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安倍晋三の自堕落政治に匹敵したその女性版-「小池百合子の空虚な行政手腕」(1)

 ※-1『日刊ゲンダイ』2024年4月16日の関連記事

 a) まず紹介するのは,「学歴詐称疑惑 “偽装メール” 入手! 小池都知事がカイロ大声明 “捏造” を追及されたのは2度目だった」『日刊ゲンダイ』2024/04/16 13:50,更新日:2024/04/16 13:50,https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/338983 という記事である。

 この『日刊ゲンダイ』の記事を引用するまえに,つぎのように関連する事情を断わっておきたい。

 小池百合子が長年引きずってきた「事件(マター)」性である学歴詐称疑惑問題は,彼女の人生における必需品としてならば重要な存在意義を有していた。だが,この2024年4月段階になると,かつては側近であった小島敏郎の「内部告発」が,再度,彼女の学歴詐称疑惑問題を浮上させた。

 しかも,今回のその告発問題は,いままで小池百合子が上手にわれわれを騙して乗り切ってきた「過去歴の要領」が通用しそうにはない雲行きになった。いよいよ彼女は絶体絶命の大危機(超ピンチ),そのように形容したらよい立場・状況に囲みこまれている。

 つぎの段落から,前段に出した『日刊ゲンダイ』の当該記事を引用する。

--東京都の小池百合子知事がエジプトの名門「カイロ大学」を卒業したのは事実なのか。元側近の小島敏郎氏による月刊誌『文藝春秋』〔2024年5月号〕」での告発で,小池都知事の学歴詐称疑惑が再燃。波紋を広げている。

 付記)なお,【写真】小池都知事 カイロ大卒証明書「顔写真」の謎という「このリンク先の当該画像」の紹介は割愛した。その画像をみても,たいそう解析(理解)しづらいので,ここではあえて紹介しない。

 ポイントは,2020年の知事選直前に駐日エジプト大使館のフェイスブックにアップされたカイロ大の声明が,小池都知事によって“偽装” されたか否かだ。小池氏の卒業を証明する旨が記された声明の真贋について,小島氏は疑義を呈している。

 学歴詐称疑惑で都議会が大荒れのなか,小池都知事が小島氏に対応を相談したのは同年6月6日。小島氏が,卒業を証明する声明をカイロ大に出してもらうよう要請してはどうかと提案するや,わずか3日後の9日に突然,声明がアップされたからだ。

 小島氏は,声明の書きぶりをめぐって,小池都知事が複数の側近と相談していたことを示すメールを入手。それらをもとに〈(小池都知事は)声明文をみずから作成し,疑惑を隠蔽しようとしたのです〉と告発している。

 〔2020年の〕6月6日からの3日間,小池都知事は側近となにを相談していたのか。『日刊ゲンダイ』は小池都知事が当時,側近に送ったとされる2通のメールを入手した。

 〔その〕1通はエジプト大使館のフェイスブックにアップされた英文のカイロ大声明の画像だ。送信日時は6月8日の夜8時34分とある。カイロ大の声明が公表されたのは9日午後2時過ぎ。公表の半日以上前に,声明は小池都知事の手元にあったことになる。

  ♠ 都議会では答弁拒否 ♠

 小池都知事が側近に送ったメール(上田令子都議提供)

 もう1通は,6月8日夜9時20分に送られたもの( ↓ )。こんな文言が記されている。〈明日の4時から 郷原と黒木亮が外国記者クラブで記者会見とのこと。その前に全部済ませます。〉

郷原とは「郷原信郎」弁護士のこと

 確かにメール送信の翌9日,郷原信郎弁護士と作家の黒木 亮氏が外国特派員協会で「小池百合子東京都知事の学歴について」と題した会見を開いている。小池都知事は2人の会見で〔自分が〕決定的なダメージを受ける〔おそれを予測し〕前に声明発表に動いた可能性がある。

 補注)郷原信郎がその後語ったところでは,当該の外国特派員協会における黒木 亮との記者会見は,外国人記者たちの反応がたいそう悪く,冷たい雰囲気になっていたといい,相当に強く落胆していた。

 すなわち,小池百合子は,その会見が実施される直前に,彼女自身が画策した策略を首尾よく成就させていた。換言すれば,彼女の事前工作がとてもうまい具合に「功を奏していた事実」は,今回における「彼女の学歴詐称疑惑問題の再浮上」をきっかけに,さらに明らかになった。

 b) 小池百合子はその意味では相当の策士であった。だが,今回における問題の再浮上は,彼女の命運もとうとう尽きたかという印象が回避できず,御年72歳にもなる彼女は,20代のときから「うそとウソと嘘」を「足場や土台や跳躍台」に悪用してきた人生を,なんと半世紀もの長期間,過ごしてきた。

 いってみれば,小池百合子のそのど根性じたいの卓越さは,驚嘆と賛美に値する。とはいえ,彼女のいままでの「負の人生」が国民・国家に与えてきた「罪と罰」は,「万死に値する」としかいいようがない。

