見出し画像

席取り名人のターゲットに私はなってしまった!

いつもの電車で職場に向かう。
青梅線拝島午前9時18分発の快速東京行き。
2号車シルバーシート付近。
いつもの見慣れた風景だ。
前の席には松葉杖を携えた若者が座っている。
今後の展開は、立川の一つ前の西立川で我が盟友「席取り名人」が乗り込んで来て、若者の前に立つ。
立川で彼の下車を待ち、席を確保する。
今日もそのルーティーンが見られる事を信じて疑わなかった。
西立川駅に電車が滑り込んだ。
止まる寸前、名人の姿が確認できた。
自信に満ちた表情をしている。
一直線に若者の前に進み、席を確保する筈だ。

指定席!


ドアが開いた。
名人は一直線に、エッ?エッ?

私に向かって進んで来た

若者は後ろですが?
私は彼の風貌が苦手なので、何回か隣りの席に彼が座った時、慌てて立ち上がり、眼の前の特別快速に飛び込んだ経緯が有る。
名人はそれを見越しているのかも知れない。
ゲームとしてその方が、断然面白いに決まっている。
名人が近付けば、私は逃げると踏んでいるのだ。
その見通しは当たりだ!
情け無いが、今日も我慢出来ず、逃げてしまった。
私の完敗
これで彼は2号車での影響力を強固にする地固めに成功した
 
来週から違う車両で新天地を見つけようと思う。

新天地
ここも良いね!

拙い文ですが、溢れ出る思いを、人に伝えたいと願っています。日常にある小さな出来事ばかりですが、その視点により皆が幸せになれると嬉しいです。何より読んで欲しいと切望しています。宜しくお願いしますね!