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【ヴィパッサナー瞑想前編】ガチ修行。インドでちょっと悟り開いてくる



1日11時間の瞑想を10日間。その間は人と喋ることは愚か目を合わすことも出来ず、スマホを含む全ての娯楽が禁止。この10日間の瞑想を通して悟りを開き、コースが終わる頃には人生が変わる…。

↑こんな経験、世界があるって知った時、めちゃくちゃ好奇心くすぐられません????


こんにちは〜竜馬です。日本を出てから早一ヶ月半、21歳になりました。早いものですね。これまでインド、ネパールをぐるっと回ってきましたけど、犬に噛まれて病院たらい回しになったり、世界遺産で脱糞したり、インドのおかまにビンタで叩き起こされたり、ヒマラヤの麓で野宿したら凍え死にそうになったりと書けることも書けないことも含めて沢山の素敵な思い出がありますね💞
(日本帰ったら焼肉食べたいです。絶対エピソードトークで笑かせれます。多分朝までイケます。連絡待ってます。


そんなこんなで地球放浪南アジア編も終わりが見えてきているのですが、偶に聞かれます。インドに何しに行ってるのー?

いや、これちゃんとインド行ったの目的あるんですよ。結論から言うと、

①ヴィパッサナー瞑想のコースに参加する
②マザーテレサハウスでのボランティアに携わる

の2つですね。ただダラダラ周ってるだけだと思ってたでしょ!色々参加するタイミング見計らってたんだよ!!

とまあ2つ目的あるんですけど、今日は①の瞑想コースについて書こうと思います。ちなみにマジで面白いです。多分やりたくなります。
ちなみに僕は12月29日〜1月9日の日程で参加します。超お正月!!



【ヴィパッサナー瞑想コース】
まずヴィパッサナー瞑想とは何ぞやってところなんですが、日本ヴィパッサナー協会の公式HPにはこう書かれています。

ヴィパッサナー (Vipassana) はインドにおける最も古い瞑想法の一つです。長い年月の間に失われていましたが、2500年前にゴータマ・ブッダによって再発見されました。 ヴィパッサナー とは、「物事をあるがままに見る」という意味で、自己観察によって自己浄化を行う方法です。まず心を集中させるために、自然な呼吸を観察することから始めます。そして研ぎ澄まされた心で、精神と肉体が常に変化しているというその性質を観察し、無常、苦しみ、そして無我という普遍的な真実を体験を通して学んでいきます。体験を通して真実を学ぶことが、心の浄化につながるのです。この道のりの全ての過程(ダンマ Dhamma)は、普遍的な問題に対する普遍的な解決法であり、宗派や宗教とは一切関係がありません。そのため、人種や社会的地位、宗教を問わず全ての人々が修行でき、時や場所も選びません。そして、どの人々も等しく恩恵を受けることができるのです。

日本ヴィパッサナー協会





いや〜怪し過ぎるだろ笑笑笑笑
たまに地下鉄の駅前とかでこんな感じのこと言ってる人いますよね。これだけ読んでもマジで何言ってるの?ん?です。
けどこの瞑想法、ちゃんと調べてみると結構ガチらしいんですよ。


というのも、まずこのヴィパッサナー瞑想というものはブッタ(ゴーダマ・シッタルダ)が編み出し、悟りを至るまでに行った瞑想法です。そして、この瞑想法は2500年前から人々に語り継がれ、多くの人々を救ってきたそうです。
ただ、人が語り継ぐということで少しずつ瞑想のやり方が変わってしまい、60年前ほどのインドでは当時の瞑想方法は完全に形が変わったものとなっていました。
ですが、当時のネパールには2500年前の瞑想法が正確に語り継がれていたらしく、ネパール出身のゴエンカさんという方が正しい瞑想法を普及させるためにインド全体で瞑想のコースを開催し始めました。それが凄いと話題を呼び、今では世界中にこの瞑想センターがあり(日本にも2箇所あるそうです)、その瞑想法を全12日間の中で体系的に学び、悟りに至り解脱するためのコースが開催されているんです。

今回僕、参加するにあたって結構しっかり下調べしたんですけど、
これ世界中から本気で悟りを開きにくる〝ガチ〟の瞑想者が来るらしいです。生半可な覚悟だと後悔するから辞めとけって沢山ブログに書かれてました。ちなみに僕がどれくらい覚悟があるかというと、
「わぁ〜悟り開きた〜い。てか10日間お金かからないじゃ〜ん。(後述するけどこのコースは寄付で成り立っているため)そのうちカメハメ破とか使えるようになったらどうしよ〜🥰🥰🥰」

このレベルです。吹けば飛ぶ覚悟です。それも勢いよく。もし僕の頭の中をブッタが覗いたら、あの悟りを開いたブッタでもガチビンタするレベルの煩悩さ。先が思いやられます。

けどやりたいものはやりたい。この為にインドに来たわけですから。細かいことは気にせず飛び込んでいきましょう!!!


以下、このコースについての概要です。勝手にまとめました。

ヴィパッサナー瞑想コース!!3つの特徴!!

1.スケジュールが鬼!!
2.戒律多すぎ!!10日間誰とも話せない!!
3.コース参加料は自由 寄付によって成り立っている


1.スケジュールが鬼!!