〔記事に戻る→〕 2通のメールは,上田令子都議(無所属)が『日刊ゲンダイ』に提供。上田氏は2022年5月,匿名の告発者からメールのコピーを受けとった。実は,上田氏は2022年12月の都議会本会議で,カイロ大声明について,小池都知事に質問を直接ぶつけていた。

 「卒業のエビデンスとなった声明文が,2020年6月9日に突然公表されました。知事は,エジプト政府,カイロ大関係者等に作成依頼はされていませんよね。また,公表前に目にしたこともないですよね」

 これに対し,都側は政策企画局長が答弁に立ち,正面から答えなかった。都知事本人は答弁を拒否した。

 あらためて上田令子本人に話を聞くと,こう話した。

 「匿名の告発だったとはいえ,カイロ大声明を小池知事サイドが作成したとなると大問題です。確認すべきだと考え,都議会で質問しました。小池知事が答弁を避けたのは,後ろめたい思いがあったからではないか。あらためて,声明公表に至った経緯を説明すべきです」

  “女帝” は逃げずに説明責任を果たすべきだ。

 補注)ことここにまで至った小池百合子「都知事」の身辺は,絶体絶命の大苦境に追いこまれた。彼女の人生行路はいちおう,「真っ赤な絨毯」の上を優雅に歩んできたがごときに映るかもしれない。

 だが,実際には「真っ赤な嘘(八百)」でもってだが,完璧に近いくらい,みごとに舗装された「本当は悪路」を踏みしめながら,自分の人生をそれなりに,つまり「虚飾と見栄」とで満艦飾だった軍艦ごときにして,舵を執りつつ進んできた。 

 確かに小池百合子のその人生そのものは,ひとまずいつも順調に映っており,ギャロップの調子で進捗してきた。けれども,その歩調は「うそとウソと嘘」で整備された道路がなければ,にっちもさっちもいかないはずのものであった。

 ただし,小池百合子の場合,どういう僥倖に恵まれたというのか,表面的には上手に《転進》を重ねてきた様子に映るが,ともかく,いまの「70歳を超える齢」にまで,その運が落ちてしまうことはなかった。

 だが,彼女はいま,まさに転機にぶち当たった。今回の出来事はあらためて,彼女の人生が鋭角な「曲がり角」に差しかかった事実を示唆した。この状況だと,彼女にとっては間違いなく「自分の人生そのもの瀬戸際に立たされた」ごとき,あるいはまさに「崖っぷちに追いこまれた」ごとき状況を迎えたことになる。

 c) 小池百合子は,半世紀にも及んだ「大風呂敷の〈虚説の物語〉」を,みずから長編として綴ってきた。ある意味,日本の政治社会をだまらかすこと以外,なにも実体をもちえず,ただただ「空虚な時空」を生きてきた,それも「彼女風に仕立てていた〈おためがかしの人生〉」は,いよいよその終着駅に到着したことになる。

 彼女は「行きはよいよい帰りは怖い」どころか,もういいかげんに,身動きが取れない状況のなかにはまった。

 20世紀末から21世紀最近における日本政治において,この国を徹底的に堕落・腐敗させたエセ政治家(本物の政治屋)は,21世紀において目立ったその男性版は,いうまでもなくもちろん安倍晋三であった。そして,20世紀の末ごろからすでにその女性版として政界のなかに登場し,目立つ存在になっていたのが小池百合子であった。

 さて,以上のように本日(2024年4月17日)における記述のための前論を記述したつもりで,以下に,本ブログが7年前にすでに公表してあった「小池百合子問題(マター)」に関した議論を,ここに復活・公表することにした。

 以下は,7年前のその議論であっても,小池百合子「問題の性質:本性」に照らして,現在における議論としても,よく活かされうる中身になっていた。

 小池百合子の学歴詐称疑惑がその本質からして未解明であったいままでの事情が,このたびようやくまともに解明される条件がそろった。こうした問題への関心を抱いてもらい,以下に記述する内容を読んでもらえれば好都合である。

 

 ※-2 2017年10月25日に公表されていた記述の議論

 その2017年10月25日の日付で,本ブログ筆者が「小池百合子の政治問題」を論述さい示した論題は,つぎのごとき文句を充てて表現していた。

 主題 「鉄の天井」の上に乗っていた小池百合子,選挙で失敗すると「その下」にいたと逃げ口上,選挙敗北の理由に「女性」性を挙げた「傾国の魔女」らしい卑怯者の遁辞(1)

  副題1 日本の民主主義を安倍晋三とともに破壊しつつある小池百合子が,希望の党の選挙失策を「鉄の天井」(「ガラスの天井」のもじり)のせいにする,厚顔無恥のいいわけ

  副題2 小池百合子自身がその「鉄の天井」を作り,安倍晋三とともにその上にいっしょに乗っかって,野党勢力の分散化・非力化をよりいっそう深めておいて,いまさら自己弁護に努めだすという,とても姑息な「女の屁理屈」

