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映画RRRのエンディング曲、エッタラジェンダを見ながらふわふわ考えたこと

映画RRRのネタバレを含みます。敬称略。








 エッタラジェンダはRRRのあの楽しいエンドロールの曲だよ。日本語字幕はないけどインドの公式に動画があるよ。

 あ~、こういう感覚は世界共通というか、インドでもやっぱりこうなのね、と思ったことがある。ラーマラージュのお父さんの扱い方だ。あの曲に生身で登場する人物の中では、唯一の故人。生者と死者の世界を分けずに同じ画面に収めるのはやっぱりタブーなんだなと。死者なので他の登場人物と並べない、バックダンサーも生者なので、お父さんが映る画面にはお父さん一人だけになっている。
 このあたりの感覚がもし日本と違っていて、お父さんが他の登場人物と手を取り合って踊っていたりしたら、となりのトトロみたいに怪しげな都市伝説がたくさん生まれて話題になったかもしれない。

 あの曲すごいキラキラだしスモーク焚いてるし天国ぽいから。全員死んだ後に天国で踊り狂っている曲だとか言われたりして。あの曲にカメオ出演してるラージャマウリ監督も存在自体がフィクションで、アカデミー賞の授賞式に出席したのはラージャマウリを演じている俳優だとか、そういうトンデモな噂も生まれていたかも。
(下の写真の真ん中がラージャマウリ監督。)


 あともう一つ。インドでも日本と似たようなことあるんだなと思ったのが、ラーマ役の俳優さん(ラーム・チャラン)が親族とのクリスマスパーティーの写真をインスタに載せていたこと。

 パーティーの参加者の宗教は分からないけど、少なくともラーム・チャランはクリスチャンではないし、推測だけど親族にもヒンドゥー教が多そうだなと思う。でも皆でクリスマスお祝いしちゃうおおらかさは結構日本人みたいだなと思った。「インド クリスマス」で検索したら2017年のニュース記事を見つけた。

 反クリスマスの動きもあったようだけど、人気商売の映画俳優が自分のアカウントでクリスマスパーティーの写真を載せるくらいなので、そこまで多数派がクリスマスに反発してる訳ではなさそう。多分一般の人は気楽に楽しんでるんじゃないだろうか。

 そしてこの写真すごい楽しそう。RRRのラーマと同じ人に見えない。かわいらしい。


おまけ

 映画とは編集、振りが違うバージョンが存在することを最近知った。こっちも良いね。冒頭の二人で旗を立てるところが好き。

まとめ

 遠い異国の映画の曲が探せたり、遠い異国の俳優の投稿した写真が見えるって冷静に考えればすごいことでは。インターネットありがたや~。

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