2024年5月21日(火) サプライズは嫌いだ

火曜日です。

うちのマンションでは、火曜日は「小さな金属」を捨てられる日です。小さな金属ってどれくらいの小ささだろうと、火曜日になるたびに思うのです。

ところで、ぼくが勤め人をしていた時に、ノルウェーからはるばる赴任してきた「経理担当役員」がまず言った言葉は、

「ぼくはサプライズが嫌いだ。だから、悪いニュースは突然知らせないでくれ」というものだった。

その気持ちはよくわかる。けれど、報告する方だって、いろんな事情や思いがあるし、なかなか報告しづらいことだってある。

だれだって、突然のサプライズは嫌いだ。そんなことはわかっている。

目の前で言われるのだけでなく、電話やメールでのサプライズも、だれだって嫌いだ。ぼくも嫌いだ。

思えば、ぼくはこれまでの長い人生の中で、たくさんのつらいサプライズに出会ってきた。

嫌いだ。ぼくだってサプライズが大嫌いだ。

だから、ぼくの大切な家族や友人にも、サプライズは極力与えたくない。

そのために、ぼくが今言えることは、ぼくはどんなにみじめな気持ちになっても、どんなにひどい状態で生きていても、ぼくは決して死なない、ということだ。

もしもだれかから連絡がくれば、ぼくはなにごともなかったように、普通の返事をするだろう。それだけが、連絡をしてくれた人にあげられるものだったとしても。

ぼくは決して、みずから死ぬということはしないと決めている。

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