  副題3 その屁理屈こそが,日本の民主主義の弱体化・衰退化を推進させる材料になっていたにもかかわらず,パリで出会った前駐日米大使のマスコット・ガール,キャロライン・ケネディに向かい〔前段のように〕弁明していたけれども,これほど嫌らしい日本国の女性政治家は最近ではまれ

  副題4 男勝りのつもりであったユリノミクスの使い手が,選挙に負けたら「ガラスの天井」にも似た「鉄の天井」が頭上にあっただとか〈いいわけ・ミクス〉する,その負け惜しみ的な女性「性」の強調したところだけは,すごい「鉄壁」である。実に嫌らしいかぎりの「ク・ノ・イチ」政治家

本論の本題・その説明


 ※-3「衆院,女性1割の『天井』 今回当選47人,世界でも低水準」『朝日新聞』2017年10月25日朝刊39面「社会」

 この記事はつぎの段落のみ引用する。この段落の小見出しは「小池氏の発言,波紋も」であった。

 1)記事の引用-第48回衆議院議員選挙,2017年10月22日投票に関した報道から-

 希望〔希望の党,2017年9月25日結成,2018年5月7日解党〕は候補者235人中,女性が47人(20%)を占めたが,当選者は50人中2人(4%)だけだった。

「女性」性を逆立ち的に売り物した
女性自身としての小池百合子

 代表の小池百合子都知事は〔10月〕23日,「都知事に当選して(女性の活躍を阻む)ガラスの天井をひとつ破った。都議選でもパーフェクトな戦いをしてガラスの天井を破ったかなと思ったけど,今回の総選挙で鉄の天井があるということをあらためてしった」と発言。

 その後,「女性だからうんぬんは関係ない」と説明したが,ネット上で波紋を呼んだ。

 三浦〔まり〕教授は「男性か女性かというより,ポピュリズム的な手法に限界があっただけでは」と指摘する。一方,東京1区で希望公認候補として立って落選した弁護士の松沢 香氏(39歳)は,「鉄の天井」について,「女性が強い志をもつことに対して社会がもつ違和感を指しているのではないか」とみる。

 希望の結党当初,小池氏は「初の女性総理誕生か」と報じられたが,その後の「排除」発言が否定的に受け止められた。松沢氏はいう。「男性であれば『リーダーシップを発揮した』と受けとめられたかもしれないが,女性の場合,優しさとの両立が求められるところがあると感じる」(引用終わり)

 2)女性の立場を悪用的に語る「政治家:小池百合子」への批判

 この記事は「村田 悟」という男性記者(多分)がこのようにまとめていたが,「ガラスの天井」をもじった言葉「鉄の天井」を,女性側における政治・社会問題と関連があるかのように,それも今回における衆議院解散総選挙の結果に関してとりあげるのは,ずいぶん奇妙な解釈のしかたであった。

 小池百合子はこのたび,政治家としての自分の野望が思いどおりにいかなかった結果を受けて,そのように「鉄の天井」が自分の頭の上にあったから不首尾な結果になったかのように主張していた。

 だが,「希望の党」(ちまたでの別名を「絶望・失望・死亡の党」とも俗称するが)代表の小池百合子は,もともと,こういう迷文句を吐いていた。

 〔当時の政界話だったが,野党の離散集合の件で〕民進党から,「希望の党」へ合流しようとした一部の議員を「排除いたします」,つまり「(民進党を)まるごと受け入れるなどさらさらない」と豪語したのが,小池百合子。

 補注)この小池百合子の発言を引き出したのは,フリーのジャーリスト橫田 一であった。橫田はつぎの本を2020年8月に公刊していた。

 
 そのときにおける「小池百合子の発言」は,完璧に〈上から目線〉の発言であった。しかも,自分は笑顔をみせ,いい気になって放った文句でもあった。この姿を目のあたりにさせられた庶民(有権者)たちは,その後におけるこの党の「命運を定めることになる〈決定的な悪印象〉」を,小池百合子個人に対して抱いだ。

 補注)安倍晋三はこの「小池劇場の一幕」をはたから観察させられていたゆえ,もしかしたら,これまでの「自分も同じように」「国民たちに」対して,ひどく悪い印象を与えてきた点に,ようやく気づかされたのではなかったか? 

