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COALTAR OF THE DEEPERSのライブに行ってきた話

note始めて10日ほど経過したが、中途半端な下書きばかりいくつも溜まっている。自分の主張をきちんとまとめて1つの記事を書き上げるって存外大変なんだな、、と思いつつ上げたい記事から上げちゃうスタイル。

9月22日(金)新宿LOFTにて開催されたJoy Ride vol.300 COALTAR OF THE DEEPERS/新宿ゲバルトの2マンライブに行ってきた。COALTAR OF THE DEEPERS(以下deepers)は5月の吉祥寺以来、新宿ゲバルトは初めましてである。

結論から申し上げると非常に満足度の高いライブであった。満足度が高かった理由としては、ロケーション・2マンのお相手・セトリの3点である。
それでは順を追って述べていきたい。

■ロケーションの満足度が高い
会場が新宿LOFT、もうこの時点でパーフェクトである。deepersも比較的色々なライブハウスでライブを行っているが、やはり本拠地は新宿LOFTだと感じているファンも多いのではないだろうか。思い返せば復活ライブ2daysも新宿LOFTだった。節目節目は新宿LOFT。そんな会場でのライブ開催に気持ちが昂らない訳がないのだ。
最後にLOFTに来たのは何年前だったか思い出せないほど久々に訪れたが、傾斜と段差で比較的見やすいフロア、低めのステージ、武骨な印象を与える天井のライト、クッソ邪魔なフロア中央の柱等々何も変わっていなくて「やっぱり新宿LOFT好きだなあ」と改めて実感した次第である。

■2マンのお相手への満足度が高い
実は対バン形式のライブはあまり好みではない。もちろん守備範囲は広くありたいという意向は持っているのだが、ライブハウスという特性上、曲が大音量でダイレクトに脳へ届くため、余程好みでない限り苦痛に感じてしまう面があるのは否めない。
さて、そこでお相手の新宿ゲバルトだが端的に言って非常に良い。むしろ好き。終演後の物販で音源を買い求めたくらいには気に入った。
新宿ゲバルトファンの方にとっては「何を今さら」だと思うが、初見の戯言だと思って生温く読み流していただけると幸いである。

正直開演前は警戒していた。「新宿ゲバルト」って名前なんだよ、、ヤバみしか感じねえよ、、。
そして開幕。流れるSE、演者の登場。
「あー、、、」ステージを眺めながら私は落胆した。白塗りの顔面に不穏な文言が踊るヘルメットを被った演者がステージ上から内容不明のビラを撒いている。コミックバンドか?そうなのか?やっぱりヤバいじゃねえか、、と思考が駆け巡った直後、1曲目のイントロを聴いた瞬間にその評価は完全に覆った。
ヤバみ溢れる見た目に反してキャッチーな音楽性、平成初期〜中期を彷彿させる軽快なメロディライン、重ね過ぎでもスカスカでもないバランスが良く聴きやすい打ち込み系。悪くない、というかむしろ良い。
驚いたのは今回の2マンライブにおける新宿ゲバルトの動員数である。他のライブでもそうであるように、演奏が始まると曲の振りをする人の数やMCの反応等でそのバンドの動員数が客側でも判断できるものだが、少なくとも半数程度は新宿ゲバルトの動員だったのではないかと推測している。今までのdeepersの2マンライブだとほぼほぼdeepersの動員というケースしか見てこなかったため、非常に新鮮に感じられた。
MCでは演者2人の緩い不思議ちゃんトークで会場を大いに沸かせており、当然人は選ぶものの「これはファンが着くわ」という納得感しかないユニットであった。
個人的な感想としては「海月との親和性高そう」である。新宿ゲバルトは恐らく界隈では名の知れているユニットなのだと思うが、聴いたことのない海月さんにはぜひお勧めしたい。私自身も次の新宿ゲバルトのライブには足を運んでみたいと考えている。

■セトリの満足度が高い
ようやくdeepersの感想である。
早く言いたいのと好物は最後まで取って置きたいの精神の狭間でメンタルが暴走しかけているので、サクッと述べて行こうと思う。
何が最高だったかといえば、yukari telepathからの選曲が多めだったこと、本編のラストがAquerian Ageだったこと、アンコールがJoy Ride&hyper velocityだったことに尽きる。尽きるというには要素が多すぎるかもしれないがまあいい。

deepersのライブは、初期メンバーで構成されるビジターズチームと現行のメンバーで構成されるレギュラーチームの2パターンがあり、それぞれのメンバー構成によりセトリも変化する。個人的な印象ではあるが、ビジターズチームのライブはポジティブでエネルギッシュ、レギュラーチームのライブはクールでテクニカルである。
打ち込み色の強いyukari telepathの曲は、ライブにおいてもレギュラーチームの演奏技術の高さによって再現されており、新型コロナウイルス感染症拡大前のライブではyukari telepathの収録曲がいくつも定番曲としてセトリに入っていた。

前回の吉祥寺のライブもレギュラーチームだったものの、submerge 25周年記念ライブだったため、これらの曲はセトリから外されていた。もちろんsubmergeのライブ自体は収録曲順に演奏する形で演出されており、cellの疾走感やsazabiのキャッチーさ、乾いた昼下がりを思わせる心地よいメロディラインのdl++、歌詞の世界をそのまま音で表現したかのようなsubmerge、泣きたくなるような切なさを覚えるthe lifeblood等、1曲1曲をじっくりと堪能できる本当に素晴らしいものだった。
しかし、いつもライブで聴いていた曲が演奏されないことにいささか物足りなさを覚えていたのも事実で、若干の消化不良感を抱えながら帰路に着いた記憶がある。

そこに今回のライブでのwipeoutやhedorian forever、Aquerian Ageの供給である。そりゃ歓喜の嵐にもなるし、本編ラストがAquerian Ageとかもはや名将の采配としか言えない。そこからアンコールのJoy Rideとhyper velocityの流れは完璧すぎて興奮したよね。
NARASAKI氏はhappy感のある明るくてキャッチーな曲はセトリから外す傾向があるように思うのだが、実際Joy Rideも「聴けたらラッキー」枠なのでレアでめちゃくちゃ楽しかったし、hyper velocityに至っては「ああ私これが聴きたかったんだ、、」と自覚するほど飢えていたので全身と脳味噌に音を刻みつけるつもりで堪能させていただいた。

満足度の高いライブって本当に多幸感に包まれるよね。
LOFTに向かう途中から大雨で心折れそうになったけど、行って本当によかったです。
終演後はさらに大雨かつ帰りの小田急線が死んでいたため違う路線に乗ったら直後に運転再開したりもしたけど私は元気です。
私からは以上です。







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