見出し画像

アニメ艦これ2話感想

こんばんわ
せいたろうです☕

11月7日は立冬でした。
暦の上では冬だというのに最近暑いですね。
でも窓を開けていると涼しい風が入ってきて気持ちがいい季節です。

さて、「艦これ」いつかあの海で#2が放送されました。
今回も書きたいことがいっぱいあったのでここに吐き出していきたいと思います。
今日初めて知ったんですがOP歌ってるのX-JAPANのTOSHIさんなんだそうです。女性だと思ってた。本当に素敵なお声です。
それではさっそくあらすじから。

「海峡へ」

旗艦より最上、偵察機発進されたし

旗艦「山城」より航空巡洋艦「最上」へ偵察機の発艦要請。
最上が偵察機の発艦を始める。
「頼んだよ。」
第一偵察機、発艦。
「意見具申、続いて第二偵察誘導機、2号計画に基づき発艦許可されたし」
「…いいわ、許可します」
瑞雲2番機、発艦。


OPが明けて本編が始まります。最上の航空隊の発艦シーン、痺れました!ちゃんと妖精さんが手旗信号で発艦支持してるんですよね。妖精さんは声がこちらには聞こえませんが敬礼したりモールス信号したりしてコミュニケーションとってます。魚雷艇群を見つけて慌てふためいている妖精さんもめっちゃ良かったです。
因みにここで最上の偵察機が偵察隊を発艦させるのはぴったり史実どおりなんですよね。しかし、今回は「瑞雲」も発艦しています。

偵察機、敵艦隊発見

偵察機が敵機を発見。
暗かった水面に暁がさす。
「瑞雲、第一偵察機より敵情入電!スリガオ海峡に敵魚雷艇群十数隻を発見、さらに同前面にも多数の敵魚雷艇群を認む。」
「待ち伏せね。」
山城が扶桑の方を振り返る。
「…そうね姉さま。最上、続けて、読め。」
「瑞雲、第一偵察機より敵情偵察情報続報!我、レイテ湾上空に到達。
敵侵攻艦隊の触接に成功せり!レイテ湾敵情、輸送艦80、戦艦4、巡洋艦多数、さらに駆逐艦多数を認む。」
「上等ね…予想通りの大部隊」


最上の偵察隊が敵艦隊への触接に成功しました。史実だと2日目の6時50分ごろで、最上の偵察隊が発艦してから4時間ほどたってからでした。それまでに2隻の敵潜水艦と会敵しています。

敵情を聴き顔色を変える山城

対空戦闘

「敵船!潜望鏡!165度方向!」
水面から顔をのぞかせる敵潜水艦の潜望鏡を時雨が発見。
潜航を開始する敵潜水艦。
山雲が機雷を手にし対潜警戒態勢に入る。
しかし周囲を警戒していた満潮が気づく。
「20度方向に敵機編隊!」
対潜を厳としながらも対空戦闘を準備する。
最上カタパルトより艦隊防空「強風隊」発艦。瑞雲隊も発艦を始める。
戦艦山城、扶桑は三式弾を装填する。


敵潜水艦と敵航空機の攻撃に遭います。史実でも9時40分ごろに対空戦闘を行っています。この敵航空隊に気づいた満潮の肩に双眼鏡をもった満潮に似た妖精さんが乗っていました。ゲームでは12.7cm連装砲C型改二に乗っている妖精さんです。満潮は12.7cm連装砲C型改二を装備しているのでしょう。こういうオリジナルの艦に妖精さんが乗っているの可愛いです。
あと三式弾を装填しているときの山城の艤装の中で走り回っている山城に似た妖精さんも良かったですね。
強風改の戦闘の隊長機が手信号をして機体を右側に揺らしてから旋回を始めるのとかも良かった!レバーを引く音、機銃を打つ音、エンジンの唸る音。全部良い。
そして今回は最上の水戦「強風改」が大いに活躍しました。ここは史実とは違うところですね。今回のMVPです。

戦闘態勢の満潮
12.7cm連装砲C型改二の妖精さん

時雨、扶桑、被弾

最上の強風隊、瑞雲隊が敵機を撃ち落とす。
しかし敵機に後ろをつかれ1機が撃墜される。
上空より爆弾投下。時雨の右手の主砲に直撃する。
刹那、扶桑上空からも爆弾投下、扶桑右肩の三連装主砲に直撃、黒煙を上げる。
山雲に迫りくる敵爆撃機。
「僕がやらせないよ!」
危機一髪、最上の対空射撃により撃ち落とすことに成功する。