 ただし,安倍自身があまりにも「幼稚で傲慢」な政治家の資質であったためか,今回は,もういい加減に小池からでも教えられる《なにか》があって,それをいくらかは習得できたのではないかと思いたくと,そうはいかなかった。彼はその後もあいかわらず,「世襲3代目の政治屋」であった特性(悪性)をわずかも改良できなかった。

 なお,安倍晋三はその後,2022年7月8日に銃殺されるかっこうで,日本の政界から消えた。 

 いままでは,自民党の支持であっても安倍晋三「個人」のことは(傲岸不遜で)嫌いだという「自民党支持者」が目立った「日本の政治の様相」のなかにあって,この小池百合子が記録した「ヒール的な発言」を契機にして,

 晋三君のほうの姿が一時的にであっても,またいささかでも,かすむほかないような〈絶風景〉が前面にせり出ていたはずだが,そのおかげについて,安倍が,内心ではほくそ笑んでいたかどうかについて,筆者は寡聞にしてしらない。

 その〔2017年〕10月22日投開票の衆院選では,鳴り物入りでにぎやかに登場した「希望の党」であったけれども,小池百合子の前段のごとき〈決定的な高慢チキな失言〉のせいで大失速した。結局,与党(自民党 プラス「コバンザメ政党:公明党」)に,またもや圧勝の機会を与えた。

 この最大の原因になった要素は,「希望の党」が9月29日会見の場で,小池百合子(東京都知事)がいい気になって放った「前段のごとき “排除発言”」(⇒ 民進党〔当時〕の議員連中を全員受け入れる気など「さらさらない」)であった。

 この発言がテレビで繰りかえし報じられるにともない,小池と「希望の党」の印象は一気に悪化したのである。

 なお,小池百合子が滑った発言をした上述に件については,つぎの記事も参照してみたい。


 3)2017年10月22日「衆議院解散総選挙」-小賢しいいいわけをする女性政治家-

 結果,同党の「立候補者者235人のうち当選者はたった50人」。それに対して,小池にコケにされてしまい,排除された衆議院民進党の議員たちが,結党して選挙に挑んだ立憲民主党は,前職15人全員を含む78人(内訳は民進党出身者56人,自由党出身者2人・その他新人など20人)が立候補し,小選挙区18議席(追加公認1議席を含む),比例代表37議席で計55議席と飛躍し,野党第1党を獲得した。

 ところが,その選挙の期日〔10月22日〕にはパリに出張・滞在していた小池百合子は,自分がそのように決定的に「希望の党」を敗戦させた理由について,つぎのようにいいぬけようとしていた。

 すなわち,「自分が女性もある点」にも引っかけてたとえた表現を工夫しつつ,「ガラスの天井」ならぬ「鉄の天井」があったからなどといって,しかも選挙での実質的な敗北を説明できるはずもない,すなわちその「理由にもならない理由」を,牽強付会にもその弁解のためにもちだしていた。

 しかも,その弁解を披露した「時・場所・事由」からして非常によくなかった。この点は,次項※-4で言及する報道記事でさらに議論する。

 選挙で負ける以前,都知事議選(2016年7月)や都議選「都民ファースト」(2017年7月)のさい,非常に調子のよかった時期であったならば,けっして口にしないはずの迷せりふ,つまり「女の不利性」を,小池百合子はいいわけにもち出してきた。

 小池が調子に乗れていた以前の時期には,その女の「強味:有利性」を大いに宣伝して,その成果を存分に獲得していながら,いざ,形勢が不利・苦境に転じたとなるやこんどは,「ガラスの天井」からさらに「鉄の天井」があったなどと実に弁解がましかった。自分の失敗をすべて世の中になすりつける悪しき論法である

 小池百合子ほどの女性政治家が本当に,その「鉄の天井」を事前に可視できていなかったとでもいうのか?

  国政選挙でみごとに敗北しなければ,不可視すらできなかったのがその「鉄の」天井であったのか?

  つまり「いうにこと欠いて」,ともかく,自分の責任だけは全面的に「日本政治社会の側の暗い事情」のほうに押しつけている。

 率直な感想でいえば,まったく完全にズルイ,屁理屈の才能だけは長けている人物である(オンナだとかオトコだとかいう以前・以外に……)。


 ※-4「小池氏『総選挙で鉄の天井』 パリでの国際会議,女性活躍の質問に」『朝日新聞』2017年10月24日夕刊

 パリを訪問している希望の党代表の小池百合子・東京都知事は〔2017年10月〕23日,キャロライン・ケネディ前駐日米大使と対談し,惨敗した衆院選について「都知事に当選して(女性の活躍を阻む)ガラスの天井をひとつ破った。都議選でもパーフェクトな戦いをしてガラスの天井を破ったかなと思ったけど,今回の総選挙で鉄の天井があるということをあらためてしった」と語った。

キャロライン・ケネディと小池百合子-2017年10月23日-


 小池氏は温暖化対策などを話しあう国際会議でケネディ氏と対談し,女性活躍についての質問に答えた。会議後,小池氏は記者団に「鉄の天井」の発言の真意を問われ,「厳しい戦いであったというひとつの表現。女性だからということと直接関係ない。いい試練で,多くを学ばせていただいているとポジティブに考えている」と説明した。(パリ=野村周平)(引用終わり)

 だが,このいいぶんも詭弁であった。ガラスの天井は女性向けの差別問題にかかわる修辞であり,以前(昔)から存在する文句であった。

 だが,小池百合子はその上には「鉄の天井」もあったといいたかったのだが,要は,選挙に勝利できなかった(候補者総数235人のうち女性が47人:20%で,その当選者数は50人で女性は2人:4%だった),それだけのことであった。

