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すごく小さい街 Andover(アンドーバー)

Day 69(6/30) 1,932ー*05*ー1,937    Pine Ellis Lodging (Andover) 
 East B Hill Roadという道に接するトレイルヘッドに着きました。ピックアップを頼みたいのですが電話が圏外です。これから歩き始めるハイカーと近くに別荘のあるおじさんがいました。おじさんは私のことを”Brother”(兄弟)と呼び缶ビールをくれました。半マイル先で電話が繋がることがあるという情報をくれ、困ったら泊めてやると言ってくれました。食料補給が必要だったので、残念ですが電話が繋がる場所に向かいました。
 iPhoneのアンテナは一本立つのですが電話が繋がりません。街までは7マイル位ありそのうち電話が繋がるだろうと気長に、陽の照っているアスファルトの上を後ろからくる車にヒッチハイクを求めつつ1時間半くらい歩きました。やっとハイカーの乗った車が止まってくれました。2人連れのハイカーは遠くの州から数日間の予定でメイン州まで来ていました。どこのエリアが良かったか訊かれたので、「ハードなニューハンプシャーが良かった。」と応えると、「そうだね。」と同意してくれました。
 宿(Pine Ellis Lodging)はNative Americanの夫婦が経営していました。玄関横のキャビネットには食料が小分けになって入ってました。街の店より安いと言ってました。実際安かったですし、ハイカーのためにしてくれた行為なので、ここで買い出ししました。街(Andover)には1軒の食料品店兼レストランがあるだけです。

Day 70(7/1)   ZERO DAY
 ゼロデイは、今回は日本から送って欲しい物を考えました。必要な物をネットショップで購入します。靴を交換する事にしました。アメリカではインスタントのカップスープが手に入らず、欲しかったので家の近くのスーパーで買ってもらうことにしました。他は折りたたみの箸、薬3か月分などです。
 午後はたいていする事もなくなりのんびりします。Hermes(ハーミーズ)というハイカーとお喋りして一緒に夕食を食べました。Hermesの意味を訊くとギリシャ神話の人物(神)だと言うので、日本語ではヘルメスと言うと教えるとエルメスみたいだねと言ってました。
 昨日行ったレストランは、昨日の様子から想像もできないくらい混んでいました。家族の週末のお楽しみなのでしょうね。デザートのケーキは満腹だったので持ち帰って食べました。
 明日の出発時刻を例によってホワイトボードに書き込みました。他のハイカーが、雨だけど予定を変えないのかと訊いてきたので、「”No rain no Maine.”(雨無しではゴールにつけない)だから気にしないよ。」と答えたのですが、どうも「我々は皆予定を変えるけどどうするのか」という部分を聞き取れずにいたようでした。結局翌日は皆と一緒にスタートしたのですが、「早く行くんじゃなかったっけ」の問いに「ガソリンの節約。環境のことも考えなくては」と応えました。本当は英語がわからなかったのですが。

Hermes(ハーミーズ)さん

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