最上の瑞雲の背後を敵につかれ、一機撃墜されてしまいます。中の妖精さんはベルトを外して脱出し、パラシュートで降りてました。細かい。

戦闘状態の時雨

敵機離脱、再集結

「お疲れだったね。」
水上へ着水した最上の瑞雲を甲板へ引き揚げる。
最上カタパルト上の妖精さんが水上へ向かって敬礼。見つめる先には複数の黒煙があった。
最上の航空機は数機が撃ち落とされ鉄屑となって水面に浮かんでいた。その一つ一つにパイロットが乗っていた。全員が助かったわけではない。
集結した1YB3H部隊が損害報告を行う。
4駆被害なし、駆逐艦時雨、戦艦扶桑が小破。
「僕は平気だけど、扶桑、大丈夫?」
「…扶桑型はこんなことではびくともしないわ。本当よ。
…時雨はちゃんと守ってくれたわ。そして私たちも、いえ私たちが、みんなを護るのよ。…未来に、伝えるために。」
最上の水上機はサンホセ基地へと帰る。


最上の甲板上の整備員の妖精さんが海面に敬礼したところは少し辛い気持ちになりました。水面にパラシュートで降りたはずの妖精さんのパラシュートや飛行服らしきものが浮いていたからです。パイロットの妖精さんは助からなかった。物語はそれで何かあるわでもなく、残酷にも淡々と話が進んでいきます。この戦いで初めて出た被害者は名もなきパイロットでした。艦娘ひとりひとりはちゃんと母艦なんです。航空機はただの装備ではないのです。パイロットがいないと飛びません。当然の事なんです。
ここで扶桑が意味深なことを言っていました。「未来に伝えるために。」どういう意味でしょうか。考察しがいがあります。

着水した瑞雲を引き上げる最上

先行掃討隊、先行

最上の損害は軽微。最上は4駆とともに先行部隊を編制しスリガオ海峡で待ち伏せる魚雷艇を駆逐しに向かう。時雨は旗艦の直衛に就く。
4駆の山雲は緊張する朝雲に抱き着き安心させようとする。遠目で見る満潮は呆れて緊張感はないのかと問う。

緊張感のない山雲と朝雲

PT小鬼群との戦闘

日没。
「最後の出撃になる…かな。」
カタパルトの整備員妖精さん、パイロット妖精さんが最上を励ます。言葉は発しないが、最上を鼓舞するには十分だった。
「そうだね、頼むよ!」
瑞雲隊夜間攻撃隊、発艦。
満潮の妖精さんも望遠鏡で目を光らせる。満潮が敵魚雷艇群を発見する。
左舷、右舷から魚雷艇が接近。朝雲、山雲は右舷を、最上、満潮は左舷への砲撃を開始する。


最上と第4駆逐隊が先遣隊として敵PT群を掃討に出ました。いい作戦だと思います。戦艦の扶桑、山城は船速が遅く、砲台の旋回速度も遅い、次弾装填速度も小柄な船より当然遅いです。敵はアメリカ軍のPTボートがモデルとなったPT小鬼群です。駆逐艦よりもっと小柄で(なので艦ではなく艇)高速で敵に近づいて魚雷を打ち込んできます。魚雷を接近して撃たれれば戦艦であってもひとたまりもありません。この魚雷艇と呼ばれる艦種を駆逐するために生まれたのが駆逐艦なんですね。
PTボートと言えば「ブラックラグーン」ですね。そしてあのジョン・F・ケネディが艦長を務めたのが「PT109」です。PT109は駆逐艦「天霧」に衝突して沈みますが、ケネディは何とか生き残り大統領にまで登りつめます。

PT109のプラモデル

本隊増速!

「先遣隊の会敵を認む。本隊増そ…」
突然の爆音。
山城の足元から水柱が立つ。山城の目前まで迫ってきた魚雷艇からの攻撃だった。
「囲まれるッ!」
顔を青くする時雨。
「時雨増速!迎撃するのよ!砲戦開始!」
撃ち方はじめ。
しかし戦艦の砲では魚雷艇にかすりもしない。
「キャハハハッ!」
子供のような奇声を発しながら魚雷艇群が時雨を囲む。やられたかと思った直後、先遣隊が本隊に戻り魚雷艇群を打ちのめす。
艦隊は力を合わせ敵PT小鬼群を蹴散らすことに成功する。


