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安倍晋三が首相であった当事,和泉洋人首相補佐官と大坪寛子官房審議官コンビの「コネクティングルーム」という話題

 ※-1 本記述がとりあげる話題は,2020年2月に世間の耳目を惹いた国家官僚2名,それも「老・壮年」のとりあわせであった「男・女」の「バッカプル」が垣間見せた,それも「お遊び人生的な公務員の勤務実態」

 a) 安倍晋三の第2次政権(2012年12月26日~2020年9月16日)は,いまさら振りかえってみるまでもない事実であったが,この国が衰退途上国へと向かう進路に転回させるがために存在したごとき,つまり「亡国・滅国のための,そして国恥・国辱を振起させただけの腐敗権力体」でしかありえなかった。

 日本の経済が,あのアベノミクス(アホノミクス)のせいで,いまや「先進国落ち」したかのごとき体たらく(惨状)にまで落ちこんだ。やはりあのアベノポリティックスのせいで,日本の政治が2流,3流どころか,4流程度にまで地盤沈下を来した。

 それらはなんといっても,あの「世襲3代目の政治屋」であったバカボン息子の「子どもっぽい政治手腕(?)」の結末であった。
 
 ちまたで発行された「アベヨイショ本」は,この甘ちゃん政治屋であった安倍晋三のことを,実際にはアメリカの元トランプ大統領にどのようにガキあつかいされたり,ロシアのプーチンにはまるで幼児並みにしかみられず,単に小馬鹿にされていた肝心な事実などそっちのけにしたまま,いかにも「この国のことを真剣に考えていた」りっぱな人物であったかのように,そのありえない虚像を描いている。

 だが,安倍晋三の死後になってもまだ,そうした「ヴィヴァ! アベ」の賛美を無条件に発信する物書き連中は,安倍晋三の第2次政権をきちんと総括したうえで,その種のゾッキ本を制作・販売しているのではない「自分たちのみっともなさ」を,全然自覚しないところがもの悲しい。

 b) 2024年の現在になってみれば,この国は「失われた10年」の第4周回目を順調に(!)進行中である姿にしか映らない。経済学者野口悠紀雄は,G7から日本ははずされその代わりに韓国を入れるかもしれないと発言していた。

 つぎにその野口悠紀雄の発言が記述されている『DIAMOND online』の記事を紹介しておくが,これは2021年8月26日に書かれていた。

 さらに,「振り向けば韓国…日本のGDP『4位に転落』だけじゃない 実はすでに『G7で最下位』の体たらく」と題した『東京新聞』2024年2月16日 06時00分,https://www.tokyo-np.co.jp/article/309533 の報道は,こう指摘していた。

内閣府が〔2月〕15日に発表した2023年の名目国内総生産(GDP,季節調整済み)の速報値は,ドル換算で4兆2106億ドルとなり,ドイツに抜かれて世界3位から4位に後退した。

 日本の1人当たりの名目GDPは,2022年の時点ですでに先進7カ国(G7)最下位に転落している。本紙の試算では,2023年は前年より240ドルほど目減りしており,経済協力開発機構(OECD)加盟国中21位だった2022年よりも順位を下げる可能性がある。

『東京新聞』2024年2月16日 
『東京新聞』2024年2月16日当該記事付表


 この記事は,途中の小見出しに,日本経済は「アベノミクスで円安に 2013年から沈んだ」と文句を添えていた。この記事には上の表が添えられていたが,2023年から2024年にかけてはこの順位が,さらにどうなっていった(いく)かは,いうまでもないことがらに属する。

 c) したがって『東京新聞』の2024年2月15日のつぎの記事からは,関連する一部の段落のみとなるが,画像資料のかたちで紹介しておきたい。

日本はいま弱り目に祟り目状態

 つぎの「OECD加盟国の国民1人当たりのGDP」は,前段からの説明で子細についてはズレがある統計になっているが,日本の国力が記録してきた趨勢のひとつをしるうえで参考になる。

OECD加盟国の国民1人当たりのGDP

 d) 以上のように安倍晋三の第2次政権の政治過程においてならば,顕著に弱体化してきた「日本の政治と経済」の問題は,いわばマクロ(巨視)の視点からみた〈アベ的な失政〉として現象してきた。