 この結果(現実)をみたくも認めたくもないのか,いいかえれば「糊塗しておき」「忘れたい」のか,自分の責任ではなく「鉄の天井」があると,それも女性差別に関する表現「ガラスの天井」に類比させて発言した。

 そのさい,いちおうは気になったのか「女性だからということと直接関係ない」とも断わっていた。だが,それならば「間接には関係がある」ということか? 実に歯切れの悪い遁辞的に留保したがる発言であり,いさぎよくもない理屈であった。

 よく考えてみたい。今回の選挙に関していえばたしかに,「ガラスの天井」の問題に誘引できそうな「女性立候補者数の少なさ」や「実際の当選者が少ない」といった性質の問題があった。

 だが,その問題と「鉄の天井」のために選挙の結果において「希望の党」が全然振るわなかった問題とは,まったくに,それこそ事情・背景を百%異にする「異次元の別問題」であった。

 つまり,直接にも間接にもなんら関係のない「別の問題」があった。それはむしろ,小池百合子自身が惹起させていた問題そのものであった。

 ところが,その完全に別々である問題同士,換言すれば「女性差別に関する社会問題=ガラスの天井」に対するところの「選挙で敗北した政治問題=鉄の天井」を,直接にではないけれども,間接には「比較・類推できる問題同士」であるかのように,

 すなわち,「天井」ということばを媒介(テコ)に使い,上手(本当は下手?)に選挙での敗北の原因に(間接的にであっても)関係づけて「騙ろうとしたたところ」が,相当にウソっぽい語り方になってもいた。

 つまり,彼女の体裁をとりつくろうためだけの詭弁が披露されていた。「間接(的)にでならば,なんでもを・なんとでもいえる」から……。

 そういった詭弁的な口調を得意にする小池百合子の政治家としての基本姿勢が,あの「発言」(民進党議員でも「排除します・さらさらない」)であった。「傾国の魔女」と呼称・形容されているゆえんが分かるというものである。

 安倍晋三の「亡国の魔男」の別働隊の「女の長」であった小池は,自民党圧勝のために手助けする結果を産んでいた。この結果は直接的でもあり,なおかつ間接的でもあって,みごとなまでの協働作戦(むろんその相手はアベ自民党)として展開された。 

           ◆ この『 ※-4の補遺』◆

 以下は,「『緑のタヌキ』は,すみやかに“排除”されるべき」(『郷原信郎が斬る』2017年10月25日,https://nobuogohara.com/2017/10/25/ から抜粋して引用)

 「ガラスの天井」というのは「資質または成果にかかわらずマイノリティおよび女性の組織内での昇進を妨げる,みえないが打ち破れない障壁」のことである。今回の選挙結果は,小池氏が「組織内で女性の昇進を妨げる障壁」に妨げられて敗北したものだというのである。

 恐るべき問題の「すり替え」だ。たしかに,いまだに日本の社会には「ガラスの天井」が至るところに残っている。多くの働く女性たちはその障壁と懸命に戦っている。小池氏がやってきたことは,その「ガラスの天井」を巧みに利用し,男性たちをたぶらかして,みずからの政治的野望を果たすことだった。

 今回の選挙結果は,小池氏の野望の「化けの皮」が剥がれただけだ。小池氏が今回の選挙結果と「ガラスの天井」を結びつけるのは,多くの働く女性達にとって許しがたいことのはずだ。

 パリでの「ガラスの天井」「鉄の天井」などの発言,帰国後の「せっかく希望の党がたちあがっているわけですから,国政に向けても進んでいきたい」などの発言をみるかぎり,小池氏が今回の選挙結果について,そして,自分の所業が日本の政治や社会にいかに深刻な影響をもたらしたかについて,真摯に反省しているとはとうてい思えない。

 今後もまたさまざまな策略を弄して,「緑のタヌキ」として巻き返しを図ろうとしてくることを十分に警戒しなければならない。小池氏は「都政に専念せよという都民 国民の声であったと真摯に受けとめたい」といっているようだが,都民の1人として率直にいわせてもらえば,小池氏には国政だけでなく,都政にも実質的にかかわってもらいたくない。

 都知事にとどまるのであれば,マスコミ対応や外交活動などをやるだけにとどめてもらいたい。小池氏が都政に実質的にかかわっていくことが,まったく有害無益であることは,都知事就任以降のこれまでの経過をみれば明白だ。

 「緑のタヌキ」に「化かされた人」も,正体を見破って「化かされなかった人」も,今回の総選挙で思いしったはずだ。「緑のタヌキ」は国政からはもちろん,都政からも速やかに「排除」されるべきである。

狐につままれるような小池百合子「緑のたぬき」の話法
    

 

