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お引っ越し

今日は引っ越しの日だった。
賃貸マンションから中古戸建への引っ越し。

とにかく手配、段取りが上手くいくかどうかが私にとっては肝で、苦手意識が高いからこそ不安になり焦りが大きくなる。
手続きを色々とやっていくのは達成感があって好きだ。

同じく当事者の夫はというと、手配手続き関係は無頓着で、なくてもどうにかなるだろうと焦りがない。
そして空間把握能力がすごく高くて、段取りの見通しも得意なので、引っ越しの現場ではすごく強い。

そんなこんなで引っ越し2週間前に夫婦二人してコロナに罹り、職場復帰して体調がやっと戻ったと思ったらもう前々日。

とにかく私は片付けや物の管理、そして掃除もめんどくさがりで苦手で、引っ越しや荷造りに向いてない。物も捨てられず、とにかく周りに停滞している荷物が多い。
少しずつ進めようとしても全然ダメで、直前にならないと火がつかない夫に誘導してもらって何とか行動。

気がつくと前日で、業者さんに頼んでいる時間まで荷造りが掛かる勢いで、私は何年振りか分からないほぼ徹夜(早朝5時から小一時間、意識を失うように睡眠)。

結局到着までには荷造り終わらず、廃棄や処分行きの物も沢山出て、当日は業者さんへの依頼と自分たちでの処理場への持ち込み廃棄。
退居立ち会いは引っ越し翌日に設定していたので、何としても荷物を出さなければならない。

寝不足で頭フラフラ、手足もちょい震え、エアコン無しの部屋での夜通し作業で末端まで冷えた。

結果的には業者さんのプロ根性に助けられて荷物の移動が無事終わり、本当にホッとした。

処分持ち込みも友人の手を借りて無事に終わり、一息ついたらいつの間にかもう新居に来ていた。

家具と荷物の入った新居。
一気に生活感が出て、これから何が始まるんだろう?すごくワクワクする。

そして、掃除に戻った何もない旧居。
入る前も確かにこうだったのに、住んでいる間の実感が急に薄くなり、他人の部屋に感じた。
と同時に、この部屋で娘と生活を始めたんだと急に寂しくなり、涙ぐんでしまった。
隣では部屋にお辞儀とバイバイをして出て行く娘。

新居で風呂に入り、布団を敷いて入り、なんだかいつもと違うホテルにいるみたいな気分。

明日にはどんな気持ちになってるんだろ?
この清々しい気持ちを覚えておきたくて筆を取った。

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