 ところが,まさしく真実は細部(微視した個所)に宿るではないが,安倍晋三政権の時期には,この「世襲3代目の政治屋」が日本の政治と経済を私物(死物)化させただけでなく,アベのまわりに蝟集した国会議員・国家官僚たちもまた,その死物化したも同然のこの国のまつりごと全般を,さらに溶融・腐敗・弱化させるだけであった「我利私欲のための行動」を重ねてきた。

 e) 本日の中心となる話題は,題名的に具体的に表わすとこういうものであった。

 「安倍晋三首相-和泉洋人首相補佐官-大坪寛子官房審議官」たちが壊しまくってきた「日本の政治と経済」,落ちるところまで落ちた「この国の哀れな政治倫理的な惨状」

 あの「初老の小学生・ペテン総理」安倍晋三君に比べたら,どうということもない大坪寛子審議官らの,とても厚顔で,そして,余裕しゃくしゃくだったその「大人の態度」にこそ露骨に観てとれたのが「人相学的に凶の感想」であった。アベ風の「政治私物化の現状〔とその後〕」は,ホンモノの「日本国の死物化」を想起させてやまなかった。

 昔,「男の顔は領収書,女の顔は請求書」というセリフを聞いたことがあるが,この大坪寛子官房審議官の人相をよく観ていたら,なんと「領収書兼請求書」付きである「女版・国難の相」(?)が浮刻されていた。

 この大坪寛子の人相は,後段においてお写真をいくつか提示し,じっくり鑑賞してもらうことになる。


 ※-2「新型肺炎の会見に大坪審議官,まさかの登場に騒然! 和泉洋人首相補佐官との公私混同で問題となった女性幹部」『情報速報ドットコム』2020.02.06 13:12,https://johosokuhou.com/2020/02/06/25148/

 この話題に入る寸前につぎの画像をみたい。「アーン」と「ウーン」の「阿吽の呼吸」の2人,男のほうの妻がこの図をみたら「ナントいう?」

1960年にすでに放たれていた
ジャンピエールベルモンドからの
一言だと『勝手にしやがれ』


 『週刊文春』が公私混同疑惑でスクープした大坪寛子・厚生労働省大臣官房審議官(52歳)が,新型コロナウイルスの記者会見に出ているとして物議を醸しています。

 大坪審議官は和泉洋人首相補佐官(66歳)と公費で海外出張をおこない,京大 iPS 細胞研究所の山中伸弥所長を訪ね,研究費削減を通告した直後に京都でデートしていた場面〔いい年したこの2人が京都へ公務出張のおり,お手々つないで仲睦まじい場面を公開〕が激写され,「税金を使った出張で公私混同」などと批判を浴びていました。

 この大坪審議官が〔2020年〕2月6日の厚生労働省の記者会見に姿をみせ,新型コロナウイルスに関する感染状況の報告を語っていたのです。渦中の人物を堂々と登場させたわけで,記者会見をみた人たちからは「顔を出せる神経が信じられない」「なんでこの人が!?」というような批判や困惑の声が相次いでいました。

 補注)〔 〕内補足は引用者。


 ※-3「安倍首相補佐官 海外出張でも公私混同の疑い 厚労省女性幹部とコネクティングルーム宿泊」『週刊文春』編集部 2020/02/05,https://bunshun.jp/articles/-/31861 

 なお,この記事の source は: 『週刊文春』2020年2月13日号,https://bunshun.jp/articles/-/31861 であったが,現在(2024年6月20日に検察したところで)は削除されていた。 

 --和泉洋人首相補佐官(66歳)が,大坪寛子厚生労働省大臣官房審議官(52歳)との海外出張のさい,ホテルの部屋割りをめぐって外務省に異例の要望を出し,2人の部屋がつながっているスイートルームに宿泊していたことが「週刊文春」の取材で判明した。  

 2018年9月17日,インド・デリーでおこなわれた「インド高速鉄道に関する第8回合同委員会」。和泉補佐官は日本側の団長として参加したが,訪印には大坪審議官を伴っていた。

 「宿泊先は,ニューデリーの中心部にある五つ星ホテルの『タージマハルホテル』だったのですが,手配にあたり,関係者に “補佐官ロジ対応事項” として周知徹底されていたことがありました。それは,『和泉補佐官と大坪審議官,お二人の部屋の接続を重視して宿舎を確保する』というものです」(外務省関係者)。

 『週刊文春』は,インド出張における部屋割りを記した内部文書を入手。それによれば,和泉氏の部屋は712号室(エグゼクティブ・スイート)。大坪氏の部屋はその隣の710号室だ。取材班がインドに飛び,同じ部屋に宿泊して確認したところ,和泉氏と大坪氏が宿泊した712と710は,内扉でつながっており、自由に往来可能な「コネクティングルーム」だった。

コネクティングルームと日程関係資料
 

 大坪氏は直撃取材に「だからなに? そういうホテルがあるかもしれないけど,私は承知してません。失礼ですよ!」などと回答。和泉氏には書面で事実関係を質したが,「回答を差し控える」としている。

 補注)大坪寛子は,自分の泊まった部屋のこと(特徴を),まったく覚えていなかったということか? それともよく覚えていたのでかえって,即座に「そのように答えることができた」のか?

