見出し画像

エルデンリング考察~レアルカリア学院は超絶ダークな魔術学校~

※ネタバレ記事になりますので注意ください!

前置


どうも、おじさんゲーマーのバンバンビガ郎です。
ある日、エルデンリングの攻略もひと段落して、フロム恒例の考察をしてみようと思い、各アイテム/武器/防具のフレーバーテキストを読んでいて気づいた。
 これレアルカリア学院の設定、魔術学校としてめちゃくちゃ作りこんであるなと。
なのでちょっと考察の備忘録としてまとめていこうと思います。

なぜ学校が気になったのか

まずは、以下のアイテムのフレーバテキストを見てほしい

・オリヴィニスの輝石頭
魔術学院レアルカリアにおいて
探求を認められた学徒が被る輝石頭のひとつ

HPと引き換えに、知力を高める

オリヴィニスの教室
魔術師ルーサットをその起源とし
流星の魔術を探究する

そう、この学院には、ゲーム中では出てこないが、様々な教室があるようである。
そこで、今回レアルカリアの教育内容について考察していきたいと思う。


学院の役職

まず、学院には学長の役割として、女王レナラがその役割に就いている。

 ・満月の女王の追憶
  黄金樹に刻まれた
  満月の女王、レナラの追憶

  若き日、レナラは卓越した英雄であった
  月の魔術で学院を魅了し、その長となり
  輝石の騎士たちを率い、カーリアを王家となしたのだ

また、過去にはアズールとルーサットの2名が最高師範として在籍していたようだが、現在は追放されてしまった。
以降最高師範についたものはいない。

 ・アズール/ルーサットのローブ
  魔術学院レアルカリア
  その最高師範にのみ許されたローブ

  アズールルーサット
  両最高師範が学院を追放されて後
  その地位に着いた者は存在しない


教室

学院には各教室が存在している。
教室は確認できる限りで6つ。
 ・カロロス
 ・オリヴィニス
 ・双賢
 ・ラズリ
 ・ハイマ
 ・ヤロダス

入学し、このどれかの教室に編入するのだろう。
ただし、試験期間のようなものがあるようで、才能があると認められれば輝石頭を、才能がなければそのまま外に放逐されるようだ。

 ・貴人の魔術師の遺灰
  霊魂の宿った遺灰
  貴人の魔術師の霊体を召喚する

  かつて、魔術学院レアルカリアの門を叩き
  輝石の魔術を学んだ
、貴人の霊体
  けれど、その才は輝石頭を被るに値せず
  ごく初歩の魔術のみを使うことができる

 ・輝石の速つぶて
  魔術学院レアルカリアの輝石魔術のひとつ

  杖の輝石から、素早く魔力のつぶてを放つ
  他の行動の後でも、隙なく使用できる

  輝石頭を被れぬ者たちは
  大抵が、短い探究をここで終える

さらに才能がないと坑道で石堀のような過酷な仕事に就くようだ。

 ・岩盤砕き
  魔術学院レアルカリアの輝石魔術のひとつ

  杖の石突に魔力を込め、地面を突き
  周囲に魔力の衝撃波を発生させる
  一度だけ追撃ができる

  結晶坑道の輝石掘りたちが用いる、石堀りの魔術
  学院では、それは落伍の烙印である


次に各教室の特徴や関係のありそうな人物をまとめていきたいと思う。

●カロロス

 ◆カロロスは最古の教室である。
 ◆源流の魔術師アズールを起源としている。
 ◆カロロスは彗星について研究していた。
 ◆過去に新しい彗星を作ろうとして失敗している。
 ・カロロスの輝石頭
  魔術学院レアルカリアにおいて
  探求を認められた学徒が被る輝石頭のひとつ