 ※-5「衆院選,野党一本化していたら… 62選挙区で逆転 本社試算,与党251議席どまり」『日本経済新聞』2017年10月25日4面「政治」

 a) 今回の衆院選は与党が3分の2(310議席)を上回る議席をえて,野党は敗北した。民進党が立憲民主,希望両党,無所属での出馬に割れ,与党が小選挙区で全体の約8割の226議席をうる大勝につながった。日本経済新聞社の試算で野党が候補者を一本化していれば,与党が勝った62選挙区で勝敗が逆転する。

いまだにこれと同じような選挙が反復されているが


 野党競合による政権批判票の分散が与党を利した構図が鮮明。試算は立憲民主,希望,共産,社民の各党公認候補と,無所属のうち衆院解散時に民進,自由両党所属の前職候補や公認内定をえていた元職・新人候補の小選挙区得票数を合算した。

 自公両党は今回の衆院選で計313議席をえて,憲法改正の発議に必要な3分の2を維持した。比例代表の獲得議席を今回の衆院選の結果と同じと仮定すると,小選挙区の62選挙区で逆転すれば与党は計251議席になる。

 衆院の常任委員長ポストを独占し,全委員会で過半数の委員を確保する絶対安定多数(261議席)を下回る。逆転はすべて自民党候補の選挙区で,自民党は222議席で単独過半数(233議席)を獲得できない。

 62選挙区で逆転すれば,現職閣僚の上川陽子法相(静岡1区)や江崎鉄磨沖縄・北方相(愛知10区)が敗北。石原伸晃前経済財政・再生相(東京8区)らも敗れる。政権批判票の分散を象徴する地域が東京都だ。

 都内25選挙区のうち15選挙区で立憲民主,希望両党が戦った。与党は20選挙区で勝ったが,試算では,うち14選挙区で勝敗がひっくり返る。立憲民主,希望両党の公認候補と,衆院解散時に民進党の無所属候補の得票数を合算した場合は15選挙区で勝敗が逆転。与党が3分の2を割る。

 野党が実際に候補者を一本化しても,試算どおりになったとは限らない。民進党出身者には共産党との選挙協力に抵抗が強い議員が多く,憲法改正などをめぐって見解の違いが露呈しそうだ。単純に得票数を合算した試算と比べ,野党への支持が広がらない可能性がある。(引用終わり)

 b) 「希望合流 悔やめども 衆院選,4割が落選」『日本経済新聞』2017年10月25日朝刊43面「社会2」に移って

        ♠「さらさらない」発言〔の悪影響〕♠

 民進党から希望の党に合流しながら衆院選で落選した議員が,支持者らへの謝罪や釈明に追われている。政策の違いを超えて手を組んだが,支持を広げることはできず,合流議員の4割超が落選した。「曖昧な立ち位置が敗因」「失望した」と支持者らの不満は強い。秘書たちはつぎの職場探しに走り出した。

希望の党は「希望のない党」


 北海道2区で希望の党から出馬し落選した松木謙公氏(58歳)は〔10月〕24日,支援者の自宅などを回り,なんど度も頭を下げた。「情けない。野党同士で票をとりあってしまった」。9月下旬,民進党の前原誠司代表が希望の党への合流を突如表明。両院議員総会に参加し,合流を受け入れた。

 希望の党は公約で改憲議論の推進をかかげ,「憲法9条は変えるべきではない」と主張する松木氏の政治信条とは正反対。それでも「組織が決めたことだからやるしかない」と迷いを吹っ切った。

 だが,選挙戦が進むにつれ,希望の党の勢いは失速。松木氏は「党内のリベラル派」を自称し,選挙を戦ったが共産党候補と競合し,自民党候補が当選。議席を失った。

 解散時に民進党議員で,今回の衆院選に出馬したのは計81人。うち45人が希望の党から出たが,当選したのは26人で4割以上の候補が落選した。一方,立憲民主党にくわわった16人は全員が当選。松木氏は「立憲から出馬していたら勝ったでしょうね」と悔やんだ。

 関西地方の陣営の男性スタッフは「(希望の党の)考え方を受け入れられないリベラル派の支援者が離れていった」と振りかえる。民進党に籍を置きながら希望の党の公認候補者を応援する矛盾を日増しに感じていった。「筋を通した立憲に票が流れるのも当然だ」

 東北地方で落選した男性候補者も支持者回りに追われている。選挙事務所では24日午前,60代の男性スタッフが室内のポスターをはがし,緑色のジャンパーをたたんで段ボールに入れた。スタッフの多くは民進党員やサポーター。男性は「緑色に違和感があった」と打ち明ける。合流後,数人のスタッフが議員のもとを離れたという。

 関東地方の選挙区で落選した候補者の男性政策秘書は,選挙事務所の片づけ作業に追われた。手元にあったのはつぎの「職場」を探すための履歴書。野党から与党,そして民進党,希望の党へとつぎつぎと政党を変わってきた。再就職先となる議員の政治信条は問わないと割りきる。