 どのどちらかであって,その中間という記憶はありえないはずである。すでに文春砲の洗礼を受けていた大坪寛子審議官であったためか,2発目の襲来には事前に覚悟ができてい様子がうかがえた。

〔記事に戻る→〕 厚労省出身で労働問題コンサルタントの田岡春幸氏が指摘する。 

 「室内で行き来できる『コネクティングルーム』は事実上,同じ部屋に泊まっているのと同じ。民間企業であれば,男性上司から女性部下に対するセクハラとして認定される事案です。さらに,公費を使っての出張として適切とはいえません」

 和泉氏と大坪氏をめぐっては,昨〔2019〕年12月に『週刊文春』が「京都不倫出張」を報じた。公費で京都に京大 iPS 細胞研究所の山中伸弥所長を訪ね,研究費削減を通告した約1時間の面会後,腕を絡ませて京都観光をしたり,かき氷を食べさせあうなど3時間にわたってデートした様子が論議を呼んだ。

公費でデートとはこりゃまた楽しいな
中年おばさんと初老男との国家高級官僚のバカップル?

 菅 義偉官房長官は記者会見で「公私は分けていた」とし,2人の行動を問題視しない姿勢を示していた。

 補注)この官房長官も,自分の根深い非常識を重々承知のうえで,このように答えていたものとしか受けとりようがない。菅君の口癖は,なっといっても,例の「問題ない,問題ない,問題ない,……,……,……」であった。

問題がないのではなくこの人自身が
大問題であった

安倍晋三のあと首相になっていたが
問題があって1年ほどしかもたなかった

 安倍晋三やこの菅 義偉らは,とくに自分たちの仲間,一族郎党に関するあつかいになると,必らずそうしたネポティズム(縁故主義,népotisme)を,温情的かつ理不尽に満開させていた。

〔記事に戻る→〕 巨額の税金を使った海外出張で,なぜ2人はコネクティングルームに宿泊したのか。京都出張にくわえて,海外出張でも和泉補佐官の公私混同疑惑が浮上したことで,高い倫理観が求められる公務員として適切な行動だったのか,2人が行動をともにしたミャンマー,中国など計4回の海外出張などはどのような対応だったのか,今後,説明が求められそうだ。

 〔2020年〕2月6日(木)発売の『週刊文春』では,和泉補佐官と大坪氏の他の海外出張をめぐる疑惑や,山中教授の iPS 細胞研究の費用削減をめぐる国会答弁が虚偽だったことを明らかにする新証拠などについても詳報していた。

 

 ※-4 鈴木杏樹,配偶者ありの男性と不倫ごっこ

 『週刊文春』2020年2月13日号は,「和泉洋人首相補佐官と大坪寛子官房審議官」の『男と女の物語』をとりあげていたが,吊るし広告から紹介してみるとその左側部分のほうで,つぎのように宣伝文句を煽っていた。 

       ♠ 妻は「私の人生を返して」と号泣 ♠

 「宝塚トップスターから夫を奪った鈴木杏樹『禁断愛』」。

 1月30日,千葉の海岸で,人目もはばからずハグやキスを繰り返すカップル。7年前に夫を亡くした女優と,ロン毛をなびかせる元歌舞伎役者はラブホテルへと消える。だが,男には宝塚でトップを極めた妻が……。

鈴木杏樹の話題

 今日〔ここでは2020年2月7日〕の午後になったころだが,こういう関連の情報が閲覧,入手できた。

 鈴木杏樹の夫であった「山形基夫」(やまがた・もとお,1956年5月18日生まれ)は,駿河台日本大学病院(現在の日本大学病院)外科部長外科医師であった。山形は,2013年に享年57歳で死去していた。

 補注)山形基夫は日本大学病院長も務めた。

 山形は,医師としてテレビ出演などもしており「ガンの権威」として紹介される程の名医としてしられていた。鈴木杏樹と結婚したのは1998年6月,交際4ヶ月でのスピード婚であった。

 2人の出会いは患者と医者という関係だったことでも話題になっていた。鈴木杏樹は腸閉塞の病気を患い手術をした過去があり,その時の手術を担当したのが,直後に夫となった山形であった。

 夫婦で料理をするなど仲睦まじく暮らしていが,結婚15年目に当たる2013年に山形が病気で亡くなっていた。病名は「肝疾患」といわれており,肝臓の移植手術をするためアメリカのボストン病院で闘病生活をしていた。

