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いつ、結婚式を実施するか。
結婚式の準備を進める上でかなり重要なテーマです。
そして、そのテーマについては多くのWebサイトで紹介されていますが、私はロジカルな視点からオススメしてみたいと思います。

ざっくりとした時期を絞る

まず2人で、今からどれぐらい先に結婚式を実施できれば理想的なのか、ラフに相談してみるのがいいでしょう。
その相談の際に要点にした方がいいことは、

(1)ふたりの記念日に関連させるかどうか
(2)季節をどうするか
(3)ふたりそれぞれの会社の年度のこと
(4)土日祝、平日のいつが都合がいいか
(5)六輝をどの程度、重視するか

この5項目を念頭におき、2人でカレンダーを見ながら相談していくと、かなり日程が絞れてきます。

ただ、結婚式の日程は式場側の空き状況もあるので、上記の5項目のうち、自分達が重視する順番を決めておくといいでしょう。

日時の重視ポイント 5項目

(1)ふたりの記念日に関連させるかどうか


・ふたりの《お付き合い記念日》
・自分、パートナーの《誕生日》
・プロポーズの記念日
・入籍日

それらの記念日に《結婚記念日》を関連させるかを相談してみましょう。

また、記念日を忘れないように数字の並びで考える方もいます。
例えば、

1月11日など(ゾロ目)
1月23日など(1・2・3 続き目)
6月12日(恋人の日)
7月7日(七夕)
11月11日(4桁ゾロ目)
11月22日(いい夫婦の日)
12月24・25(クリスマス)

などなど。
特に男性は記念日を忘れがちな方も多い?と思うので。
私も結婚記念日は続き目で、おかげさまで忘れずにこれています。

(2)季節をどうするか

結婚式を実施する季節をどうするか。
これは色んな意見が希望・理由があると思います。
私はブライダル人なので、各季節のポジティブな理由をいくつかご紹介しておきますね。

■春がいい理由
 ・気候がいい
 ・ハッピーな季節
 ・春休みがある

■夏がいい理由
 ・元気な季節
 ・夏休みがあるので教職員にオススメ
 ・お花の種類が豊富

■秋がいい理由
 ・1年で一番気候が安定している
 ・和装が似合う季節
 ・仕事が安定しやすい季節

■冬がいい理由
 ・汗かきさんにはベストな季節
 ・秋に前撮りができる
 ・空き状況、費用面でお得

あと、それぞれの季節のネガティブな理由の中で、ちょっとこれだけは念頭においてた方がいいかな、と思うものを箇条書きにしておきます。

・年末年始を含む期間は親族からご意見をいただきやすい

・3月中旬から4月上旬、お子様がおられる世帯では卒業や入学などのイベントがある

・4月末からのゴールデンウィークは旅行の予定を入れる方も多い

・最近は5月から7月の期間に運動会が行われる学校も多い

・お盆の期間は法事などがおこなわれる

・親族の女性陣は留袖という黒い着物を着る可能性が高い
  →夏の日柄は親族からご意見をいただくことが多い

・8月後半から10月上旬までは台風の影響を受ける場合がある

・10月は祭りや運動会など地域行事がおこなわれる

・クリスマスは恋人達の都合もある


(3)ふたりそれぞれの会社の年度のこと

貴方とパートナー、それぞれがお勤めしている会社には事業年度があり、その年度の始まり月は会社によって異なります。
一般的に年度がわりには人事異動も多く、転勤を伴う異動もご自身や招待予定者に発令される可能性もあります。

一例を挙げると、
年度が新しくなってすぐに結婚式を予定している場合、
貴方の直属の上司が変わるかもしれません。
また、貴方自身が部署異動となるケースもあり得ます。
そういった場合、
「旧上司を招くのか新上司を招くのかどっち?
世話になった旧上司は招待すべきだし、したい」とは思うけど
これからのことを考えると新上司にも声をかけないと。。
でも急に結婚式に来てくれっていうのも失礼な話だよな。。
いっそ両方招くか。いやでもその場合・・・」
と色々な問題が派生してくる可能性があります。

そもそも、結婚式の招待状はおよそ3から4ヶ月前には招待者の手元に届いているものなので、直近での招待・参列には双方に負荷がかかります。

また、自営業の方も招待予定者の会社員にはそのような事情があることを配慮なさる方が、より良いですね。

(4)土日祝、平日のいつが都合がいいか

家族婚・親族だけの小規模な結婚式や食事会ウエディングをお考えの方は、平日でもいいよ、というケースも多いのですが
招待者が20名を超えてくると土日祝で結婚式を実施される方が殆どです。