夜中にスリガオ海峡に入り、敵のPT群から攻撃を受けるのも史実通りです。ここでは全艦被害を出さずPTを蹴散らすことに成功します。
史実だと日をまたいで三日目の0時過ぎ頃です。せっかく先行隊を行かせたもののPTに戦艦が襲われることとなりました。でも全艦無事でした。よかったよかった。満潮の「私のいない間に全滅とか、やめてよね」が聞けて満足しております。
ここでまた山城が意味深なことを言っていました。「ここで私たちが全滅しても…」おそらく時雨に生き残ってもらい未来へ伝えてほしい、というようなことを言いたかったのでしょうか。

PT小鬼群

第二遊撃部隊

最上の偵察機が第二遊撃部隊のもとへ届く。モールス信号で第二遊撃部隊旗艦「那智」へメッセージが送られる。第三部隊へ誘導するとのことである。第二遊撃部隊は最大船速でスリガオ海峡へ向かう。


第二遊撃部隊に瑞雲が接触しました。かなり密に第一遊撃部隊第三部隊と連絡を取り合っています。今回は同時に突撃できるのではないでしょうか。そうなると鬼に金棒なんですが。瑞雲が見つけられる範囲なのでかなり近いところまで来ているはずです。

スリガオ海峡敵艦隊

敵艦隊本体に場面が移る。
空も海も燃えているように赤い。
複数のPT小鬼、駆逐艦ナ級、重巡ネ級、戦艦ル級、そして黒く禍々しい敵の親玉は、二隻の人型が身を寄せ合って敵の方向を睨みけていた。

「これより第一遊撃部隊第三部隊はスリガオ海峡を抜け、レイテに進撃する。艦隊、警戒陣に移行、スリガオ海峡に突入する!」


ラスボスが出てきました。まあでもレイテ沖海戦が終って坊ノ岬沖海戦もやると思うので中ボスかもしれません。ここで出てきた敵は2017年秋イベント『捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)』のラスボスの海峡夜戦姫です。艦これ第一期のラストのイベントの前編です。このイベントも捷号作戦、レイテ沖海戦がモデルとなった海域でした。この身を寄せ合っている二人、扶桑と山城です。イベントのラスボスには艦娘に似た深海棲姫が出てきますが、どういうことなのかわかっていません。果たしてこの深海棲姫がなぜ生まれ、なぜ攻めてくるのか、解明されるのでしょうか。

海峡夜戦姫

考察

リアル描写

艦艇、レシプロどちらも好きな身としてはとてもワクワクするシーンが多いのですが、今回は目が覚めるようなな描写に直面しました。妖精さんの死です。兵器とはひとを殺すためのもので、戦争ではひとが死ぬのです。でもそのことを意識することを止めてコンテンツとして日々消費しています。私だって決して軽視しているからミリタリーが好きなのではありません。祖父から戦争の恐ろしさをたくさん聞きました。そうでありながら佐世保海軍工廠で働いていた祖父から船のかっこよさもたくさん聞きました。なので船が軍艦が好きです。
大量に人が死ぬがゆえにひとりひとりすべての戦死者に思いをはせることはできません。でも共に戦った近しい人はその人を忘れないのではないでしょうか。最上の甲板上の妖精さんがそうです。でも艦娘の方は(最上は違うと思いますが)航空機が失われても悲しむ者はいませんでした。そこに少しリアルさを感じました。
僕はゲームをしているときに一機一機の航空機に思いを募らせていません。でもアニメでリアリティを見せつけられ、悲しい気持ちになったのは事実です。
考えすぎかもしれませんが、あえてそう描いていると僕は感じ取りました。なので恐らく今後容赦なく艦娘が沈んでいくのではないかと思います。前回4隻は残ると考察しましたが外れるかもしれません。
でも少なくとも史実通り時雨は生き残るのではないでしょうか。

「未来」というワード

艦娘は過去の戦争の事を記憶の奥底で覚えているんじゃないか。ふとそう思うことがあります。そもそも第二次世界大戦の出来事をなぞっているわけですが、扶桑や山城が「何か」分かっているような描写が散見されます。最上も「これが最後の出撃になるかな」と言ったのも、直感で何かを感じ取っているように感じます。
そして「生きてこのことを未来に伝えて」といったニュアンスの事を時雨に言うことがあります。「未来」というワードにすごく引っ掛かります。戦闘詳報を作戦本部に持って帰るのとは違うのです。「記憶」を持ち帰ることが重要なんじゃないでしょうか。記憶を呼び覚ましたとき戦況が大きく変わる気がします。

今回はこんなとこです。
書きたいことはしっかり書くことができました。
文章って難しいですね。自分の考えがちゃんと伝えられているが不安です。もっといっぱい書いてうまくなりたいと思います。

明日はワカンダフォーエバー見てネタバレ感想書く予定です。

では。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?