 鈴木は山形が死去してから7年が経った時点で,『週刊文春』に不倫行為を暴かれた。相手が妻のいる男性であっただけに,完全に不倫となる交際であった。この件について,「2人で支払い 4000円なりのラブホテル」を利用したとか,かまびすしく書かれてもいた。

 鈴木杏樹の不倫相手は元歌舞伎役者の喜多村緑郎であった。ここでは,この2人のお写真だけかげておく。本ブログ筆者のある感想は,つぎの※-4で記述したい。

こちらも「勝手にいやがれ」という感あり

 

 ※-5 若干の感想

 1) 大坪寛子は面の皮がとても厚い女という感想

 いわゆる「文春砲」からは,2発目の砲弾が大坪寛子官房審議官に向けて放たれたわけである。ところが,ご当人はこの砲弾を,なんのてらい(恥じらい?)もなく,それも「顔面(身体)全体」で,その「ずどん」と飛んできた飛翔体を「ドスコイと受けとめた」ような表情だったと報道されていた。

大坪寛子画像1
大坪寛子画像2

 上にこの女性の顔の写真をさらに出してみる。いまより少し若い年齢の時期における「顔つき(人相)」である。上掲の2葉のうち下の写真がより若くみえる。

 当事,問題の渦中にいた彼女=大坪寛子官房審議官は,国家官僚であるはずの自分の立場から披露したその「表情」を披露していたが,これについて率直な感想をいえば,まさしく「ずいぶん厚顔無恥だな」と形容するのがふさわしかった。

国会委員会で答弁する大坪寛子の表情には
「オマエらアタイに対してなに失礼なこといってんだ」

わたくち様のバックには安倍晋三が控えているだぞ
少しは「控えろ!」
という意気ごみが感じられた

 大坪寛子官房審議官は,現在〔当事〕において自身が置かれた立場をよく承知しつつ,それでも自分なりに覚悟していたらしく,完全に開きなおった態度を,堂々と披露していた。そうした反応を,マスコミ側に対して返すことに関してすら,いっさい躊躇していたようにはみえなかった。

 彼女の立場におけるその覚悟ぶりは,画像や画面に登場したその顔つきからもよく伝導されてきた。なかなかの役者ぶりであった。つまり彼女は,「完全に開きなおった態度」を,みずから正直に発散させてやまない「眼力」を働かせていた。彼女はそこまで,たいそうたくましい「厚かましさ」を湛えていた。

 もっとも,大坪寛子官房審議官が,「自分は公務員としてなんらやましいと疑われる行為」はいっさいしていないと,自信をもって答えられる事情はありえなかったゆえ,その「厚かましさ」は非常識もきわまっていた。

 前述にも関説したことであったが,とくに見物だと感じたのは,彼女が「だからなに? そういうホテルがあるかもしれないけど,私は承知してません。失礼ですよ!」と答えたその “女度胸のよさ” であった。

 それはもう,ともてよく腹の座った応答ぶりをみせてくれた。だが,彼女はなぜそのように,周囲が絶対に納得などしえないはずの,そのような対応:回答を示すことができていたのか?

 つぎの記述のなかには,彼女の気持を理解をするために必要と思われる「なんからの糸口」が含まれている。女も50歳台になると,これだけ水準の高い,とても図々しい根性を蓄えることができていたのかと,感心させられる。

 2)「『文春砲』で渦中の厚労省大坪審議官が『異例のスピード出世』と言われる理由」,室伏謙一:室伏政策研究室代表・政策コンサルタント(経済・政治 DOL特別レポート)『DIAMOND online』 2019.12.26 4:50,https://diamond.jp/articles/-/224521 参照。

 いわゆる「文春砲」で渦中の人となった和泉洋人という首相補佐官と厚生労働省の大坪寛子審議官。この大坪審議官は役人の間では,常識はずれの人事による「異例のスピード出世」といわれている。一般の人にはあまりピンとこないようだが,なぜ「異例」「常識はずれ」の出世といわれるのか。元総務省官僚でもある筆者が解説する。

  ◆-1 そもそも本省の課長級の職に就くのは,府省による違いはあるものの,容易ではない。

 ある省では,本省で課長級分掌職になり,他府省に出向し課長級分掌職,また本省に戻っても課長級分掌職,そしてまた出向してやっと課長級,いくつか課長級の職を歴任したものの本省には戻れず,独法(独立行政法人)出向といったように,本省の課長級の職に就くことができずにずっと外回りという例もある。

  ◆-2 また別の,大きな地方組織をもっている省では,地方支分部局の部長(といっても本省では課長級か課長級分掌職相当)や都道府県への部局長としての出向,さらにはたまたま霞が関に戻っても,本省ではなく他府省への出向と,ずっと本省に戻れず衛星のようにその周りをグルグル回っていたという例もある(地方支分部局や地方公共団体のポストをグルグル回ることを,「地方ドサ回り」呼ぶようだ)。

