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2022年11月13日 福島記念(GⅢ)予想

福島記念とは

福島記念とは、JRAによって福島競馬場で開催されるGⅢのレースです。

コースの特徴

芝2000メートルのコースで、ホームストレッチ中ほどまで緩やかに下った後、ゴール手前までは上り坂があります。その後2コーナーまで緩やかに下って、バックストレッチ中盤でまた上り、しばらく平坦な部分を経たあと、4コーナーからホームストレッチに向けて再び緩やかに下っていくコースになっています。

傾向分析

福島記念は3歳馬からベテラン、重賞ウイナーから格上挑戦馬、中距離を得意とする馬だけでなく、より長い距離に適性がある馬から、より短い距離を得意とする馬までさまざまな年齢・実績・路線の馬が集うハンデ重賞です。

今回は、そんな予想の楽しみが大きい一戦の傾向を、過去10年のデータを中心に探ってみます。

単勝オッズ別成績

ハンデ重賞ということもあり、過去10年で馬連の配当が10倍未満だったことはありません。しかし、大波乱になることは意外と少なく、馬連万馬券となったのは1回だけでした。単勝オッズ別でみると、15倍以上の馬は3頭しか馬券に絡んでおらず、極端な下位人気馬の好走がほとんどありません。単勝オッズ15倍未満の馬を中心に予想を組み立てたいところです。

枠番別成績

過去10年では、6枠よりも内の枠からしか優勝馬が出ていません。特に8枠は不振で、2012年にダコールが3着に入ったのを最後に、一度も3着以内に入っていないです。逆に1枠と2枠からは優勝馬が3頭ずつ出ており、3着内率も高くなっています。内寄りの枠が優勢で、外枠が不振のイメージを持っておきたいです。

前走の4コーナー通過順別成績

福島競馬場は最後の直線が短いので、直線だけでの追い込みは決まりづらいです。それは数字的にも顕著で、過去10年の当レースで4コーナーを8番手以下で通過した馬の連対率は1%、3着内率も6%と低くなっています。

ただし、道中の位置取りを完璧に予想するのは難しいので、前走の4コーナーの位置取りをある程度の目安にしたいところです。前走の4コーナー通過順別成績では、表のように8番手以内か9番手以下かが基準になりそうです。前走の4コーナーを8番手以内で通過している馬の中から、安定して先行できるような馬を狙いたいですね。

優勝馬の父

近年の福島記念はステイゴールド系が強いです。過去7年でステイゴールド産駒が3勝、ステイゴールドの子であるオルフェーヴルの産駒が1勝を挙げています。

それに次ぐのがキングカメハメハ系で、2015年に同産駒のヤマカツエースが優勝、昨年優勝したパンサラッサの父ロードカナロアはキングカメハメハの産駒です。過去7年でこの2系統が6勝を挙げているので、血統に注目してみるのもいいでしょう。

出走予定馬

11月12日時点の出走馬と人気、予想オッズ等を確認して条件に合う馬を確認していきます。

予想

過去の傾向から、まず単勝オッズと枠番、さらに前走の4コーナー通過順から選んでいきます。

◎1番 アラタ

〇7番 サトノセシル

▲14番 ゴールドスミス

△4番 カテドラル

☆8番 ベレヌス

以上のように予想しました。

まとめ

最後にこの記事の要点をまとめました。

  • 大波乱になることはあまりないので低人気馬にはあまり旨味はなさそう

  • 外枠が劣勢で、特に8枠の馬は3着内率も顕著に低くなっている

  • 直線が短いため、前走での位置取りが前方の馬を中心に選びたい

いかがでしたでしょうか?

内枠と先行馬が有利な展開が予想されるので、1番のアラタを軸に考えていくことになりそうです。

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