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ミュウV MAXのウッウロボについて改めて考える

はじめまして。カツサンド(Twitter@Katsusand_sv)と申します。

採用が当たり前になったミュウV MAXのウッウロボですが、もう1度考え直す必要があるのでは?と思うきっかけがあったため、自分の思考の整理も含めて執筆させていただきます。


かつて採用の可否が問われたウッウロボですが、いまや採用必須となっており、
ウッウロボ非採用のミュウV MAXを握る意味はないとまで考えていました。

しかし先日とーしんさんの
「ウッウロボのデメリットを正確に理解して、メリットと天秤に乗せられるプレイヤーをあまり見たことがない」※1
というコメントをきっかけに、ウッウロボのデメリットってついて考察してみました。

※1原文はこちらの動画を見てください。

https://m.youtube.com/watch?v=6M50jhgzekY

まず、ウッウロボの効果について

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このカードは、自分の手札からグッズを1枚トラッシュしなければ使えない。

コインを1回投げオモテなら、自分の山札から好きなカードを1枚選び、手札に加える。そして山札を切る。

グッズを1枚トラッシュしなければ使用できませんが、好きなカードを1枚手札に加えられるという現在のスタンダードレギュレーションにおいては唯一無二の効果を持っています。

グッズを1枚トラッシュするというのは一見デメリット効果のように見えますが、ゲノセクトのフュージョンシステムによって失った手札を補充することができます。
そのため、コイントスで裏が出た場合でも2ドローに変換することが出来るため、ウッウロボには実質デメリット効果はないと考えているプレイヤーがほとんどではないでしょうか?

実はそこが落とし穴であり、ウッウロボのデメリットを考える上で重要なポイントです。
ウッウロボはコストとしてグッズしか選択出来ません。ミュウV MAXはデッキの半数がグッズで占められているため、必要なコストには困らないですが、今後必要なカードを迂闊にコストとして使用してしまうと敗着につながるケースがあります。


ここでミュウV MAXに採用されているグッズを一通り見ていきます。

・クイックボール/ハイパーボール/霧の水晶

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序盤の展開を支えるカード
中盤以降はバケッチャをサーチしたり、カード持ってこないを選択することでドローに変換することが出来る。

・バトルVIPパス

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1ターン目にしか使用できないため、各種ボールやウッウロボのコストとして使用することが多い。

・スマホロトム

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実質山札の上から5枚のうち好きなカードを持ってこれる。

・ポケモンいれかえ/あなぬけのひも

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ミュウV MAXを2体立てられなかった場合やゲノセクトを縛られた場面に使用することが多い、1試合に4枚使うことは稀。

・パワータブレット/こだわりベルト

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ミュウV MAXのデッキを支える貴重な打点補助カード。

・やまびこホーン

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主にジュラルドン対面で使用する1枚。
博士の研究でトラッシュに送られたVポケモンを狩ることも可能。

・ともだちてちょう

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クイックボールはハイパーボールでコストにしてしまったボスの指令やカミツレのきらめきを回収出来る。サポートの枚数を減らしてともだちてちょうを採用することで、ウッウロボのコストに出来るカードを増やせる。

・回収ネット

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バケッチャをバウンスすることで再利用したりベンチ枠を広げる。


基本的にはこのあたりのカードが採用されていると思います。

このなかでウッウロボのコストとして優先的に使用出来るグッズはどのくらいあるでしょうか?

個人的にはバトルVIPパスのみと考えています。
ただ、やまびこホーンと回収ネットは使用しないゲームもあるため、これもコストにしやすい部類のカードです。
入れ替え札、スマホロトム、ともだちてちょうは比較的コストにしやすいカードではありますが、ゲームの大局観を読みながら選択する必要があります。

各種ボールは中盤以降に不要な手札を切りながら山札を掘り進めていくリソースカードとなります。序盤で不用意にコストとして吐いてしまうと、手札の入れ替えが上手くいかず必要なカードを引き込まなくなる要因となります。
なるべくならコストにしたくないですが、絶対に切ってはいけないカードではありません。

パワータブレットとこだわりベルトも基本的にはコストにしないカードになります。ただし、非エク対面の場合はこだわりベルト不要のため優先的にコストにできます。

以上より、ウッウロボ採用のデメリットとしては、次の2つが挙げられるのかなと感じました。

▪️コストに出来るカードはかなり制限がある
▪️ゲームに有効なカードを使用できなくなる可能性がある

つまり、ウッウロボ採用するにあたっては
コイン表なら好きなカードを1枚
コイン裏なら2ドロー
というメリットだけでなく、
上記のデメリットを把握してしたうえで、そのときの状況や後の展開を予想しながらコストを選択する繊細なプレイおよび構築が求められます。
もしかしたらウッウロボ最大のデメリットは、デッキのプレイ難度を上げているところなのかもしれませんね。


以上がミュウV MAXのウッウロボについて改めて考察した内容となります。
ここは違うよとか、こういう考え方もあるみたいなのあればコメントいただけると助かります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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