 当然のことながら,府省による違いはあるので,押し並べてこうであるというわけではないが,本省の課長級ポストにたどり着くのがいかに困難であるのか,お分かりいただけたと思う。そして,その本省の課長級ポストをすっ飛ばして官房審議官という人事がありえないものであることが,あらためてご理解いただけたのではないだろうか。

  ◆-3 ありえない人事は省内からの「恨み」の対象になる

 こうしたありえない人事は,当然批判の対象となるのみならず,とくに省内からの「恨み」の対象になったとしても不思議はない。事実,今回の情報の出元も厚労省内であるとの話もあるくらいである。

 では,なぜ「ありえない人事」がおこなわれたのか? このあたりに今回の一件の真相が隠れていそうである。

 最近では秋元 司衆院議員をめぐる疑惑や,総務省の事務次官の突然の辞任劇とかんぽのあり方問題がマスコミをにぎわし,本件はその陰に隠れてしまっている感があるが,ことの進展しだいで大坪氏はどう遇されるのか,ありえない人事の結末に注視したいところである。(引用終わり)

 ところで,和泉洋人には妻や家族がいるはずだ〔と思う〕が,個人情報だとかなんとかいいわけされて,その関連の情報が世間には流れてこなかった。マスコミ側はもしかしたら,どちらかの方面に「忖度してそれをバラさない」でいたのか? それほどむずかしい情報を入手する案件でもあるまいに……。

 安倍晋三の第2次政権時に,日本のマスコミ・メディアは本来の使命・役割・機能がマヒ状態になっていた。現時点(2024年6月20日)という日付でいえば,この国の大手マスコミ・メディアの凋落傾向はいちじるしい。

 その穴埋めをなんとか試みているのが,ユーチューブ動画サイトなど,SNSの世界から発信・交流されている情報源であるが,既存のマスコミ・メディアはいまや,完全に逆機能化した。もはや無価値どころが反動的に有害な役割すら果たす体たらくぶりすら,発現させている。そのひどさはトンデモの部類にまで成長している。

 故・安倍晋三政権のときその手先になったかのごとき新聞紙,『ゴミ売り新聞』および『3K新聞』,リベラルだった正確などすでに昔の思い出と化した『舞道新聞』や『浅火新聞』,国営放送というよりは単なる政権御用のスピーカー装置一式になりはてたNHK,とりわけ,その他の民放テレビキー諸局の腰抜けぶりときたら,はなはだしいことこのうえない。

 さて話を本題に戻そう。

 a) ともかくこの和泉洋人の場合〔に関してだけ?〕は,しっかり情報秘匿がなされている様子に映った? 多分,安倍晋三に近い筋の関連情報になると,今回のような〈糞詰まり状態〉にしておくよう措置されているのか,などと勘ぐられて少しもおかしことはない。

 安倍晋三という「首相の補佐官である和泉洋人」の妻や家族は,自分の夫や父が「ほかの内閣」「官房審議官である大坪寛子」と,どうみても「けっこう,いい仲である」姿をみせつけられて,黙認でもしていたのか,それとも仕方なく我慢をしていたということか?

 和泉洋人と大坪寛子は,前段にその写真をかかげてあったが,京都出張のさい,文春砲の直撃を受けて「画像に浮上させられた」2人の仲睦まじい姿は,洋人の妻や子どもたち(家族)が〔もしも「居て」それを「観た」としたら〕,なんと感じるか?

 大坪寛子の立場からは,本当に「だからなに? そういうホテルがあるかもしれないけど,私は承知してません。失礼ですよ!」という口調でもって,洋人の妻や家族に対しても答えられるのか。

例の京都出張で撮影された1葉

 以上の記述に関して,とくに「注視しておいたらいい」という「ところ:問題の核心」は,いったいどの付近にあったのか?

 和泉洋人「首相補佐官」と大坪寛子「官房審議官」は「いい仲だ」という答え方だけで,ほぼ95点くらいの点数は付けてもらえる判定になる。洋人が自分の妻から,

 「あなた,大坪さんとはきっと,なにかあったね」と突っこまれて,「絶対にそういうことはない」などといい返せる「確証(evidence?)」は用意できない。誰にも・・・

 以上,通常の常識的な説明であった。ただし,和泉洋人は妻帯者であるという前提での話であった。

 b) アベノポリティックスが,首相官邸を砦(足場)にして「安倍個人のために手足となって働くだけの秘書官や補佐官」を大勢集めておこなってきた「この国における為政の本質」は,いまとなっては,民主主義の基本である「三権分立」の政治体制をぶち壊した。