  最古の教室たるカロロス
  魔術師アズールをその起源とし
  彗星の魔術を探究する

 ・渦巻くつぶて
  魔術学院レアルカリアの輝石魔術のひとつ

  渦を巻いて飛ぶ、二筋のつぶてを放つ
  足を止めずに使用でき、連続でも使用できる
  また、タメ使用で強化される

  学院で最も歴史のある、カロロスの教室の魔術
  新しい彗星を作り出そうとした失敗作である

●オリヴィニス

 ◆魔術街サリア出身者が集うが、サリア出身者が
  全てこの教室に集まるものではない。
 ◆源流の魔術師ルーサットを起源としている。
 ◆オリヴィニスは流星について研究していた。

 ・輝石の流星
  魔術学院レアルカリアの輝石魔術のひとつ

  対象に向かって飛ぶ、三つの流星を放つ
  足を止めずに使用することができ
  また、タメ使用で強化される

  ケイリッドの魔術街、サリア出身者の集う
  オリヴィニスの教室の魔術

 ・戦魔術師、ユーグ
  霊魂の宿った遺灰
  
戦魔術師、ユーグの霊体を召喚する

  
ユーグは、サリアの街の出身であり
  
学院でハイマの教室に学び、戦魔術師となった

●双賢

 ◆選良なものが集まる
 ◆系統を選ばず魔術を修めることができる。
  (系統とは彗星や流星などの魔術の特徴のことだろう)

 ・双賢の輝石頭
  魔術学院レアルカリアにおいて
  探求を認められた学徒が被る輝石頭のひとつ

  特に、双賢の教室に学ぶ者は選良であり
  系統を選ばず魔術を修めることが許された

●ラズリ

 ◆月と星を同等に見る異端の教室である。
  =月は特殊な系統である
 ◆なぜか杖を改造して木剣にしている。

 ・ラズリの輝石頭
  魔術学院レアルカリアにおいて
  探求を認められた学徒が被る輝石頭のひとつ

  ラズリの教室に学ぶ者は
  カーリアの魔術を修めんとし
  月を星と同等に見る、異端である

 ・ラズリの輝石剣
  カーリアの魔術を修めんと
  ラズリの教室に学ぶ者たちの得物
  魔力属性の攻撃力を持つ

  元々は魔術杖であったらしく
  これは木剣である

●ハイマ

 ◆争いを鎮める力として砲と裁きの魔術を修める。
 ◆戦の度にハイマの学徒は戦場に参加した。
 ◆学院では判事を務めている。=風紀委員的なことだろうか。
 ◆その性質上、戦を求めてしまう者もいる。

 ・ハイマの輝石頭
  魔術学院レアルカリアにおいて
  
探求が認められた学徒が被る輝石頭のひとつ

  
ハイマの教室に学ぶ者は
  争いを鎮める力
として、砲と裁きの魔術を修める

 ・戦魔術師のローブ
  レアルカリアの魔術学徒が纏うローブ
  
その戦場でくたびれたもの

  
戦の度に、その門を閉ざす学院の中で
  ハイマの学徒だけが例外
であった
  
探究とは、閉じ籠もることではない
  
それは体のよい逃避にすぎない

 ・ハイマの砲丸
  魔術学院レアルカリアの輝石魔術のひとつ

  魔力の大槌を生じ、それを叩き付ける
  一度だけ追撃ができる

  学院の判事たるハイマの教室の魔術
  それは、争いを鎮めるための力である

 ・戦魔術師、ユーグ
  霊魂の宿った遺灰
  
戦魔術師、ユーグの霊体を召喚する

  
ユーグは、サリアの街の出身であり
  
学院でハイマの教室に学び、戦魔術師となった
  
砲と裁きを振るう「戦を鎮める者」は
  
だが、いつか戦を求めるようになった

●ヤロダス

 ◆学院を離れ、放浪によって学ぶ

 ・ヤロダスの輝石頭
  魔術学院レアルカリアにおいて
  
探求を認められた学徒が被る輝石頭のひとつ

  
ヤロダスの輝石頭は、学院を離れ
  放浪に学ばんとする者
に与えられた

結晶派

また、教室の中には結晶派と呼ばれる派閥が存在しているようである。
結晶派は石の知と呼ばれる結晶人たちの思索を研究している探究者である。

 ・結晶散弾
  魔術学院レアルカリアの輝石魔術のひとつ

  輝石の結晶片を、多数同時に放つ
  足を止めずに使用することができ
  タメ使用で強化される

  結晶派と呼ばれる魔術師たちの技
  彼らは、結晶人たちの微弱な思索
  石の知
探究者である

教室の中で結晶派と呼ばれているのは、元々石の知を研究しその遥か先に触れた、アズールとルーサットを源流とするカロロスとオリヴィニス、そして結晶連弾の技を修めている双賢の3つの教室だろう。