 比例区で長く民進党に投票してきた千葉県松戸市の自営業の女性(63歳)は「希望の党は自民党との違いが曖昧だった。信条を捨てて希望に合流した議員たちにはがっかりした」と憤る。

 京大大学院の曽我部真裕教授(憲法学)は「候補者にとっては当選してなんぼ。しかし,人気を意識した政界再編の結果,政策論争に欠ける選挙戦になり,野党が票をえられなかった」と指摘する。

 

 ※-6「与党で議席3分の2,『多すぎる』51% 朝日新聞社世論調査」『朝日新聞』2017年10月25日朝刊1面

 衆院選の結果を受け,朝日新聞社は〔10月〕23・24日,全国世論調査(電話)を実施した。自民党と公明党合わせて定数の3分の2を超える議席をえたことについて尋ねると,「多すぎる」が51%で,「ちょうどよい」32%を上回った。(3面=立憲支持率17%,4面=質問と回答)

「水と油の間柄のはずの」自公野合政権が
のさばりつづけてきたのが日本の政治
岸田文雄はそのなれの果てをよく体現させている

 自民大勝の理由については「安倍首相の政策が評価されたから」は26%で,「そうは思わない」の65%を下回った。自民支持層でも「評価」45%,「そうは思わない」48%だった。

 自公で「3分の2」については,比例区で自民,公明に投じた人も,それぞれ3割が「多すぎる」と答えた。年代別では,18~29歳で「ちょうどよい」56%が「多すぎる」23%を上回ったが,他の年代は,いずれも「多すぎる」の方が多かった。

 今後,安倍晋三首相の進める政策に対しては「期待の方が大きい」29%に対し,「不安の方が大きい」は54%にのぼった。自民支持層は「期待」58%,「不安」24%だったが,無党派層では「期待」11%,「不安」69%と逆の傾向になった。安倍首相に今後も首相を「続けてほしい」は全体で37%で,「そうは思わない」47%の方が多かった。

 野党第1党になった立憲民主党には49%が「期待する」と答え,「期待しない」41%を上回った。「期待する」は内閣支持層でも44%,内閣不支持層では63%に達した。年代別では,60代の期待が高く,62%が「期待する」と答えた。内閣支持率は42%(17・18日実施の前回調査は38%),不支持率は39%(同40%)だった。(引用終わり)

 補注)以上の記事のなかでとくに注目したい,つぎのごとき結果も報道されていた。

 政党支持率は自民39%に次いで立憲が 17%であり,ほかは公明4%,希望3%,共産3%,維新2%,社民1%などであった。調査方法などが異なるため,単純に比較はできないけれども,前回2014年の衆院選直後の調査によれば,野党第1党の民民主党に対する支持率は7%しかななかった。

 --以上は,朝日新聞社の世論調査報告であったが,ここに小池百合子「効果」がいかほどあったか,ただちには判断しかねる。

 けれども「希望の党」が初めから「排除せずに」民進党と合体して今回における衆議院を戦っていれば,200議席はムリであったとしても,150議席程度までは獲得できたかもしれない。小池もその程度までは「希望」(期待)する気持を抱いていたと推測してみてもよかった。

 だがそれにしても,安倍晋三政権を支持しない有権者層からすれば,また自民党支持層のなかでも『この首相が嫌いだ』という国民・市民・庶民たちの票を,大々的に逃した小池の「それダメ(!)発言 “排除します,さらさらない” 」は,

 日本の民主主義が「亡国の魔男」(安倍晋三)によって蚕食されつつある状況のなかで,さらにこれに拍車をかける役割を彼女(「傾国の魔女」)が遺憾なく発揮したことを意味した。

 

 ※-7「9条に自衛隊明記,反対45%賛成36% 朝日新聞社世論調査」『朝日新聞』2016年10月25日朝刊4面

 1) 朝日新聞社が〔10月〕23,24日実施した全国世論調査では,安倍晋三首相が意欲をみせる憲法9条改正についても聞いた。「自衛隊明記」について,安倍政権での改正の賛否を聞くと,「反対」45%が,「賛成」36%を上回った。

安倍晋三から岸田文雄の政権を経て憲法9条は
完全に骨抜き状態
米帝の属国日本は実質的にすでに完成済み

 年代別では,18~29歳は「賛成」49%が「反対」34%を上回った。他の年代では反対の方が多かった。とくに60代では反対54%に対し,賛成27%だった。男女別では,男性は45%が賛成だったが,女性の賛成は28%にとどまった。

 支持政党別にみると,自民支持層では賛成63%に対し,反対は22%だった。一方,立憲支持層では反対が88%にのぼり,賛成は8%。無党派層では反対44%,賛成21%だった。

 改憲の賛否別に,今回の衆院選の比例区投票先をみると,「賛成」の51%が比例区で自民に入れたと答えた。一方,「反対」は34%が立憲に入れ,12%は自民に投じた。

 安倍内閣の支持,不支持の理由を4択で聞くと,支持の理由は「他よりよさそうだから」がもっとも多く44%,続いて「政策の面から」が24%。不支持の理由は,最多が「政策の面から」の36%で,「首相が安倍さんだから」の27%が続いた。(引用終わり)

