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考え中

今朝もしんどくて起きられず、という中でがんばって起きたのに、保育園へ送っていく子が起きず、夫の出勤のタイムリミットが来て私に交代せざるを得ず、めちゃくちゃムカついて叩き起こそうとしたら子もめちゃくちゃ泣き喚いて、夫に離れろと示され、子を落ち着かせるところまでギリギリ夫がやって時間切れで出勤していき、私はそのまま別室で不貞寝した。

ずっとイライラしていた。

「ちゃんと起きないアイツが悪い。」
それをぶつけようとして手を上げたくなる。

「私は悪くない。アイツが悪い。」
本当は、
「起こせなかったりその環境を作れなかった自分が悪いのに」
という気持ちを含めて、「アイツが悪い」に転嫁している。

うたた寝から覚め、少し意識が途切れて戻ってきた中で、
「誰が悪いか」
の視点しかないからこんなにイライラするんだと気付いた。


自分が小さい頃からそのイライラをぶつけられてきた。
だから今度は自分が加害者になって、このイライラを弱い者にぶつけたくなる。
その衝動といつも戦っている。

「悪い」が根源にあるから、「加害すべき」「駆逐すべき」という発想になる。

本当は誰も悪くない。

「あなたはわるくないよ」
ってずっと言って欲しかったんだと気付いた。

「わたしはわるくない」
「あの子もわるくない」
「だれもわるくない」

たぶんあの人もそう言ってほしくてぶつけていたんだと勝手に思った。


結局、機嫌が直って自分のペースで行く気になった子を自転車に乗せ、重い体を引きずって保育園まで連れて行けた。

あっけらかんとした子に向けて、私の振り上げた手を下ろしたいばっかりに、意地悪な質問ばかりしながら走った。

「はーちゃんはママのこと嫌いなの」

「きらいじゃないよー。」

「きらいじゃないのに、なんでママの言うこときいてくれないの」

「それはいまかんがえてるとちゅうなんだけどねぇ、、わからないんだよ」

「そうか」

そんなの分からなくて良い、と呟いて終わった。
分からないと言ってくれて良かったとも思った。

好きだから言うことを聞けとか、そんな理不尽な話あったもんじゃない。
私はどんだけ子どもなんだ。

この子に甘えてるのは私だ。
甘えるのが苦手な私を甘えさせてくれてるのはこの子だ。

感謝の気持ちと戒めを込めて。

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