結婚式は挙式の開始時間から披露宴終了のお開きまでおよそ3時間30分。
ですが挙式前には受付があり、
披露宴終了後にはお見送りの時間があり、
二次会もあったりします。
なので、着付けやヘアセットが必要ない列席者でもおよそ5時間を結婚式場で過ごすことになります。

もう一つ考慮するのは、列席者の居住エリア分布です。
簡単に言うと、遠方からの列席者がどれくらいいるのか、です。
地元の友人も、社会人になって日本各地で勤務しているケースも多いでしょうし、父母の実家が遠方であれば親族の多くも遠方ということになりやすいです。

遠方から来る方への配慮を大きくしなければならない事情なら、
・土曜日の早めの時間は避けた方がいい
・日曜日の遅めの時間も避けた方がいい
という結論になりやすいと思います。

土曜日午前の結婚式に遠方から列席しようとする場合、式当日の始発では間に合わなかったり、大事を取って前日入りしようと考える方もおられます。
地元の友人なら、実家があるので前日入りしようとする傾向がより高まるでしょう。

ただ、土曜日の前日は金曜日。一般の企業であれば一週間の締め日にあたります。その方の抱えている仕事量次第では最終の新幹線に間に合うか微妙、最終に乗り遅れたらアウト。となりかねません。

なので、土曜日に結婚式を実施する場合は、遠方の方が当日の朝に出立しても式に間に合う《昼過ぎの時間が人気》となります。

また、日曜日に結婚式を実施する場合、披露宴終了時間が遅くなれば列席者の帰宅時間も深夜となり、翌日のお仕事にお疲れが残ってしまいます。

なので、日曜日に結婚式を実施する場合は、終了時間が遅くなりすぎない《午前からお昼に開始される結婚式が人気》となります。

もし貴方が、【絶対に二次会をやりたい!】とお考えの場合、披露宴終了時間から二次会開始時間までの間が開きすぎると、お疲れ・時間の両面でゲストの負担になってしまいます。

それらの事情から結婚式の日時の希望は偏り、
・土曜日の昼過ぎ
・日曜日の午前
・三連休の初日や中日
にニーズが集中します。

では、希望日時を確保するために早めに式場見学を始めればいのか、というと必ずしもそうではないのがこの結婚式日取り問題の難しいところなのです。

(5)六輝をどの程度、重視するか

六輝とは六曜とも呼ばれ、いわゆる大安とか仏滅といった日柄の吉凶の一つです。
その解釈も様々で、仏滅だからダメという解釈もあれば、そんなことないですよ、という解釈もあったりします。
正月のおみくじで凶が出た時の解釈と似ているかも、です。

六輝は簡単にいうと昔のカレンダーなので、この記事を読んでくださっている世代の方々の殆どは重視されていません。
現代の月曜日から金曜日の七曜を重視される方が圧倒的に多いです。

ただ、結婚式には年配の親族もたくさん来られます。
おじいちゃん・おばあちゃん世代には六輝を重視される方も多く、無配慮というわけにもいきません。

なぜなら、おじいちゃん・おばあちゃんのお家には酒屋さん等からもらったカレンダーが壁にはってあって、孫の結婚式を忘れんように、とカレンダーに○印を入れると思うのです。
そして、酒屋さんがくれるカレンダーの多くには、六輝が記されています。
○印を書くときに、
「仏滅か・・・」
となるか、
「ええ日を選んだね」
となるか。

大切な方のお気持ちに、何かネガティブなものが残りそうなのであれば、やっぱり配慮すべきた、と私は思うのです。

そんなアドバイスを差し上げながら相談した結果、
多くのカップルが
『仏滅じゃなければいいか』
との結論に達します。

一方で、現代の曜日を重視するカップルも多いです。
日曜日が大安なら、ほとんどの日が土曜日は仏滅となります。
カップルに、
「仏滅の土曜日と、大安の日曜日、どっちがいいですか?」
と尋ねると、体感値では約4割の方が
『土曜日の仏滅』
を選ばれます。

貴方の置かれている状況で判断は異なると思いますので、上記の2軸を参考になさってください。

今回の記事はここまでで。長文になってすいませんでした。
最後まで読んでくださってありがとう。
おふたりの結婚式が素敵なもになりますように。


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