ。
しらべてみたら、日本の典型的ケーキ丸型、4,5人分用は直径12センチか15センチらしい。

私はいままで投稿した3回の文章の中で、一度も私の住んでいるところを書いてこなかった。
どこに住んでいるかは、どうでもいい、と思っていた。
どこに住んでいても、私はわたしだ、と思っていた。
でも、私のもっているケーキ型の大きさが日本のものとは断然ちがい、レシピの分量も変わってくることに気がついて、やっぱり私の居住地を書くことにした。
これからも色々なテーマを書いていくごとに、住んでいる場所は明らかにしておかないと、内容にも無理がくるような気がする。

私はドイツに住んでいる。
この国で、もしケーキの大きさが12センチや15センチだったら、国民から「小さすぎるっ!」って絶対クレームがくるに違いない。
たとえクレームがこなくても、大食いフードファイターズのように、彼らは12センチ・15センチのケーキをひとりで、一気に丸ごと食べちゃう可能性もある。
ドイツでは、ケーキ型の大きさは、たいてい直径26センチか28センチだ。
それも、彼らはケーキのでっかい一切れを、2つは平気でいっぺんに食べる。
私も胃腸がそれに合ってきて、一度に2切れペースはまあ、いけるようになってきた。ただしその場合は、夕食抜きだけど。

なので今回は、私のレシピに書かれている量を半分にして、書いてみよう。そうしたら、だいたい12センチから15センチの型でいけるのではないかと思う。 

リンゴケーキ
【材料】 バター(またはマーガリン)  70g
     砂糖             80g
     たまご            1個
     塩              少々
     小麦粉            125g
     ベーキングパウダー      小さじ1杯   
     ミルク            60~70ml
     リンゴ(または好みの果物)  250~350g

【作り方】 
1.ケーキ型全面にクッキングシートを敷く。クッキングシートがない場合は、バターを薄く全面に塗って、その上に小麦粉をうすくかける。
オーブンを160℃で温めておく。

2.バター(あらかじめ室温で軟らかにしておいた方が混ぜやすい)と砂糖、たまごを少しずつ泡だて器で混ぜ合わせる。生地に空気が入り白っぽく、なめらかになったらOK。

3.ふるいにかけた小麦粉とベーキングパウダーを2.の生地に少しずつ入れて、木べらでさくっと混ぜる。だんだん固くなって混ぜにくくなるので、ミルクを少しずつ入れて、生地をなめらかにする。
生地の固さの基準は、木べらで生地をすくい上げてみて、生地が切れて下に落ちず、つながっている状態になればOK             
4.生地をケーキ型に入れて、表面を平たくする。

5.リンゴは(大きさにもよるが)、皮をむいて、くし形に8つ程度に切り、型の外側から生地の上に、少し沈めるように並べていく。
並べるのが面倒くさければ、サイコロ状に切って、パラパラと入れてもいい。その際も生地の中にちょっと沈めるのを忘れないで。他の果物の場合も、同様に。
            
6.オーブンで、40~50分焼く。オーブンによっても、型の大きさや生地の固さによっても、出来上がり時間が違うので、30分以降は、焼き具合に気をつける。
ケーキがきつね色になって、中心をくしで刺してみて、生地がくしに引っつかなかったら出来上がり。

小麦粉アレルギーの人は、米粉やほかの粉を使ってもいいし、乳製品がダメな人は、豆乳や豆腐をペースト状にしたものをミルク代わりにしたり、バターの代わりに食用油を使ってもいい。
レシピ通りでなく、上記のような代用のものを使っても、失敗はしない。

生地の中に、シナモンを入れてみたり、レモン汁や擦ったレモンの皮を入れて混ぜたら、味がもっと深くなる。でもそれは好み次第だ。

このレシピは、私の義母(ドイツ人)が彼女のお母さんから受け継いだ、つまり現在、三代目のレシピだ。簡単で失敗もなくできる、彼女たちから受け継いだ「大きな宝」である。
今度は私の娘に受け継いでもらい、4代目の宝にしていきたい。
いえ、皆さんにもぜひ試していただき、世界の宝??になれば、義母も義祖母も天国で大喜びするだろう。きっと。






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