 いいかえれば,「アベ1強〔凶・狂〕」の専制的独裁主義の政治が,恣意に任せてこの国をいじくりまわしきたがために,この日本という国は非常に『醜い形状』に貶められた。

 現状まで,政治的には完全に後進国だとみなすほかない,つまりは「敗戦後」における政治過程のなかでは,もっとも体たらく度のひどい,醜悪きわまりない政権が,安倍晋三によって作られた。

 安倍晋三が第2次政権以降,いままで積み上げてきた「2010年代における負の政治史」は,のちの歴史家たちによってきっと「最悪・最低・最凶の日本の政治」を存分に展開させた総理大臣として,この「世襲3代目の大▲カ政治屋」を特筆大書するに決まっている。

 この安倍晋三という首相のやること・なすことは,もしも彼が「本当の子ども」でなかったのであれば,「正真正銘の3流世襲・政治屋」として「怪挙」を成就させたとしかいいようがない。その意味でも,明治時代からの近現代政治史とっては「悪魔の時代」と命名したらよいほどの惨憺たる政治(内政も外交も)が,彼によって推進されてきた。

 c) いまの時期,まともに新聞報道しようとする報道機関のひとつである『東京新聞』が,2020年2月5日の社説をこう書いていた。


     ◆【社説】検事長の人事 政治介入という悪例だ ◆                =『東京新聞』2020年2月5日 =
 
 政府が定年間近の黒川弘務東京高検検事長の勤務を半年間延長した。次期検事総長に充てる目算だとされる。検察庁法の定めにはなく,公正たるべき検察に政治の介入を許す悪例となるのを恐れる。

 「禁じ手の人事だ」「汚点になる」。検察OBや官僚らからも批判が噴出している。それほど前代未聞の出来事だ。

 検察庁法では定年を検事総長は65歳,検事長を含む検察官は63歳と定めている。黒川氏は今〔2〕月7日に定年を迎えるはずだったが,半年間の延長を閣議決定した。異例の人事は国会でもとりあげられ,森 雅子法相は「重大,かつ複雑な事件の捜査・公判に対応するため」と答弁した。
 
 だが,そんな単純には受けとめられてはいない。現在,検事総長である稲田伸夫氏が慣例どおり,おおむね2年の任期で今年8月までに勇退すれば,黒川氏を後任に充てることが可能になるからだ。
 
 確かに国家公務員法では,公務にいちじるしい支障が生じる場合に勤務の延長を認めているものの,検事長の勤務延長の前例はない。立憲民主党の枝野幸男代表は「検察官の定年は検察庁法で定められ,国家公務員法の規定を使うのは違法,脱法行為だ」と批判する。
 
 事件捜査の畑よりも法務官僚としてキャリアが長い黒川氏については,政権との距離が近すぎるとの評がある。それを枝野氏は問題視したのだ。  もともと検事総長の後任には「政治色がない」とされる林 真琴名古屋高検検事長が就任するとの見方が有力だった。ところが,今回の閣議決定で,後任が入れ替わってしまう見通しになった。

 つまりは官邸による人事のコントロールが検事総長にまで及ぶ危うさが露呈したわけだ。「この人事は法務省のなかで決定した」と首相は国会で答弁したが,本当なのか。2013年に「憲法の番人」たる内閣法制局長官に,集団的自衛権行使の容認派だった外交官を充てた異例の人事と重なる。

 検察庁はかつてロッキード事件や金丸 信・元自民党副総裁の脱税事件など,政権中枢の腐敗を摘発した歴史をもつ。首相経験者をも逮捕しうる検察トップが,官邸の指一本で差し替え可能ならば,そんな検察を誰が信頼できるだろうか。

 「政治との距離」を誤ると,中立・公正の看板が傾いてしまう。「政治からの独立-当たりまえの姿勢」がゆがめば,厳正な政界捜査など望むべくもない。

『東京新聞』2020年2月5日「社説」

 そうである。安倍晋三は「日本の政治を誤って(殺めて)いる」『世襲3代目の大▲カ政治屋』であった。

 民主主義の基本理念など「糞食らえ」でしかありえないデタラメのボンボン人間が,この国舵とりを都合8年もしてきたのだから,おかしくならないほうが,どうしてもおかしかった。

 つまり,本当にオカシイかったし,狂っていたとしか形容しがたい政治家(?)が,この安倍晋三というトンデモな世襲政治屋であった。

 日本の憲政史上,安倍晋三が最悪の総理大臣たる事由を,これまでさんざんみせつけてきたのは,もちろん彼自身であった。日本の民主主義は地に落ちている。それはアベ流に好き勝手に操作されてきた『為政の私物化』によって結果した。

