SNSの海を揺蕩うこと13年、1つのメッセージボトル

「突然ですが、あなたの長所は何ですか?」



この質問に、あなたはすぐ答えられるでしょうか。また、どれくらいの数挙げられますか。

履歴書や面接でおなじみの話題ではありますが、ここでは相手を想定せずにただただ自分のためだけに、わがままに考えてみてください。







何か思いつきましたか?
優しい、オンとオフがしっかりしている、自分の意見をはっきり言えるetc.様々なものがあると思います。一方で、何も思いつかなかった人、思いついたけど長所と言える自信がない人も居ることでしょう。

まあ長所=自分の好きなところ、なので列挙することに後ろめたさを覚えるというのも珍しくないかと。日本に限って言えば、少し前まで「恥の文化」が悪い方向に作用していたと言いますか、ナルシシズムと捉え揶揄する風潮が蔓延っていた印象です。最近ではSNSを通じて自己肯定感を肯定する世代が目立ってきてはいるものの、対面時にも同じようにいられるかというと・・・?わかりませんね。




SNS社会、と言われるようになってかなりの年月が経っていますが、これによってインフルエンサーやフォロワーの多いオタクの存在が目立つようになりました。そのような人たちを通じて情報やノウハウ、解釈等を得やすい環境になりましたね。現にわたしも多くを学んでいます。

ただ、そのような人たち、特にフォロワーの多いオタクは大多数のオタクから見ると「数字において自分より優れている同じ界隈の人」になりやすいです。例えるなら、芸能人などに抱く「雲の上の存在」のように線引きしづらい。そうなると憧れと同時に劣等感も次第に積もっていくものです。嫉妬や妬みも増えることでしょう。オタクって解釈違いとか起こしやすいし意図せず苦手になってしまうこともあるので(小声)。

そんなこんなで他人や自身のことで悩んで気分が沈む、なんてこともザラなわけで。だからこそ自己肯定感というワードがメンタルヘルス関連と共に叫ばれるようになってきたのかもしれません。 ※個人的な印象

実際に自己肯定感が持つ力は強大なものだと思います。心にギャルを住まわせることがライフハックの1つとしてよく謳われていますが、アレ本当にそう。ギャルマインド最強。ゲームのステータスだと他人への優しさが回復能力ならギャルマインドは自己治癒を伴う防御力、でしょうか。優しくても自己肯定感低かったり対人ストレス耐性低かったらそれは低防御。攻撃されたら一発。脆いですよね。しかもゲームと違ってヒーラーもディフェンダーもほとんど自分の役割なんですから。気の強さって多少は必要です。これから先。

それにですよ、よく考えてみてください。オフで何度も会うほどの仲になった相手ならまだしも、SNSで見かける人のほとんどはモブです。有名人であっても知り合うことって珍しいです。

素性の1割にも満たないレベルでしか知らないであろう人間を一方的に見て一方的に嫌って疲れるってよく考えたらまあまあな愚行じゃないですか?

他人に疲れる暇あったらその分好きなことしてQOL上げましょうや。

少し離れると、それまで依存気味になってたことって案外そうでもなかったりします。自分にフォーカスを当てて自分自身を知る時間を作ってみてください。好きなこと、苦手なこと、嫌いなこと。リラックスできること。

自分を守って、癒す手段がもっと見つかるかもしれません。一見しょうもないような長所が「心を守る」という点において強みになるかもしれません。

SNS社会だからこそ、ネットでもリアルでも自分へのステ上げや武装は強化していきたいものですね。わたしも。





ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。お疲れ様です。起承転結も結局何が言いたいのかもわたし自身わからなくなってしまいましたが、何か感じたものがあると幸いです。
以上、長所は「チョロい」な多趣味オタクの独り言でした。

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