 2)「〈社説〉 自民党 数におごることなかれ」『朝日新聞』2017年10月25日朝刊

 自民党が大勝した衆院選。だが,その勝利はそれほど分厚い民意に支えられていたとはいえない。選挙結果を分析すると,そんな実態がみえてくる。政党名で投票する比例区では自民党の得票率は33%だった。一方,立憲民主党は20%,希望の党は17%。単純に足し合わせれば,票数にして自民党を220万票上回る。

有権者中25%の得票率の自民党が
創価学会公明党と野合し政権を専有

 全国289の小選挙区では,自民党の得票率は48%だが,議席数では75%を獲得。これが自民党の大勝を決定づけた。後援会や地方議員らの組織力や公明党との選挙協力で,選挙区での自民党の地盤は強い。

 同時に,1議席を争う小選挙区制度では,第1党の獲得議席の比率が得票率に比べて大きくなる傾向がある。これが自民党を後押ししたこともたしかだ。

 投票しなかった人を含む全有権者に占める自民党の絶対得票率は小選挙区で25%,比例区では17%にとどまる。つまり,自民党は有権者の4分の1から6分の1の支持で,全体の6割もの議席をえたことになる。安倍首相は投票翌日の記者会見で「いままで以上に謙虚な姿勢で真摯な政権運営に努める」と語ったが,当然だろう。  

 今回の選挙では,自民が選挙区の75%を占有したが,実際の得票率は48%しかなく,制度の特質(欠陥)がきわだっていて,「死票」が48%にも達していた。

 このおかしい点は比例区(定数174人)における当選者数を数えても,納得がいく。野党とみなしておける各党の人数合計は87人であり,これは「与党:自民党と公明党」の87人と同数である。

 前掲した表「衆議選の当選者数」から計算すると,こうなていた。

  自民党    66人
  立憲民主党  37人
  希望の党   32人
  公明党    21人
  日本共産党  11人
  日本維新の会 7人
  そのほか諸党・諸派 0人

〔記事「社説」に戻る→〕 気になるのは,同じ会見で首相がこうも語ったことだ。「同じ総裁のもとで3回続けて勝利をえたのは,立党以来60年余りの歴史で初めてだ」。

 党幹部からは,来〔2018年〕秋の党総裁選での「安倍3選」を支持する声が早々に上がっている。もう忘れたのか。そんな「1強」の慢心こそが,政権におごりとひずみを生んだことを。

 首相の「謙虚」の本気度が試されるのは,早期に国会審議の場を設けるか否かだ。8月の内閣改造から間もなく3カ月。閣僚の国会演説すらおこなわれていない。憲法にもとづく野党の臨時国会召集要求も無視して,である。こうした国会軽視,憲法軽視の姿勢をまず正さなければ「謙虚」も「真摯」も口先だけ,といわれてもしかたがない。

 補注)現在の首相岸田文雄も,安倍晋三がそうした政権運営をそのまま継承している。閣議決定でなんでも決めてしまい,国会の立法機関としての存在意義を,完全に破壊しまっている。

〔記事に戻る→〕 自民党の議員たちにも問う。首相の政策や政治姿勢になんの異論もないのか。活発な議論を失ったまま,唯々諾々とついていくだけの与党でいいのか。

 公明党の衆院選比例区の得票数は,2005年の郵政選挙をピークに減少傾向にある。山口那津男代表が反対を明言していた集団的自衛権行使を認めたように,こんどは憲法への自衛隊明記を受け入れるのか。

 主張すべきは主張し,緊張感ある政治を実現する。その責任に野党も与党もない。(引用終わり)

 公明党(自民党の「下駄の▼ソ」)にこのような批判を与え,なにかを期待したところでむなしい。むしろ,以下のごとき指摘が正鵠を射ていた。

  イ) 公明党を裏であやつる創価学会某名誉会長の座右の銘は,「創価学会の創価学会による創価学会のための政党,それが公明党」である。公明党はしばし政教一致だといわれている〔というまでもなく,もともとそ完全にそれが一致していた,しかも創価学会のための政党〕。

  ロ) 公明党は政党(正当)だから,国民の税金から支出された政党助成金を受けとっている。税金を払わない宗教団体の強力な支持をバックに受けた政党が,税金をもらうというおかしな構図があるが,これに触れることはもちろんタブーであるが正当である。

  ハ) だが,そんな〔以上の〕ことは,「公明党」も「創価学会」も誰も気にしないいったら〔抹殺されます〕。

 註記)「公明党」『アンサイクロペディア』http://ja.uncyclopedia.info/wiki/公明党

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【※断わり】 「本稿(2)」は明日以降に続く予定である。記述されしだい,ここにリンクを張って指示する。

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