 それはまた,「日本の大恥」としての「負の成果」であり,いいかえれば,日本という国全体を『死物化』させたと指弾されて当然である。安倍晋三はダメにした。アベはウソつきだ,アホだ,狂っているとか,さんざんにこき下ろされているけれども,一刻も余裕はなかった。

 この国じたいを壊滅させつつあるシンゾウをできるかぎり早く退散:除去させないことには,この日本国は21世紀中でも,あと10年もしたら,本当の3流国に落ちる。

 補注)以上の5~6段落分の記述は,2020年2月段階における言及であったから,まだ安倍晋三が首相であった時期に対する発言であった。いちおう念のため断わっておきたい。

 d) 前段, 『東京新聞』の社説が言及していた内容については,関連して,つぎの記述が専門的な観点から解説をしているので,許観ある人は併読してほしい。

 ⇒「『検事長定年延長』で,検察は政権の支配下に~森法相の答弁は説明になっていない」『郷原信郎が斬る』2020年2月5日,https://nobuogohara.com/2020/02/05/「検事長定年延長」で,検察は政権の支配下に~/

 そういえば,当事,2020年2月7日に発売された『文藝春秋』3月号に,石破 茂が「ポスト安倍『世論調査1位』が覚悟の直言 安倍総理よ,このままでは日本が滅ぶ」と心配して,「総理の『桜を見る会』答弁は不誠実。支援者より国民に向き合うべきだ」と語る記事が掲載されている。

 いまごろ,石破はなにをいっているのかという印象である。党を割って出ていく勇気もなかった「戦争お宅」の,これまた「世襲の国会議員」が,あの「幼稚で傲慢」「暗愚で無知」「粗暴で欺瞞」であるアベ君と,いったいなにを対話したり討論できるつもりでいるのか?

 間違いでなければ一種の錯覚であり,その錯覚でなければある種の幻想であり,この幻想でなければただの白日夢。アベ君は火の点いていなかった昼行灯も同然であったが,なぜかこれが火を噴いて母屋を燃やしている最中……。

 アベ首相は,他党の代表たちと1対1の差しで,本格的な政治の議論を交わすことができるのか? 基本的な政治「家」としての理念なり思想なりをもちあわせていない人間である。

 e) 要は,日本の政治をぶち壊してきただけの世襲政治屋であった。つまりは,「戦後レジームからの脱却」屋でありながら,このレジームを作ってくれたアメリカに向かっては,なにひとつまともにモノをいえなかったシンゾウ君であった。

 この人に,なにかを期待することなどありえなかった。この記述はそもそも2020年2月ごろに書いて公表した一文であって,その年は新型コロナウイルス感染症が流行しだしたために,この国の「衰退現象」はさらに深まる事態になっていた。

 

 ※-6 参考にしてみたい記事3件

 ★-1「和泉総理補佐官(元・建設官僚)の公金不倫を安倍官邸が不問にしているのはなぜ?:2013年以降,山口県(安倍氏の地元)の公共事業予算が急増している」『新ベンチャー革命』No.2590,2020年2月7日,http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/5710379.html

 この参考記事は,要するに「安倍晋三が和泉洋人首相補佐官に◉玉」を握られていて,動きがとれない」という事情・経緯があったと指摘(推測)している。

 和泉洋人首相補佐官と大坪寛子官房審議官が,公務出張中に堂々と2人仲良く不倫の行為を,好き勝手におこなえた背景が,多分その付近から「判る」。

 ★-2「女医として『彼の隣に寝た』と鉄面皮の女,大坪寛子!」『半歩前へ』2020年02月08日,https://85280384.at.webry.info/202002/article_92.html

 ★-3「安倍側近の和泉補佐官と “公費不倫” の厚労省・大坪寛子審議官がコロナ会見に堂々と登場! 東出・唐田に大騒ぎのテレビはなぜ沈黙するのか」『リテラ』2020.02.08,https://lite-ra.com/2020/02/post-5246.html 


 ※-7 その後の本日「2024年6月20日」になって,本記述の参考になりそうな一文を紹介

 その題名は「安倍晋三元首相が暗殺された本当の理由」というもので,この文章が掲載されたサイトは『阿修羅 掲示版』。投稿者は魑魅魍魎男,投稿の日時は2年前の2022 年 7 月 19 日 16:56:22,http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/332.html であった。以下に引用する。

 --すでにいくつか記事を投稿したが,数々の証拠から,安倍晋三元首相の襲撃には山上容疑者だけでなく,別の狙撃手がいたことは確実である。それでは,誰がなんのために元首相を暗殺したのか?