 ・アズール/ルーサットの輝石杖
  源流の魔術師の一方、アズール/ルーサットの輝石杖
  石の知、その遥か先に触れた者だけが
  これを振るうことができる

 ・双賢魔術師の遺灰
  霊魂の宿った遺灰
  双賢魔術師の霊体を召喚する

  石頭を被った、レアルカリアの魔術師の霊体
  双賢の教室に学ぶ者は、すなわち選良であり
  「輝石の彗星」「結晶散弾」の
  2つの魔術を修めている

最高師範が探究していた禁忌とは

ここでアズールとルーサットが起こしたという禁忌について考えてみたい。
教室の起源ともなり、学院に多大な功績をもたらしたこの2人が尚も追放されたのはなぜだろうか。

結論から言うとそれは源流の探究手段そのものにある。
それは魔女セレンのイベントを進めていった方なら分かると思うが、源流はその探究の手段として他の魔術師を集めて星の種とする。
それを初めて作ったのが源流の魔術師であるアズールとルーサットだ。
(厳密にはアズールが最初でルーサットが2人目かもしれない)

 ・魔術師塊のタリスマン
  魔術師球と呼ばれる学院の悪夢
  最初のそれを象ったタリスマン

  魔術の威力を大きく高める

  輝石魔術には、源流という禁忌がある
  魔術師を集めて星の種となす
  源流では、これは探究の一手段なのだ

セレンのイベントの話から、彼女は同族を何人もその手にかけている。
また、彼女の本体が幽閉されている魔女封じの廃墟には魔術師の石頭が集まったような化け物が突然出てくる。
そして最終的にはセレン自身がその化け物になってしまう。

輝石頭となった師匠


この化け物が星の種だ。

余談だがその後にアズールとルーサットのいた場所に行くと装備一式が手に入るのでセレンと一緒に合体したのだろうか。


話を元に戻すと、おそらくアズールとルーサットも学院で同じことをしたのだろう。
同胞を手にかけ、探究の手段として他の魔術師を集めて星の種としたのだ。

ルーサットにおいては魔術街サリアに幽閉されていた。
サリアの魔術師は刺客であり、同胞たる魔術師を狩っていたので、
恐らく学院から依頼されてルーサットを幽閉していたのだろ。
幽閉していた理由だが本体がすでに不滅で狩れなかったのだろう。
実際に源流の探究者であるセレンは体を変えることでのちに復活した。

 ・夜の彗星
  魔術街サリアの、夜の魔術のひとつ

  見え難い、魔力の彗星を放つ
  足を止めずに使用でき、連続でも使用できる
  また、タメ使用で強化される

  サリアの魔術師は、刺客であり
  特に同胞たる魔術師を狩ったという

 ・ルーサットの輝石頭
  源流の魔術師、ルーサット
  その巨大な青輝石の頭冠

  脳を頭蓋ごと置き換えたそれは
  から切り離された今、ほぼ死んでおり
  ルーサットの源流魔術の威力を高めるが
  消費FPも増加してしまう

 ・セレンの原輝石
  魔術師セレンの体内にあった輝石
  半ば生体化し、血管の類が見て取れる

  原輝石とは、すなわち魔術師の魂である
  相性の良い、新しい体に移植すれば
  セレンは再び蘇るだろう

まとめ

このように、学院は確かに魔術体系を確立してきたが、それは犠牲を伴った血の歴史だったのだろう。
それにしても、ストーリーに出てこない部分でここまで設定を練ってくるとは、流石フロムである。
また気になることがあったら考察を考えていこうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?