このコースのスケジュールは以下の通りです。

午前4時:起床
午前4時30分~6時30分:ホールまたは自分の部屋で瞑想
午前6時30分~8時:朝食と休憩
午前8時~9時:ホールにてグループ瞑想
午前9時~11時:ホールまたは自分の部屋で瞑想
午前11時~12時*:昼食
午後12時~1時:休憩および指導者への質問
午後1時~2時30分:ホールまたは自分の部屋で瞑想
午後2時30分~3時30分:ホールにてグループ瞑想
午後3時30分~5時:ホールまたは自分の部屋で瞑想
午後5時~6時:ティータイム
午後6時~7時:ホールにてグループ瞑想
午後7時~8時15分:講話
午後8時15分~9時:ホールまたは自分の部屋で瞑想
午後9時~9時30分:ホールにて質問
午後9時30分:就寝

いや〜マジでどうした?
一生瞑想。1日で計11時間の瞑想です。地獄ですね。これを10日間だそうです。聞くだけで頭痛くなってきます。受験直前の受験生ですら嫌な顔しそうなのになんで21歳になってなんでこんなに瞑想するの…中学生の頃、定期試験間近での寮での学習拘束時間が5時間ほどあったのですが、苦痛すぎて寮から逃げ出したらバレて停寮になったのが可愛く見えます。最悪脱出する為のトンカチとか持っていこうか迷いますね。

でもこの長時間の瞑想にもしっかりと意味はあるらしく、この10日間のうちの後半部分で多くの参加者が今まで感じたことのない感覚に至るそうです。それはナルトのチャクラのような、鬼滅の刃の全集中の呼吸のような感覚らしいんです。なんかブワッ〜〜てなるらしいんです。笑

正直僕はここの部分で参加を決意しました。
いや、だってそこまで行きた過ぎるでしょ笑 想像しても全然分からんし、これはやるしかないです。

2.戒律多すぎ!!10日間誰とも話せない!!


このコースには期間中、守らなければ行けない規則(戒律)があります。具体的には以下の通りです。

シーラ(道徳律)
ヴィパッサナーコースに参加するすべての生徒は、コース中、次の五つの戒律を厳格に守らなければなりません。
1.生き物を殺さない。
2.盗みを働かない。
3一切の性行為を行わない。
4嘘をつかない。
5酒・麻薬の類を摂らない。

聖なる沈黙
すべての生徒は、コースの開始から最終日の午前中まで聖なる沈黙を守らなければなりません。聖なる沈黙とは、身体・言語・精神の沈黙を指します。ジェスチャー、手話、メモ書きなど、一切のコミュニケーションは禁じられています

日本ヴィパッサナー協会

これでもまだ一部でもっと色々規則はあります。気になるかたは是非公式HPを見てください。リンク貼っときます。

ただ、これらの戒律も決して無意味なものではなく、この10日間で自分としっかり向き合うためのものです。確かに10日間スマホ触らず、人とも話せないわけですから必然的に自分と対話し始める気はします笑
僕がヤバイ奴になってしまっても友達でいて下さい。

3.コース参加料は自由 寄付によって成り立っている

参加料に関してもこう記載されています。

純粋なヴィパッサナーの伝統にしたがい、コースの運営はすべて寄付でまかなわれています。寄付は、ゴエンカ氏または氏の指名したアシスタント指導者による10日間コースを1回以上終了した古い生徒からのみ受け付けています。初めての生徒は、コース最終日以降に寄付を行うことができます。

コースは、瞑想を実践してその恩恵を実感した人からの支援だけで運営されています。生徒は自分が受けた恩恵を他の人たちと分かち合うために、自分の収入と意思に応じて寄付をします。世界中で行われているコースは、この生徒からの寄付のみを財源としています。特定の富裕な団体や個人に支援されているのではありません。指導者も、コース奉仕者も、報酬は一切受け取っていません。こうしてヴィパッサナーの教えは商業主義に侵されることなく、純粋さを保ちながら伝えていくことができるのです

寄付は、その額の多少に関わらず、他者を助けたいという願いによって行われるべきです。「古い生徒のみなさんの寄付のおかげで、私はコースを受けることができた。今度は自分が、より多くの人たちがこの瞑想法によって恩恵を受けることができるよう、未来のコースのためのお手伝いをしよう。」

日本ヴィパッサナー協会

あくまで利益を目的としたコースではなく、瞑想法をより多くの人たちに布教する為にあり、このコースを受講した人たちがまた未来の受講者のために寄付をする。恩送りの状態です。これに関しては感心せざるを得ません。
後から知ったのですが、コース中の受講者をサポートするserver,そして僕らの師となりより効率的に学びをくれるteacherはどちらも全く報酬を貰っていないそうです。12日間ずっと働いてですよ?)
そのくらいこの瞑想法が良いもので広めたいと思うのでしょうか。ますます気になってきます。


以上が今回参加するコースの大きな3つの特徴です。
いや〜ここまで聞いてみておもしろそう過ぎないですか?笑
だって悟り開けるかもしれないんですよ?


しかも、このコース自体はインド中で行われているのですが、今回参加するのは仏教の聖地ブッタガヤという場所です。ブッタが悟りを開いた場所です。しかも2024年の正月に合わせて。更にさらに、聞いた情報によるとチベット仏教最高指導者であるダライ・ラマ法皇が新年に合わせてブッタガヤに来るらしいです。

なんか詳しいことあんま分かんないけど(ちゃんと調べろ)、条件めちゃくちゃ良さそうじゃ無いですか??
スマブラなら金のハンマー持ってる、マリカーならキラーみたいな状況な気がするんですよね。いや〜どうしましょう瞑想終わった後にはかめはめ破とか打てるようになったら。瞬間移動くらいならイケる気しますね。


とまあこんな感じで2024年の年越しは瞑想に明け暮れます!!終わった後の自分がどうなってるか楽しみ!!21歳も駆け抜けてくよ!!

以上近況報告でした!!じゃあね〜👋


ちなみに今この文はコースが終わった後に書いてますが、地獄を見ました。今から後半書くので是非読んでください笑(1月9日現在)








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