 この点については,まだあまり議論されていないようだが,私はこう推察する。

 つまり,安倍元首相は極右に傾き,米国の意向をまったく無視するようになり,それが米国の逆鱗に触れ,暗殺されたということだ。これだけの大物の暗殺は,米国が関与しないかぎりありえない。

 田中角栄,小沢一郎,橋本龍太郎,中川一郎・昭一親子など,米国の意向に逆らって失脚させられたり,不審死した政治家は数しれない。その延長線で,今回の暗殺をとらえるべきだろう。

 安倍政権は,長期化するに従い,より極右的な姿勢を打ち出すようになった。改憲について米国の意向は,米国から兵器を買ってもらい軍備を充実させ,中国や北朝鮮に日本が対抗できるようにすることだったが,

 あくまでも主導するのは米国であって,日本に勝手なことをさせるつもりはない。ところが,安倍氏は,自主憲法を制定して本当の独立を取り戻すと主張しはじめた。

 補注)以上のように指摘された安倍晋三「像」に対比して,岸田文雄の「アメリカに対する態度」にみえみえであった「対米服属一辺倒の基本姿勢」は,指摘するまでもなく明瞭になっていた。

 岸田文雄は,安倍晋三以上に兵器・武器をアメリカから爆買いする路線を,なんら深く考えることもなく認めた。さらには,「原発の再稼働」のみならず「その新増設」まで決めた。

 この岸田文雄君,いったい,自分がどこの国の最高指導者に就いているのか,完全に亡失状態。それでいて,国賓待遇でアメリカに招待されたさいは,自分1人だけまいあがっていた。もっとも女房も随行していたはずだから,この人も当然大喜び……(ウチの亭主もえらくなったものだと)。

けれども最近(2024年6月段階)はもうレームダック状態

〔記事に戻る→〕 同じ改憲でもその意図するものはまったく違うのである。これが普通の政治家ならともかく,安倍氏の祖父・岸 信介は米国CIAのエージェントでもあり,長年,米国と緊密な協力関係を築いてきた仲である。

 東條英機の右腕となって戦争犯罪に加担したA級戦犯・岸 信介を無罪放免にしてやったのは誰か。彼や弟の佐藤栄作を裏で支援して総理にしたのは誰か。その政治基盤を受けついで,2期にわたる長期政権を維持できたのは誰のおかげか。

 そういった恩も忘れて,増長して,独立だ自主憲法だと暴走を始めた安倍氏に米国の怒りが爆発したことは想像にかたくない。

 とくにオバマ米民主党政権は,かねてから安倍首相(当時)の極右的な姿勢に批判的であったが,ついに今回,堪忍袋の緒が切れたということだろう。

 そして,日本に極右化,再軍国化,戦前回帰の兆しを感じて,まったくいうことを聞かなくなった安倍氏を葬ることにしたのだろう。

 そもそも安倍氏には,自分の祖父たちが引き起こした侵略戦争に対する歴史的認識も反省もまったくないし,自分の立場というものがまったく理解できていない。

 彼がもう少し賢く思慮深い人間だったら,米国と良好な関係を維持しながら,日本の真の独立を模索できたのではないか。

 これは「勝手なことをすると,こうなるぞ」という他の日本の政治家に対する警告でもある。暗殺事件の真相をしり,震え上がっている人もいるだろう。

 この暗殺事件が日本の政治に与える影響は予測不能である。極右勢力がなりを潜めるかもしれないし,逆に反発して暴走し始めるかもしれない。それはまだわからない。

 だが,一つはっきりしているのは,この暗殺事件は山上容疑者の怨恨による単独犯行ということにされ,真相は決して明かされないということだ。(引用終わり)

 山上徹也が2022年7月8日,奈良市に選挙中の応援演説に来た安倍晋三を射殺したと断定された事件は,山上が手製で造った散弾銃で殺された安倍晋三の遺体の検分に関して疑問だらけであった。だが,この点をまともに追及したマスコミ・メディアはどこの1社もなかった。

 むしろSNSの世界でユーチューブ動画サイトのなかにこそ,前段のごとき疑いに応えてくれる分析・解説・主張がいくらでも与えられている。その意味でも,非常にうさん臭いどころか,疑問が大盛り状態で残されたままなのが,安倍晋三射殺事件であった。

安倍晋三射殺事件にからむ諸疑問は放置された

 本ブログ筆者は,実地検分を警察側がわざわざ数日置いてから実施したというニュースに接して,殺人事件であったのに,それに使用された手製散弾銃から発射された弾丸などを,現地から探し出したりするための作業を,あえて数日遅れであってもおこなったという捜査態勢には,本当にビックリさせられた。

 一言でいって「ヤル気があった」のかという疑念が湧いた。

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